第30話 日本(チフユ、シータ、ミルス)

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 今回はチフユだ。

 チフユもこっちにいることにしたらしいが。日本のものが欲しいらしい。

「転移」

「うー。頭痛い」

「大丈夫ですか?」

「なんとかね」

 だいぶ慣れてきたみたいだがまだ痛みがあるな。

「パソコン借りてもいいですか?」

「どーぞ」


「あぁ、やっぱり行方不明になってますねー」

「だろ?」

「まぁ、いいんですけどね」

「買い物は?」

「行きますよ!」

 車を出していくところは本屋だった。

 大人買いもいいところだよ。

「買っちゃいましたね」

「大人買いだなぁ」

 まぁ、アイテムボックスに入れれば問題ないけどな。

「あとは?」

「わたしも回るお寿司が食べたいです」

「俺二回目なんだけど、まぁ、いいか」

「イクラが好きなんですぅ」

「あははは、アカネはサーモンばっかり食べてたぞ」

「あははは、私もいくらばっかり食べてますけどね」

「アカネより酷くないよ」

 アカネはサーモン一択だったからな。

 あとはまたお土産買ってかないとな。

「お土産はいいそうですよ、今度行った時に色々見たいからって言ったましたから」

「そうか。ならいいな」

 帰還するとチフユの本棚が埋まっていく。


「買ったねー、お金大丈夫?」

「まあね。まだ振り込まれてるか知らないけど貯めてたのもあるからさ」

「ならいいけどさ」

 アカネなりに心配してくれているようだな。

 次の週にはシータを連れていく。

「転移」

「ここが、日本ですか?」

「そうだよ。テレビとか知らないものばかりだろうけど、楽しんでくれ」

「それよりもやっと二人きりになりましたので」

「おいおい」


「ここ壁薄いからな!そう言うとこに行くぞ」

「はい!」

 ラブホにいくなんて思いもしなかったよ」



 ラブホから出るとツヤツヤのシータにヨボヨボの俺がいた。そんな年じゃないんだけどな。

 シータは服が見たいらしくウニクロなんかに連れていく。見た目がいいから目立つ目立つ。買い物を済ませると、下着屋にも連れて行かれてセクシーな下着をこれでもかと選んでいた。


 帰る前もラブホで一泊してから帰った。


「な、おぬしら我に隠れてなにをしよったのじゃ!」

「秘密でーす」

「ぬー、来週は我じゃからな!」


「ミルスいくよー」

「はいなのじゃ!」

「転移」

 もう慣れたもんだな。

「さて、ラブホというものに行くぞ!」

「えー!ゆっくりしようよ!」

「嫌なのじゃ!行くのじゃ」

「わかりました」

 また転移からのラブホスタート。


 大人ミルスはずるいのだ!手練手管で俺を虜にする。


「朝日が眩しいのぉ」

「ヴァンパイヤの言葉とは思えないよ」

 買い物はシータと一緒で服と下着を、買っていく。


 最後にまたラブホでおしまいでした。

「ワシはこっちに残りたいぞ」



 とりあえず全員日本に連れてったことで日本ブームは去った。


 服屋下着などは日本製の物がやはり良くて、こちらよりも何倍も着心地がいい。


 と、それよりもゆっくり休めるこっちがやはり快適である。


 たまに日本旅行して、あとはこっちでのんびりするのが一番。


 さてと、ダンジョン攻略十階層はできたからしたに進むとするか。

 ダンジョン十一層から攻略開始だ。

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