概要
とある吸血種達の生きる、ワイルドな世界のお話
かつて人間という種族が滅んで以来
世界はたった5名だけのモノとなった。
それは非常に平和的で普遍的であり
また、退屈である事には変わらなかった。
そうして非常に長い年月が経ち
ある時、世界に新たな生き物が生まれた
……いいや、正確には
生き物`達`と言うべきか？
妖精、魔族、怪物、龍、ありとあらゆる
冗談のような生き物たちが世界に蔓延る。
その中で、吸血種達は何を思い
そして何を成していくのだろうか。
長い時を生きたボクっ娘吸血種が
またしても、好き放題暴れるのか？
全ては記録される事となる——。
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- ★★★ Excellent!!!キミは来ないかい……？ ボクが生き続けたこの残酷で美しい世界へ
「獣人たちにハーブティーを貰いに行く、残念ながらキミの分はないよ」――吸血種統括である彼女は意地悪だが、同胞の胸の谷間にこういう書置きを残すくらいには優しかった……。
世界最強でありながら、普通の少女のように海で日課の日光浴を楽しみながら、人類が滅んで、新しく生物が誕生した世界を達観して見守っていた。
吸血種統括―――ジェイミーは新世界の神に等しき存在であり、無限の生を生きている。秩序維持のため、そして自分の心の赴くままに、誇り高き竜種の味方をして、天敵の怪鳥を滅ぼしたり、平和を脅かす過激な種族を殲滅する。
彼女はきまぐれでマイペースで、好奇心旺盛で、この新しく生まれ変わった世界を誰よ…続きを読む