第8話 バナナボート🚤
時間変更後に、やっと順番がきたバナナボート🚤
誰かが振り落とされるのが醍醐味。中途半端に必死にしがみつこうもんなら操縦士は本気で振り落とそうとさらに速度を。だからって落とされて置いていかれることはないが。
始めてということで、先頭はみさに。その後ろをキープ出来たから嬉しい限りだ。ただ、後方にさきさんが控えている。いたずらされそうで不安だ。最後尾のレイジ、意外にも絶叫系は苦手とのことだった。
【はい、行きますよ。しっかり掴まってください!】
その瞬間いきなりのハイスピード!その速度に圧倒されて、みさが寄りかかる。嬉しいアクシデントだ。いいぞ、操縦士!
【はると、ごめん】
【大丈夫、俺も支えてるから】
ラッキー!正当理由でみさといちゃいちゃ出来る。
【はい、止まります!大丈夫ですか〜】
何だよ、せっかく。誰か落ちたの?
【…大丈夫………っす…】
レイジ〜、早すぎだろ落ちるの…
【もう、バランス感覚ないなー、レイジ!ほら】
さきさん、そのお決まりは、やはり、
※バッシャーン!!※
やはりね、ほら、さきさん😡
【ふざけるな!レイジ!】
なんとなく、さきさんとレイジ合うかもね!
みさが笑って、
【お姉さんと弟みたい】
確かに…さきさんもう完全に復活してるね。
【さきさん、手貸しますよ】
【はると、それは、フリ?】
※バッシャーン※
【もう、何で俺まで、さきさん!】
【はると、フリでしょ!】
もう、怒った!許さん!くすぐりだ!とことんくすぐってやる!
【ギャハハ!ごめん、勘弁して〜はると】
駄目だ、もう許さん。レイジとアイコンタクト!
レイジもくすぐりに参加!さきさん、大暴れ!
【俺も参加っす!】
さきさんの腰、脇を徹底的にくすぐって、
【ごめんって、ギャハハ!く、苦しい…ごめんって】
みさが心配して、
【はると、レイジさんやり過ぎかも…】
そろそろ許してやるか…さきさん、おっどうした?
【はると、さきさん溺れてる!】
足つかない場所か?ライフジャケット着てて溺れるのか?泳ぎ得意じゃなかった?
【はるとさん、やり過ぎたッス】
【ヤバい、すぐに引き上げよう!】
操縦士も心配して、
【ライフセーバー呼びますか?】
みさも心配して、さきさん反応ない、弱ったなー。
【はるとさん、腕の方持ってくださいっす】
【解った。せ~の、よいしょっと!】
さきさん、バナナボートに引き上げたが、反応ない。動かない。
【さきさん、ごめんなさい。フザケすぎました】
【さきさん、息吹き替えしてくれッス!】
【さきさん、お願い、戻ってきて!】
…………………………………………………………………………………キャハハ!騙されてやんの!………
さきさん?えっ、息吹き替えしたの?
【はー、息とめてるの疲れた〜私をくすぐったい罰だ!焦ったか!お前達!】
ふ〜、焦ったよ~。演技?
操縦士、とんでもなく険しい表情で😡
【あのですね、くだらない冗談やめてもらえますか?こちらはライフセーバー呼ぶとこでしたよ!海ではこういうこと絶対にやめてください!】
………すみません………
こうして、バナナボート🚤は今後禁止に…
みさは、
【ねー、私は関係なくない?】
はい、そのとおり!ごめんね。みさ。
【はるとさん、介抱して損したっすね!さきさんひどいっす!冗談超えてますっす!それに…】
レイジ、言うなよ、絶対に言うなよ!俺も感じたが、言うなよ〜!!
【さきさんって、意外と重いっ…】
※バチーン!!※
レイジ、余計なことを…
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