第55夜

 「浅姉、心配するなよ。何時だって何があったって、俺が絶対にバアちゃんと浅姉を護るから」


 「ユーちゃん、ありがとう。今の一言を一生忘れないわ。私もそして浅子も」


 「ユーちゃん、ありがとう。もしユーちゃんや母さんに何かあったら、私の命をかけて守るからね」


 「何時もは口には出さないけど、風神家は3人、みんなで助け合ってして生きていこうっていつも思ってるんだよ」


 「さすが風神家の大黒柱ね。ユーちゃん本当に立派な男に育ったのね。母さんの教育かな、それとも私の教育かしら(笑)」


 「バアちゃんと浅姉の2人のおかげだよ。いつだって感謝してるんだから」


 「さあ、ユーちゃんも浅子も、せっかくケーキを買って来たのだから一緒に食べようよ。お客さんが来たら食べられなくなっちゃうから」


 「はーい、じゃあお話はこれまでにして、ケーキ食べよう。ユーちゃんマスター、とびっきり美味しいコーヒーを3つお願いね」

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