012 キャラデザ
芸能の道に
もうひとりの自分を、客観的に
かくいう、俺が操作する[ブレイク]は公式キャラクターのひとりだが、髪や衣装が色ちがいのリージョンマスターは存在する。あちこち使いまわされているため(ポリゴン?)、見た目の個性はないといえるだろう。他のキャラクターも、初期入力(武器の選択)で容姿が決定してしまうため、
ゲームのキャラクターデザインを担当した人物は、安達の小学生時代からの友人で、俺よりも付き合いは長いようだ。ちなみに、髪の長い女性である。彼女はイラストレーターの仕事を夢みて専門学校へ通ったが、そこで知り合った
話を戻そう。キャラクターデザインを担当した彼女の実力は、短い期間とはいえ専門学校で勉強しただけのことはある。なかなか魅力的な絵を描く。[リージョンフライハイト]に登場するNPC(ノンプレイヤーキャラクター)やモンスターは、そう多くない。ゲームを制作するにあたり、マップ(リージョン)、プレイヤーキャラクター、敵(モンスター/エネミー)のデザインは責任重大である。とくに、購買意欲につながる見た目の印象(画面作り)は、既存ゲームとの差異が認められなければ、おもしろくないだろう。
「しっかし、レーティングのわりに、お色気サービスが微妙だよな……」
おっと、画面越しに
✓つづく
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