第19話 目を覚ませ!!!!!
りなに、ひっぱられ、研究所の外に出た。研究所は?どこに?
【りな、研究所から出てきたよね?戻りたいんだけどさ】
【はると、あのね、ここ映画館とレストランがあるショッピングモール!知ってるでしょ?】
ショッピングモール!よく見ると新しいけど、見覚えがある。じゃ研究所は?
【はると、質問!何でスーツ着て映画館にいたの?】
【あの映画を見に来た訳じゃない。スーツは出勤していたから。りな、悪いけど俺、研究所に戻らないと。ところでさ、今、西暦※※※※年だよね?】
【はぁー?※※※※年ですけど?やっぱ病院行こう?言い方変えるけど、かなり老けてるよ。高校生には見えないっていうかさ】
【言い方変わってないね。ごめん、ちょっと混乱していて…とりあえず後で連絡するね】
【ちょっと、はると!!】
りなと別れて、研究所へ。
西暦10年くらい前だった。夢を見てるのかな?
それとも、本当にここは10年前なのか?
………………………研究所………………………
ここは、やはり少し新しい。とりあえず所長に聞いてみよう。休日な訳無いよな?月曜日だよな?
誰もいない感じだけど、ここにしか頼れない。
【あのー、何かありましたか?今日は誰も出勤してないですが…どちら様でしょうか?】
さきさん!良かった!若い!若すぎる!
【さきさん、実は休憩中に…】
全てを丁寧に話して伝えた。さきさんは、
【解りました。不審者って感じもしないので、所長に確認してここに入れるかどうか…私はあなたのこと知らないので、少しお待ち下さい】
【はい…よろしくお願いします】
こんなこと、普通の人が聞いたら変人だと思われるね。未来人ってことだもんな。
………………………数分後………………………
【所長もすぐ来ますので、応接室でお待ち下さい。あと、内部には機密情報たくさんあるので、携帯お預かりします。金属探知機を通ってください】
【はい、お渡しします】
【ん、これは!スマホですね!ちょっと確認させてもらってよろしいでしょうか?】
【はい、ロック解除します。指紋なのでちょっといいですか?解除しましたよ、どうぞ】
さきさん、何驚いてる?
【解除しました。どうぞ】
【あなた…何でこんなに知らないアプリを、それにアンテナ電波入ってないですね】
【あっ!入ってない…この辺電波飛んでいたはずですが…】
所長が登場…やはり少し若いな。
【さき、お待たせ!こちらの方?応接室のまだご案内してないのか?】
【所長、こちらの男性はこれを…】
【ん、スマホじゃないか?それで?】
【見たことないアプリだらけで…】
所長はよーくよーく調べて…スマホを返してから、
【ちょっと、ここには入れられないな】
ちょっと入れないって?そりゃないよ〜
【そんな〜、困ります。開かずの扉から外に出てしまって、やっとここまで帰って来て…】
所長とさきは見合わせて、
【開かずの扉?研究所の?どの辺りか説明出来るか?】
【はい、こんなんで解りますか?】
所長のメモに、ざっくりと書いてみせて。それを見た所長は、
【さき、連絡つく限りの人の緊急招集して】
【はい】
暫く研究所の眼の前の海で、ボーとして、何でこんなことになっちゃんだんだろ。開かずの扉開けなきゃ良かったな〜
みさのことも知らなかったな、りな。もう後悔しても遅いってのは解るけど、どうしたらいいのか。
みさ、会いたいよ。
【お待たせしました。研究所へどうぞ】
やっと入れる。
………………研究所応接室………………
おおっ、たくさん集まってる!みんな、レイジ!あれから大変だったな。さきさんの飲み相手。
るいさん、ユキさんも…か、可愛い!よく見たら20歳くらいなのか?るいさんはだいぶ幼い雰囲気。
【まず、君がここに来た理由を再度説明してくれないか?みんなにも聞いてもらいたい】
【ここの開かずの扉を開けてしまって、鍵かかってなくて、そうしたら、こんなことに。本当にここら過去なんですか?】
所長、さきさん達がざわつき、所長は、
【開かずの扉の場所、きみが未来から来た、この関係性は合ってる。ここに来る間、きみが知ってる人と合ったか?】
【はい、りなという幼なじみと。ただ高校生とのことでした。年齢は高校生ではありえないんですが、私と同い年なので】
所長は、とても表情が固くなり、
【ユキ、そのりなさんをここに連れてきて】
【解りました。えーと、あなたの名前は?】
【はるとです。ユキさんとも面識あります。たぶん、未来でということになると思います】
【はるとさん、りなさんの写真とかないですか?】
【このスマホに】
【ありがとう。連れてきます】
りなを連れてくるって、どういうこと?
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