あとがき


この『かづかの』では、美しい話を書きたかったです。

生きているから生々しい部分もあったりするけれど、こんな家庭、仲間がいたらどんなに彩のいい日々になるでしょう!


誰もが訪れて拒まれない。

そんな家庭になるのは難しいです。

それを気性の激しい、一番気難しい華に作ってもらいました。

私としては一番適任だったかと思っています。


ジェイや蓮、哲平など大好きな人物の中で、華が特別に好きです。

彼を書く時、こんな人間になりたいという理想像を込めました。

熾烈で孤高の高みにいた彼が愛を求め、真っ直ぐ真理恵に、子どもたちに、仲間に向き合っていく。

穏やかな人もいいですが、胸の内を滅多に表さない彼が迸るように激情を表す時、私の中で快感が突き抜けました。


『かずかの』は、多くの要素を取り入れています。

過去だけではなく、未来のことも。


次の番外編は、やくざ一家の若い衆たちの物語。

引き続き、お楽しみください。

よろしくお願いします。


親愛なる読者さまへ

宗田 花



  

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Jの物語:番外編『華月と華音の初恋物語』 宗田 花 @ka-za-ne

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