第47話 可能性

【嬉しい!こんなの久しぶり!ルンルン♥】


るいさん、嬉しそう。


【いい匂い、大切にしようっと。毎日水変えれば枯れないかな?ドライフラワーにしようかな?】


みさきも、喜んでる。


 二人が喜んで、これで無事に元の世界に帰れたらいいなー。


………………………さきのホテル……………………


【やっぱ、ここのホテル別格だね、さきは、スタッフルームかな?ちょっと行ってくるね】


みさきの、そんな姿を見て、るいさんは、


【みさき嬉しそう!はるとの💐よほど嬉しかったんだね】


【ここでは弟なんだけどね】


【💐は嬉しいもんだよ。大切な人から貰ったら】


大切な人?るいさんもそう思ってくれてたの?


【るいさん、ありがとう】


【だってさ、この世界でお互いのことを知ってるの私とはるとだけじゃん。もしここで生きていくこと考えたら…はると、その時は恋人になって!】


みさ、もう会えないのかな😔それならば、


【戻れなかったら、俺からもお願いします】


【はると、自分のこと知ってる人がいるって幸せだね。悲観的なこと考えていたけど、戻ることを最優先に考えようね!】


【戻れたら、るいさんの恋人じゃなくなるよ…】


【はると…それは、そうだよね…】


何か、ちょっと気まずいな。


【この二人?このイチャイチャしてるのが、私を知ってるって?】


さ、さきさん!懐かしい…かなり若いな。


【さきさーん、会えたよ!】


※バチーン※ あっ、痛っ!何で?


【何だよ、いきなり抱きつくなよ!誰だよ、お前】


【さき、引っ叩くことないだろ!変わらねーなお前】


【はぁー?こいつも失礼な、で、こいつがるいってヤツなの?】


【こいつって、テメーに言われたくね~よ!】


ちょっとちょっとちょっと、ストッーーープ!!!


みさきも、


【さき、話を聞いてよ。最初は私も解らなかったけど、そんなに間違った方向にならないから】


【ちっ、解ったよ。聞いてやるよ!】


 さきさん、この頃のほうが、尖ってる。るいさんとの相性もあるのかな?


 るいさんも苛ついてるから、俺から解る限りで全てを話した。関係する人達のことも。その中に繋がりがあればいいけど、聞き終えたさきさんは、


【ふーん。あながち間違ってないね。研究所って面白そう!そういうの興味ある。それと、そこにいるレイジってイケメン?所長は?】


【うん、さきさんの弟さんほどじゃないけど】


【あー、トモキほどとは思ってない。そんなでなぬてもイケメンいるなら、その話に乗っかる可能性無くはないよ】


るいさんは、


【相変わらずブラコン!みさきと変わらず、名前だけでなく性格も似てる】


【だから、お前に言われる筋合いねーよ!さっきから何だよ、るいとか言ったよな。出会っても友達になれねーな!】


【こっちも同じだよ!友達とは思ってねーよ!】


【もう、話こじらせないでくれ!頼むから!】


何で、こうなるんだよ!もう、面倒な二人。


みさきが見かねて、


【さき、るい、とにかく大切な話があるだから、はるとを困らせないで】


 みさき、ありがとう。俺は現実を見て、話をすることに。


【解ったことは、るいさんと俺しか元の世界の記憶がない。移動してきたのは俺達だから、理にかなってる。そして、戻るルートはない…】


みさきは、


【はると、私は目の前のはるとを、本当に弟として見ているから。ずっと暮らそう!はるとには違いないからね】


みさき🥲俺もあなたが姉で嬉しい!


ありがとう。この世界で生きていく…






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