猫耳メイドさん、仏様を拾う。

第9話(閑話休題)熱湯で火傷すると痛いって言うけど、それって幸せな証拠やん!!

✤今回のお話は性的な描写が中心です。苦手な方は「前の画面」へ戻ってください。

1. 騒動の幕開け

ハマーは湯船でリラックスしながら、休日の静寂を満喫していた。普段はトイレにこもりがちだった彼にとって、この時間は貴重だった。

「俺って、実は甲賀忍者の末裔らしいんだよな…」

そう独り言を呟くと、自然とため息が出る。高校に入学してから1か月後、自分が「呪われた家系」であることを知った。

「昔、俺の先祖が女の子に手を出しすぎたらしい。それで、女の子を見ると腹が痛くなる呪いをかけられたんだ…」

呪いに気づいたのは、友人たちとトランプで遊んでいたときのことだった。負けたハマーは罰ゲームとして、クラスの委員長に告白することに。

「委員長？じゃあ、ハマー、委員長に告白な！」

友人に背中を押され、しぶしぶ近づく。意を決して声をかけたその瞬間、委員長が足を滑らせて転倒。その拍子にスカートがめくれ、幼稚なキャラクターが描かれた下着が露わになった。

「……幼女パンツ？」

その瞬間、ハマーは激しい腹痛に襲われ、それ以降、女の子を意識するだけでトイレに駆け込む日々が始まった。

2. 呪いと救い

そんな生活が一変したのは、ある日「ダイヤモンド☆紙オムツ」という不思議なアイテムに出会ったからだった。このアイテムを使うことで呪いが封印され、腹痛から解放されたのだ。

今では亜依の師匠である瑠美さんの元で働き、がむしゃらに努力を続けている。

「つい最近までニートだった俺が、こうやって社会で頑張ってるなんてな…」

今日は日曜日。久々の休日に、ハマーは朝から湯船に浸かっていた。

「あ～、昼間から風呂って贅沢だなぁ」

体も温まり、半身浴で汗が滲んできた。ふと、申し訳なさが胸をよぎる。

「でも、そろそろ…すずちゃんには悪いし出るかな」

その時、突然脱衣所の扉が開いた。

3. 騒動の始まり

「えっ、ちょっ…誰だ!? なんでここに!?」

驚いて声を上げるハマーの目に飛び込んできたのは、純白の着物を纏ったミロクの姿だった。彼女は静かに頭を下げる。

「すまぬ…主殿、間違えたようじゃ…」

「間違えた!? 男性用だって札が掛かってたろ！」

「えっ、あれは『入れ』という意味ではなかったのかえ？」

「なんでそうなる⁉️」

慌てるハマーをよそに、ミロクは湯船に近づき、小さな桶を手に取る。

「主殿、湯加減はどうじゃ？より快適にせねば…」

「いやいや、快適じゃなくていい！桶持ってる時点でおかしいだろ！むしろ出てけぇ！」

彼の制止を無視し、ミロクは湯船に熱湯を注ぎ始めた。

「熱いってば！頼むから勝手にサービスするな！」

4. 混乱の連鎖

さらにミロクは「清めねばならぬ」と言いながらシャワーを使い始めた。しかし水が勢いよく吹き出し、彼女自身がびしょ濡れになる。

「しまった、濡れてしまった…」

着物が濡れて透け始め、体に張り付く。

「やばい！それは透けてる！早く着替えろ！」

「着替えねばならぬな…」と呟くと、ミロクはその場で服を脱ぎ始めた。

「ちょっと待て！なんでここで脱ぐ!? 外でやれ！」

5. 絶体絶命

その時、ミロクが足を滑らせ、湯船に倒れ込みそうになる。「危ない！」と咄嗟に支えたハマーだが、触れたのは柔らかい感触だった。

「…えっ？これ、何!?」

ミロクは涙目になりながら呟く。

「やはり…男性というのは狼なのじゃな」

「待て！誤解だってば！」

その時、浴室の扉が再び開いた。

6. どんでん返し

「私も風呂勝手に入るで、ご主人様」

現れたのはバスタオル一枚の亜依だった。状況を把握した彼女は静かに一言。

「次は私も混ぜてよ」

「はあ!?」

硬直するハマーとミロク。亜依は首を傾げながら続けた。

「冗談が通じないタイプやね」

7. 修羅場の到来

さらに混乱が続く中、亜依の挑発にハマーはバランスを崩し、湯船から飛び出す。とっさに支えた亜依の手が掴んだものは――

「お、ご主人様、元気やなぁ…」

「掴むなぁぁぁ！」

亜依の言葉に追い打ちをかけるように、ミロクが真顔で呟く。

「そんなことができるのか。次は私も試したいぞ」

「試すな！もう黙れぇぇぇ！」

8. ゴミを見る目

なんとか二人を浴室から追い出したハマーだったが、その先で全てを目撃していた樹奈とすずの冷たい視線が待ち構えていた。

「…不潔」と、冷ややかに呟く樹奈。

すずは博多弁で続ける。「ほんと、いつもごめんね。この淫獣止めとったんやけど…」

裸の亜依とミロクを引きずる二人を見送りながら、ハマーは湯船の中で項垂れた。

「もう…俺の人生終わった…」

これで完成です！文法を整え、会話や行動の流れを自然に仕上げました。