第14話 モンブラン大好き
喫茶店を出て、実家へ。みさが泊まるってことになったらお袋大喜び!既に結婚前提ってなってるし、それに、りなのことあまり触れなかったのは意外。
近所だし、幼なじみだし、なぜ別れたの?とか聞いてこないのは助かった。
【みさちゃん、もうちょっと行ったとこにケーキ屋あるから買ってこう!チーズケーキとモンブランがおすすめ。一人二個ずつ食べよう!】
【お母さん、そんなに食べれないですよ】
【大丈夫!大丈夫!りなちゃんも…あっ!ごめんなさい。忘れてね】
幼なじみだからね、仕方ないけど、お袋、言っちゃったなー。変な沈黙…これが嫌なんだよ。
【お母さん、はるとさん、あのね、今後のことを考えて私の考えを伝えてもいいですか】
これは何とも気まずい…お袋のせいだぞ!
【私はりなちゃんのこと、よーく知っています。だから今後もご近所だし会うこともあるかも知れません。でも今まで通り普通に接してください。はるとさんのことは大好きなので、もちろん取られるとか嫌ですが、普通に接することを止めたりはしません。お願いします。あまり気を使わないでください】
お袋、うるうる🥹
【みさちゃん、なんて、なんていい娘!もう、すぐにでもお嫁さんに来て!はると、絶対絶対手放すんじゃないよ!こんなにいい娘、はるとなんかに勿体ない。それに、すっごく可愛い!性格も含めてね】
みさ、喜んでる?良かった〜。お嫁さんは早いよね。あれ、照れてるね。
【お母さん、ありがとうございます】
【んー、みさちゃん、固いよ。もっと普通に話してほしいな。私に壁なんていらないから。りなちゃんと同じように…あっ】
また言ってるよ。みさ。ごめんね。そう簡単には変わらないのかも。
みさは、笑って、
【じゃ、私は変わります。お母さん、ケーキ屋さん行こ!モンブラン食べたーい!買って買って!】
おおっ、素晴らしい!みさのキャラ変!
【みさちゃーん!娘だ!娘が出来たー!もう大好き!】
チュ😚!
お袋、それは、駄目だろ!
【私もお母さん大好き!】
チュ😚
これでもいいのか…自然体でいられるのかな、ずっと。嫁姑問題はなさそうだ。
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