第32話 (閑話休題)ドラゴンの呪い!胸を捨て筋肉を得た女
ミロク様、驚愕の進化! ~「ドラゴンの乳」と胸事情の波乱~
やっほー、宇佐美ララです!今日は、わが家のちょっといや、めちゃくちゃ笑える(いや、笑えない?)胸事情についてお話ししちゃいますね。
1. ミロク、Hカップへの衝撃進化!
朝からリビングに響き渡る、ミロクちゃんの嘆き声。何があったかって?それが――。
ミロク:
「ひじゃと!?わらわの体が何のためにあるのかわからぬ!これでは仏ではなく、まるで豊穣の神ではないか!」
はい、そうなんです。さやりんが入れた「ドラゴンの乳」入りお茶の影響で、ミロクちゃんの胸がとうとうHカップに到達してしまったんです!
私と瑠美お姉ちゃんは、最初ミロクちゃんが胸を押さえながらパニック状態になっているのを見て、「まあまあ」とか言おうと思ったんだけど――つい笑っちゃいましたよね。
瑠美:
「でもさ、ミロクちゃん。それだけ胸が大きくなると、なんだかありがたみが増した感じしない?」
私:
「うんうん。むしろ拝む対象として、新しい信仰の形が生まれるかも!これは宗教的にアリ?それともナシ?」
すると、ミロクちゃん、顔を真っ赤にして叫びました。
ミロク:
「わらわを新しい教祖扱いするでない!この乳房に宿るのは仏の教えではなく、ドラゴンの呪いじゃ!」
…いやいや、そこまで言わなくても。でもね、結局その日、ミロクちゃんは一日中その胸の重さと存在感に戸惑いっぱなしでした。
私の悲劇――AAカップの地獄
そして、私にも「ドラゴンの乳」の影響がやってきたんです。
夜、こっそり「もしかして……」なんて期待しながら、そのお茶を飲んでみたんですよ。控えめな胸がちょっとでも成長すればいいな、なんて思って。で、ワクワクしながら鏡を覗き込んだら――
私:
「なんでええええええ!!!???」
そこに映っていたのは、まさかの「AAカップ」。そう、減ってるんです。控えめだった胸がさらに小さくなるなんて、そんなの聞いたことあります!?
私:
「飲んだらせめてBくらいになると思うじゃん!?なんで減るの!?AAってなに!?この世に存在しないと思ってたのに!!」
絶望で震える私を見て、瑠美お姉ちゃんとミロクちゃんがついに反応。
瑠美:
(こらえきれない笑い声)
「ララ…それはきっと『無限の可能性』が凝縮された結果なんじゃない?」
ミロク:
(手を合わせながら、真剣な顔で)
「お主の胸は『永遠の0』を超えて、新たな境地に至ったのかもしれぬ……尊い……」
私:
「尊くないから!これはただの不幸だから!!」
そう言って、私は怒り心頭でさやりんを追いかけ回しました。その日、宇佐美家は文字通りの騒音地獄でした。
「ドラゴンの乳」の呪い、その真相は?
翌日、さやりんを追い詰めてようやく話を聞けました。
さやりん:
「あの、その…ごめんなさい!『ドラゴンの乳』ってすっごく栄養価が高いんですけど、人によって反応が違うみたいで~!」
瑠美お姉ちゃんが冷静に突っ込みます。
瑠美:
「つまり、ミロクちゃんの体は“ドラゴンの乳”の栄養を吸収して、あのサイズに成長したってこと?」
さやりん:
「はい!礼子さんの“聖属性”と相性が良かったみたいで、こんなすごい効果が出ちゃったんです!」
私:
(食い気味に)
「じゃあ、私は!?なんでAAカップになったの!?どういうことなの!?」
するとさやりん、申し訳なさそうに言ったんです。
さやりん:
「た、多分…ララさんの体が“逆属性”だったから、栄養を吸収するんじゃなくて削ぎ落とす方向に反応しちゃったのかも…。」
私:
「そんなの聞いてないよおおおおお!!」
怒る私を瑠美お姉ちゃんとミロクちゃんがなんとかフォローしようとするんだけど――それが全然フォローになってない!
瑠美:
「まあまあ、ララ。AAカップだって貴重な存在よ。これからの可能性が無限に広がってるって考えれば…」
私:
「それ全然フォローになってないから!!」
ミロク:
(手を合わせて)
「ララよ、そなたの胸は“空”を象徴しておるのかもしれぬ……。まさに宇宙を宿す神秘!」
私:
「宿してないから!!もうこれ以上いじらないで!!」
騒がしい日常、宇佐美家は今日も元気!
その後、さやりんは平謝りしながらお茶を片付け、私は怒りながらも笑って許すしかありませんでした。結局、この家で何があっても、みんなで笑い合えるのが一番なんですよね。
でも次は、「ドラゴンの乳」を使ったお茶は絶対に飲まない!って心に誓いましたよ、ほんとに。
騒然!さやりんのバストサイズ暴露事件
どうも、宇佐美ララです!今日もわが家ではさやりんが原因で大騒ぎ。さてさて、どんな展開が待ってるか、お楽しみに~!
1. さやりん、バストサイズ暴露の危機
それは、何気ない会話から始まったんです。私が唐突に問い詰めました。
私:
「ねぇ、さやりん。あんたのバストサイズ、教えなさいよ!」
突然の質問に、さやりんは目を泳がせてあたふた。
さやりん:
「いやですよ!なんでそんなこと教えないといけないんですか~!」
でも、私のこの手が引くわけないんですよね。にっこり笑いながら一歩前に詰め寄ります。
私:
「いいの?この前の“アレ”をミロクちゃんにバラすわよ❤︎」
その一言で、さやりんの顔は真っ青。バレたくない何かがあるのか、手をブンブン振り回しながら必死で否定し始めました。
さやりん:
「わ、わわわ!なんでもないですから!それだけは勘弁してください!」
ちょうどその時、隅っこで次の配信準備をしていたミロクちゃんが、ふと顔を上げました。
ミロク:
「ん、わらわになんか用かの?」
その声に、さやりんは驚きすぎて飛び跳ねそうに。慌ててミロクちゃんのほうに振り返り、取り繕います。
さやりん:
「なんでもないですよ!なんでもないですよ!ミロク様はお気になさらず~!」
ミロク:
「ああ、そうか。それなら良いのじゃが。」
興味なさそうに再び作業に戻るミロクちゃん。それを見て安心したのか、さやりんは胸をなでおろしていましたが――私は逃しません!
私:
「さて、分かったわね?さっさと教えなさいよ。」
さやりん:
(小声で)「……分かりましたよ。教えますよ。」
その返事を聞いて私は満足げに頷きます。
私:
「宜しい!それでこそ、私の後輩よ❤︎」
観念したさやりんがぽつりと答えました。
さやりん:
「……Fです。」
2. ララ、衝撃の真実に絶叫
その言葉を聞いた瞬間、一瞬、私は時が止まった気がしました。でも次の瞬間――
私:
「は!?Fですって!?なんであんたみたいなドジっ子がそんなサイズなのよ!?おかしいでしょ!!」
思わず叫んじゃいましたよね。だって信じられます?あのさやりんがFカップって。
さやりんは得意げに胸を張って、にっこり笑います。
さやりん:
「えへへ~。見た目より機能的に成長してるんですよ♪」
私:
「機能的ってなによ!?それ絶対嫌味でしょ!!」
怒る私を見て、瑠美お姉ちゃんが紅茶片手に近寄ってきました。冷静に状況を把握した彼女は苦笑い。
瑠美:
「ララ、落ち着きなさい。さやりんのバストサイズなんて気にしても仕方ないわよ。それに、あんたは“無限の可能性”を持ってるんだから。」
はい、また出ました、“無限の可能性”。これ、フォローになってると思います?
私:
「またそれ!?もうその“無限の可能性”って言葉聞きたくないから!!」
3. さやりんの謎フォローとミロクの呆れ
私が絶叫していると、さやりんが申し訳なさそうに肩に手を置いてきました。
さやりん:
「ララさん、大丈夫ですよ。ドラゴンの乳、おかわりしますか?」
私:
「飲むわけないでしょおおおお!!」
そんな私たちのやり取りを、隅っこで静かに見ていたミロクちゃんが、ぽつりと一言。
ミロク:
「やれやれ、下界というのは本当に騒がしいものじゃのう……。」
…いやいや、ミロクちゃんが冷静でいられるのはいいけど、こっちは本気でやってるんだからね!?
ララの執念とさやりんの忠告無視!奇跡のAAA達成の顛末
どうも、宇佐美ララです!今日もまた、わが家の平和(?)をかき乱す事件が起きました。その始まりは、さやりんの“胸成長”に私がツッコんだ一言からでした――。
1. なぜかFに成長したさやりんの胸
私:
「あんた、この前Dだったじゃない。なんでFなのよ!!」
怒りに震える私の視線を受けて、さやりんはしどろもどろになりながら慌てて手を振り始めました。
さやりん:
「え、えっと、それはですね…これのおかげです‼️」
そう言いながら、彼女が胸元から取り出したのは――
さやりん:
「サイズ補正ブラジャーです!」
自信満々に胸を張るさやりん。そして、その“すごいブラ”について説明を始めます。
さやりん:
「これ、つけてるだけで聖のエネルギーをバストサイズに還元してくれる優れものなんですよ~♪」
その説明を聞いた瞬間、私の目が怪しく光りました。
私:
「…そのブラ、貸しなさいよ!」
2. ララ、ブラジャーを奪い取る
そう言うが早いか、私はさやりんに飛びかかり、無理やりそのブラを奪い取りました。
さやりん:
「あっ、ララちゃん!それはダメですってば~!」
でも、そんな忠告なんて聞く耳持たず。手にしたブラをじっと見つめる私。
私:
「何がダメなのよ!あんた、ここに来た時は私と同じサイズだったじゃない。あんただけ抜けがけして…ズルい!」
さやりんは焦りながら必死に弁明します。
さやりん:
「それは…努力の成果で…いや、違う!本当にダメなんですってば!」
でも、私はその場でブラを装着しちゃいました。
私:
「あれ?大きいかなって思ったのにジャストサイズじゃん。しかも、締め付け感がないから楽だわ~♪」
その様子に、さやりんは冷や汗をかきながら警告を続けます。
さやりん:
「もう何が起きても知らないですよ💦 本当にヤバいんですから!」
でも、私はそんな彼女の声に耳を貸すことなく、満足げに鏡を見つめていました。
3. 一週間後の悲劇
さて、一週間後――期待に胸を膨らませるどころか、衝撃の事態が私を襲いました。
私:
「あれ?全然増えないじゃん。腕の筋肉は増えてるのに……。」
そう呟きながら鏡を見ると、なんと腹筋が6つに割れているではありませんか!
私:
「えっ、腹筋が割れてる!?なんで私、こんなムキムキになってるの!?」
驚きつつも、腹筋を触る私。しかし、次に問題の胸を測ると――
私:
「……見事、AAAを達成!!」
その場に崩れ落ちながら、私は呆然としました。
私:
「なんでぇぇぇぇぇ!!???」
4. さやりんの忠告の真実
私の絶叫を聞きつけたさやりんが、慌ててリビングに駆け込んできました。そして、状況を理解すると、申し訳なさそうに頭を下げます。
さやりん:
「あの…ララちゃん。だから言ったじゃないですか。そのブラは普通の人がつけると、バストサイズを筋肉に還元しちゃうって…。」
私:
「そんなこと聞いてないわよ!ていうか、最初に言いなさいよ!!」
さやりん:
「ちゃんと言いましたよ!?ただ、聖のエネルギーをどう活用するかは人それぞれで…その…ララちゃんの場合は、なぜか筋肉に…。」
5. ララ、謎の腹筋を手に入れる
どうやら、“聖のエネルギー”をどこに還元するかは個人差があるらしい。つまり、私の場合は「筋肉に還元されてしまった」というわけ。
私:
「こんなムキムキの腹筋なんていらないのよ!!それより胸を返してよ!!」
さやりんは申し訳なさそうにしながらも、小声でボソッと言いました。
さやりん:
「でも、その腹筋、すごく綺麗ですよね~。ちょっと羨ましいかも…。」
私:
「羨ましがらなくていいから!それよりこのAAAをなんとかして!!」
ララの結論
結局、さやりんのサイズ補正ブラジャーは、私の期待を打ち砕くものでしかありませんでした。次は絶対に使わないと誓いつつも、もしかしたらまた試しちゃうかも――?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます