第34話 ポイントの使い道


 ダンジョンを国が管理するようになってから冒険者が集まっている。なかには悪いことを企んでる者もいるようだが、A級ダンジョンでは何もできないだろう。

 ギルドに最近行ってなかったので立ち寄ると宵闇が近づいてくる。

「よぉ。久しぶりだな。何処まで行った?」

「久しぶり、二十階層まで行った所だよ」

「マジか!抜かされたな!」

「これでも安全に行ってる所だ」

「分かる、あそこはレベル上げないと無理だぞ」

 と言う宵闇のメンバー。

「そっちのメンバーはどうした?」

「うちのメンバーは家でダラダラしてるよ。今日は休みだからな」

「そうか。俺たちはいまから行く所だ」

「気をつけろよ」

「わかってる」

 宵闇のメンバーはレベル上げしながらダンジョンに潜っているのだろう。

 まぁ見に来ただけだから帰ろう。


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 東 一彩ひがし いちや 20歳

 レベル132

 力 SS

 体 SS

 速 SS

 知 SS

 魔 SS

 スキル 魔力操作LvMAX 体術LvMAX 火魔法LvMAX 風魔法LvMAX 土魔法LvMAX 水魔法LvMAX 生活魔法LvMAX 剣術LvMAX 身体強化LvMAX

 ユニーク 取得経験値アップ

アイテムボックス

スキルポイントアップ

転移

 残りP11500

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 レベルは99を超えても上がり続けているので限界突破をとることはやめた、さてまた一万貯まったから何を取るかだな。


アカネ達もポイントは一万を超えているが転移は俺が持っているため何を取ろうか悩んでいるらしい。


「なんにしようかなぁ、悩みどころだな」

 家に帰り着くと同じようにステータス画面をいじってるアカネに出会う。

「アカネも悩んでるとこか?」

「そうよ。使わないのもなんだし、でもどれを取ればいいか悩んでるのよね」

「そうだな、一万ポイント貯めるだけでも一苦労だったしな」

「そうなのよ」

「私は色々取ったので一万ポイント貯まってないんですけど、何が増えてるんですか?」

 チフユが聞いてくる。

・限界突破

・転移

・空間魔法

・リセット

・創作魔法

 など

「へぇ。そんなに種類が増えたら困りますねぇ」

「そうなんだよ。自分に必要なものがわからないのもなんだけど、リセットとかあきらかにおかしいのまで入って来てるし」

「ですよね。まぁ、必要な時に使うのがよくないですか?私はそうしてるからまだ貯まってないんですけど」

「それもそうね。転移はイチヤが持ってるし、今の所必要なスキルはないもの」

「だな」


 シータやミルスは勝手に自分の意思でポイントを動かせるわけじゃないんだし。それだけでも、儲けもんだよな。


 さぁて、休みだからな昼からビールでも飲んでグダグダしますか。

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