第9話 みさのキャラ?

 日焼け止め効かないくらいの日差し、若ければ気にしなかったがラッシュガード来てない部分の日焼けが凄いこと。


【みさ、日焼け大丈夫?手の届かないとこ、塗ろうか?】


【お願い。はると。首のとこ】


【🆗】


 みさ、ラッシュガード着てるとはいえ、首元は確かに焼けてるね。おおっ、ラッシュガードとの差が凄い。日焼けくっきり!それに綺麗だ…


【はると、くすぐったい!】


【ごめん、ごめん。とりあえず塗れたよ】


 さきさん、レイジ、この炎天下で寝ている。🍺だな。良かったよ、飲まないで!さんざん飲まされそうになったが…回避!みさと散歩しようっと!


………………………ビーチの端………………………


【みさ、ここ静かだね】


【うん!来て良かった!とっても楽しかった。さきさん大丈夫かな?かなり飲んでいたね。はると、心配じゃないの?】


【レイジついてるから。大丈夫でしょ】


 みさと最高の夏の思い出が出来た。少し不安そうな表情になるね、みさ。気になっていたが、アクティビティでは笑顔になってたけど。


【みさ、何か不安あるの?】


【うん、はると、もう一人になるの嫌だよ】


 何で急に?何のこと?不思議そうに見つめていると、ぼそっと、


【こうしてることが当たり前でなく、本当に幸せって思える。だから失うこと考えると不安に…】


【そんな日が来るかもね、みさ】


【はると…やっぱり…そうなんだ。そうだよね、先のことは、解らないもんね】


【だってさ、明日事故に合うかも知れないじゃん、誰だって不安だよ。でもね、少なくとも今の俺は気持ちが離れるとは思ってないからね】


【ありがとう…】


 繊細な人なんだな、みさ。ヤキモチ焼だけど、こういう人は心地良い!凄く嬉しい!


みさの手を握って、


【来年もここに、来ようね。それにさ、来年は俺がここのホテルで働いてるかも知れないから。招待するよ。その時は、みさだけね】


【スイートがいいな!】


【それは…無理だろうな。スイーツなら🆗】


【スイーツ???】


【みさ、ごめん。聞かなかったことにして】


 通じなかったよ。これほハズい!こういう空振りが痛いね。通じないの切ない…


みさは、見渡して、


【ここ、誰も来ないね。なんか緊張してきた…】


そんなこと言われると、確かに、


【緊張するね】


 沈黙がしばらく続いて、ちょっと気まずいやら、恥ずかしいやら、困った…何か話さないと。


【先のことは見えないって言ったけどね、みさとずっとずっといたいなーって、会えば会うほど想いがつのるって感じ、わっ!どうした!】


みさがしがみつき、強い、強すぎる力だ!


【はると、最高だよ!最高の彼氏…】


大袈裟な、力が強すぎる。これにはびっくり。


【ちょ、ちょっと、もう少し力を緩めて…それに汗かいてるから抵抗あるよ】


【あっ、ごめんなさい。私が汗臭かった?】


【みさが汗臭いわけないじゃん!こちら側の問題です。さっきから海入ってないじゃん。暑くて…】


【全然臭くないよ、クンクン】


やめて〜匂い嗅ぐなんて!こんなに汗かいてるのに…


【みさ、寂しがり屋なんだね】


【それ今気がついたの?有名だよ!昔っから。独占欲っていうか、かまってちゃんなんだよ!】


 かまってちゃん?見えない!とても見えない!新しいみさを見えて、なんか嬉しいな。フェードアウトしちゃおうか!って訳にもいかないのが切ないね。


【そろそろ戻ろっか?さきさん、レイジ起きてるかも?】


【みさともう少しいたいけどね。仕方ないね】


【はると、私の水着ほんとにおかしくない?】


【似合ってるよ、本当に。スタイルもいいし、何よりも可愛い!もちろん、みさ自身もね】


【キャー!嬉しいこと言ってくれちゃって!このー!】


みさ、キャラ変?


………………………ビーチ………………………


【はると達どこいった?パラセーリングの予約キャンセルになっちゃったよ〜、勿体ないなー】


【さきさん、もう俺たちだけで行きましょう!】


【レイジとか…仕方ないね~】


【でも、酔いがさめてないっす】


【レイジ、私も、じゃ、飲み直すことにする!】


【さきさんの相手もう、嫌っす。疲れるっす】































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