第58夜
「じゃあバアちゃん、俺はどうなの?俺には能力はあるのかな?」
「ユーちゃんはまだ分からないわ。ユーちゃん自身に何か心当たりみたいなものがあるかしら?何となく予感がするとか?相手の気持ちが分かるとか?」
「えーっ急にそんなこと言われても・・・・・でも強いて言うなら試験前に勉強をしているときに、これは絶対に試験に出るって思う事がある。そうすると必ずそれは試験に出るんだ」
「母さん、どうなの?ユーちゃんの今の話、予知能力とかにならないの?」
「浅子、それだけじゃ分からないわ。ユーちゃんももう19歳。そろそろ確認をしてみる時期かもしれないわね」
「母さん、もしかしてあのテストをするつもり?ユーちゃんに・・・・・」
「そうよ、代々我が家に伝わる『御力乃試』で私も、夕子も、浅子も能力を確認してきたのだから。ユーちゃんさえ良かったら試しをしてみたいの」
「分かった。バアちゃん、俺に超能力があるとは思えないけど、やってみるよ」
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