003 アイコンは砂時計
『は? 誰だよあんた。今、なんつった』
……初対面で上から目線のタメ
『この先は
情報を提供し、イベントが発生したことを気づかせる。リージョンごとに用意されているイベント数は異なるが、俺の担当は[伝説の剣]を
→ゲームをつづける
→セーブして終了する
→ヒントを開示する
さて、お決まりの
当初の注意喚起など忘れ去ったプレイヤーは意外と多い。ヒントを頼らず、先へ進んでしまう。
→ゲームをつづける(ピッ)
『そうか。迷宮へ行くのか。その前に、
……またか。こいつもヒントを見ずにフラグを立ててちまった。次の選択肢はどっちを選んでも
→村に行く
→行かない
→いくらもらえる?
お、こいつ、第三のフリーコマンドを持っているのか。行くか行かないかの
『
だから、
「……これで何人目だ? いっそ、俺がリージョンマスターだと名乗ったほうがよくないか」
勇者イベントのスイッチさえ押してしまえば、あとはプレイヤーが好き勝手に攻略を始める。俺から伝説の剣を受け取らなかった時点でバッドエンド確定だが、それと気づくまで、ゲームは楽しめるから放っておく。ただし、最終的にはゲームオーバー。
「総プレイ時間は
かくいう俺も、若い頃はゲームがしたくて
✓つづく
※ゲーム内の会話は『二重かぎ括弧』で表記しています。
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