第30話 必ず守って見せる!!

 さぁー、どうする?みさきさんが過去に戻ることを止めるには。みさきさんは頑固なとこあるから。


【はると、ここは今の私達から見て10年前。ここで過去や未来に戻るパスワードを変える。みさきが入社してから。そのパスワードは誰にも教えない】


【それでも強引に行こうとしたり、パスワード聞き出そうとしたら?その人は?】


【るいちゃん、ハイキーーーク!】


 こ、怖い、恐い、コワイ、こわい………………

ある意味それで再起不能にしないようにね。


るいさんは、険しい表情で、


【問題は、開かずの扉の先に行かないと】


【入れますね?みんないない時に…】


【……】


【るいさん?問題あるんですか?】


【私が管理してるの】


【じゃ簡単じゃないですか】


【だから、ここの私が管理してるの!】


………それは………どういうこと?………


【はると、バカなの?あのね、ここの私は、今の私と出会うことは出来ないでしょ?時空崩壊確定!】


 じゃ、なんで、るいさんここに来たんだよ。とツッコミたくなるけど、るいさんでないと来れないんだよね。


【はると、ここの私を引き付けてくれない?】


【どうやって?】


【私の彼氏になって。お願い。そうすれば、いかようにもなると思う。みさきがここに来るまで半年ほどあるから】


む、難しい…るいさんと付き合う自信ないよ。


【たぶん、昔の私は、はるとのことタイプに近い思う。まだ今の彼氏と出会ってないからさ。はるとは私で問題ないでしょ?可愛いから】


 自分で言うのか…まぁ、るいさんの言う通りだ、確かに可愛い。あと、気になる言葉があった?ん?


………タイプ?………そう思ってくれてたの?………


 これは、みさきさん救うためだ。やましい気持ちはない。みさ、許してね。少しニヤけたけど。


【はると、たぶんこの頃、遊園地の👻屋敷がチョー苦手だったから。そこを抑えてデート誘って】


👻屋敷、同じく苦手ですけどね。


【るいさんって、意外と可愛い女の子なんですね、この頃は、今人違って…】


【うるさい、はると!】


※ドカーン!!!※ ウギャー!!!これ、これが、噂のハイキック…


【あっ、ごめん、はると変なこと言うから】


るいさん、いつからこれほどのハイキックを。


【いてて…それで、もし上手くいったら?】


【この時代のるいから、今のパスワード聞き出すか、何が何でもパスワードを手に入れて】


【それはとんでもなく難しい捜査ですね】


 この時代のるいさんの彼氏になる→パスワード聞き出す→10年後のるいさんがパスワード変更する→10年後のるいさんしかパスワードを知らないため、みさきさんはここに来ることは出来ない→めでたしめでたし→これで元の時代に戻る。


そう上手くいくかな~るいさんの彼氏になるって。


【るいさんは、過去や未来、行き来して平気ですか?】


【平気じゃないよ、フラフラだよ。でもみんなほとダメージ受けない。でも、ちょっと休むね。この辺のどっかホテルあったよね?】


………誰と休むの?………ホテル?………








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