第38話 ラストポイント


 チフユと戻るとアカネからおめでとうと言われ、チフユもようやく仲間になったのじゃとミルスが喜んだ。


「と言うわけで四人も妻にする事になった」

「いやいまさらだろ?」

「そうなのじゃ」

「よかったですね」

「よ、よろしくお願いします」

 当初では絶対に手を出していけないと思っていたのになぁ。

 しょうがない。これも男のけじめだしな。


 そして、妻になったので指輪を四人にプレゼントする。

 俺は最初四つつけないといけないかと思ったが一つで許してもらった。


 それから春になるのを待って俺たちはダンジョンをようやく再開し。五十層まで行ったところで冒険者を辞めた。

「アカネが最初とはのぉ」

「しょうがないでしょ、こればっかりは」

「あらあら、あまり動かないように」

「動いた方がいいらしいですよ」

 アカネとの間に子供を授かった。


 やはり危ないことをして金を稼ぐのは辞めときたいと店を出してエアコンやポーションなど、錬金術で作ったものを売って細々と生活して行くつもりだ。


「旦那ぁー!日本にいくよー!」

「あぁ。わかったよ」

「我もいきたいが我慢じゃの」

「しょうがないです。日本でしか揃わないものも沢山ありますから」


 今日も尻に敷かれ俺は日本に戻る。


 まぁ、アカネにチフユ、シータ、ミルスと一緒に入れるだけで幸せだと思う。


 最初の千ポイントから随分経った気がするがポイントの使い道は最後に一万ポイント貯めて『他人のステータスを変更する』を取って最後にした。


 生まれてくる子供たちのために。


 

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ゆるく異世界〜初期ポイント1000でなにができる!〜 あに @sanzo

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