第2話 これからのこと

みさには誤解を解いて、やっとゆっくり話せる。


さきさんも大型テント持ってきてくれたから、ラッキー!日差し完全に避けれる。


【みさ、少し話せる?それともアクティビティとかをすぐにやりたいかな?】


【大丈夫、私もはるとと話したい】


【良かった、飲みもの買ってくるね】


 本当にここでゆっくりと話そう。波の音が心地良い…ここでなら話せそうだ。


【みさ、お待たせ!さきさんは?】


【なんか、アクティビティの予約でトラブルあったらしく怒って😡どっかいってる】


【ちょうどいいや。それなら静かだから】


【はると、最初に確認。さきさんとほんとに何もないの?車で一緒だったし。さっきも。さきさんみたいなタイプ好きになる人多いと思うよ】


【ほんと、何もない!】


疑われてる…さきさんもふざけたこと言うから…


【次にさ、りなのことだけど、別れたの?】


 ド!ストレート!全て確認したいんだな。これは話そう。何もかも。


【うん。もう完全に。お互い違う道を選んだ】


【解った。じゃ、はるとの気持ちを聞かせて】


【な、何を?】


みさは、目をじっと見てきて、


【あの時から私は、はるとのこと気になってる。でも、りなのこともあったから正直に言えなかった。迷ってるもあるのは確か。一方的で好きに…あっ!】


みさ、真っ赤になり、うつむいた。


【みさ、ありがとう。俺と同じ思いでいてくれたなら最高だけど。りなと別れた直後ってのもあるか、ね。でも、みさのこと、気になって気になってさ】


【ポロッと言っちゃった…あーあ、自分が嫌になる。本当はね、可愛く駆引きしたかったのになー】


 そんなこと考えていたの?可愛いね。そんなタイプに見えなかったから。とにかく嬉しい!


【あのさ、みさ】


【何?】


【俺さ、しっかりしてるように見えても、だらしなく、変に甘えん坊だったりさ、そんなでもいい?本当の自分でいていい?】


みさ😆😆😆何で?笑ってるの?お腹かかえて…


【聞いてるよ、りなから!しっかりしてるってのは、あり得ないでしょ?あっ、これ悪い意味じゃないよ。だって、甘えられたほうがいいもん】


【そうなの?不思議だなー】


【好きな人には、甘えられた…あっ。もう!また言っちゃった…ちょっとごめん…飲み物買ってくる】


みさ、ダッシュで…意外な面を見た。


 ここから始めよう。何もかも。みさとずっと…

思えば、はじめて会った時から気になっていた。というと、りなに失礼だから、これは内緒に。


波の音、海の匂い…なんて心地良いんだろう!


 やはりここだ!もう迷わない!ちょっと遠くなるけど、みさにも会いに行ける。みさにも今後のことも話さないとな。


【うっさいな!行かないって言ってるでしょ!】


なんだ。なんだ?さきさん?


【そう言わずに、行こうよ!楽しいよ】


【行かないって!】


これは、ヤバいな。すぐに行こう!ん?あいつは?


【俺の連れだけど、何か用なのか?】


【あっ、レイジ】


【さきさん。お待たせ!行さあ、行こう!】


【なんだよ、男いたのか…先に言えよ…】


 大丈夫みたいだ。良かった!さきさん目立ち過ぎなんだよ。その水着。


【レイジ…ありがとう。って、いつまで肩に手を!うっとおしいだろ!】


【さきさん…そりゃないっすよ。助けたのに…】


【お前に助けられても嬉しくないんだよ!】


さきさん、そりゃ、ひどいぞ…レイジって可哀想。


みさが戻ってきて、


【はい、飲み物…はると?あれ、レイジさんも来てたんだね】


【ほっといてあげて、可哀想だから】


【???】

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