第10話 オールスター

 ビーチに戻り、さきさん達と合流。まだ飲んでるの?寝てなかった?


【は〜る〜と〜、みさを連れ出してどこ行ってたの?もうすぐサンセットクルーズだからね!うろちょろすんなよ!】


 さきさんのアクティビティ、半端ない。ハード過ぎる。それにそんな酒のんでサンセットクルーズ?


【今日は中止にしたほうがいいんじゃないですか?無理でしょ?そんなに飲んでいたら】


【はると達、海の醍醐味解ってないね!酒だよ。何よりもこれが大事!ねー、レイジ】


【同意出来ないっす!おえっ、俺、サンセットキャンセルするっす】


 レイジ、酔いがかなりまわってるね。危ない、危ない。乗ったら…想像やめておこう。


【えー、中止にするの?〜乗りたい〜乗りた〜い】


みさ、本当にキャラ変!変わり過ぎ!


【みんな、行ってくればいいっす。俺。ホテルに先に行ってます…オエッ…】


【じゃ、レイジのみキャンセルね。あと、一応連絡してあるけど、間に合えば所長とユキも来るから。るいは彼氏連れてくるかも。間に合えばね、あと悪友もね】


 おおっ、それはにぎやかになるね。サンセットクルーズか…本音言えばみさと二人で乗りたかった〜


【時間まで飲んでる?はると達も】


【俺たちは飲まないです。それにさきさん、それ以上飲んで吐いても面倒見ませんよ】


【えー、そうなの?ユキ早く来て〜】


 面倒見てもらう前提で飲むなよ!もう。面倒だな、この人。るいに内緒って話あったから、何が何でもバレないようにしないと…


 ここの海、何か不思議と落ち着くな。波の音、何時間でもいたい…前世は海洋生物だったかな?


【みさ、本当にここいいよね!やはりこの海を見ながら働くよ】


【現実は厳しいかもね、だって土日無いでしょ?休み合わなくなる…寂しいな】


 そうだよね、そこは大きな問題だ。でも、そこは乗り切っていかないと、やっと掴んた夢だから。


【みさ、おいで】


肩に手をまわして、不安を取り除くように…


【変わらないからね、ずっとみさのことだけ…】


【はると、私も…同じだから】


………………………………………………………


照れちゃうね。こんな気持になれるなんて!


【あのさ~イチャイチャやめてくんない!】


 さきさん、それは出来ません。みさのこと大好きなので。


【おーい!サンセットクルーズまだでしょ?】


【みさき!良かった!間に合ったね。さっき言ってた悪友ね】


【さき、何悪友って!…とりあえず、はじめまして~みさきです。あれ?彼氏は確か研究所にいたよね?】


 みさきさん。名前は聞いたことあるけど、研究所で会ってなかったな。


【はるとです。出向で研究所に。こちらは、同僚のみさです】


【みさです。よろしくお願いします】


【えー、はるとくんの彼女?すっごく可愛い!さき、残念だったね。はるとくん、お気に入りだったのにね】


【みさき、うっせーな、黙ってろ!】


【はい、はい】


 お気に入りだったのですか!有り難いけど、すみません。さきさんは…無理です。強すぎるので…


 みさきさん、これで、ここ場所に、みさ、さきさん、みさきさん…ややこしい…


さきさん、🍺飲みながら、みさきさんを見て、


【みさき〜何そんな攻めてる水着…あー、そうか!はるとやレイジがいるって言ったから!なるほどね!】


【はぁー?お前も攻め過ぎるだろ、何だよその格好!年齢考えろって!】


【そこ関係ねえーだろ!外出ろ!てめー】


【ここ外ですけどね〜】


【てめー!呼んでやったのに、何だよ、その態度!】


 いつものパターン。もうメンドクセー!研究所の人達っていうか女性陣個性強すぎ…


【はると、止めなくていいの?】


【さすがにビーチで水着で喧嘩して手を出したりしないと思うよ。もし、そうなったら…二人で逃げようね】


【意外…はると】


 こういうこと。研究所では当たり前だからね。だいたい、さきさんが絡んでる。性格なのかな?










  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る