038 初ダメージ
あれはたしか、20代後半の時だったか。人生で初めて骨折した(といっても、自損で左足の中指1本だが)。しかし、当たりどころが悪かったせいで、中指の爪は全部
母親が運転する車で町医者へ向かうとちゅう、激痛のせいで冷や汗がとまらない俺は、
足の指に話しを戻そう。整形外科の担当医いわく、新しい爪は
高校生の頃、夜道を自転車で走行中、なにかに乗りあげ派手に転倒したことがある。からだは宙を舞い、
とくべつ痛みに弱い体質ではないと思うが、怪我や事故を立て続けに経験すると、気分が
巨大なカメレオンから女性を救出し、安全な場所へ避難させたキルクスは、俺の元まで引き返してきた。
「ブレイクさん、だいじょうぶですか!?」
……ああ、平気だ。と言うべきところだが、
✓つづく
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます