第8話ユズのスキル

ユズが目を覚ます・・・


『あ!森の湖だ・・・』


AIはボクのサポートしてくれる女の子か・・呼んでみるか


『カレンさん!AIさん・・?AIカレン・・』


ボクが何回か呼ぶと頭の中で声が聞こえて来た


『聞こえてる・・』


『!』


頭の中に声が聞こえた・・この子がAIさん?


『女神様から異世界で男の子のサポートしてほしいって言われて来たのよろしくね。』


おお・・会話が出来るんだ・・


『ちょっと黙ってないで何か言いなさいよ。』


ボクはすぐに謝り自己紹介をする


『あ!ごめんなさいボクユズって言います。よろしくお願いします。』


『別に謝らなくていいわよ。貴方はあたいのご主人様なんだし。まぁできればそのままの名前で呼んでほしいけど、あたいはご主人様の命令には逆らえないから名前変えるのは任せるけど・・』


ユズは女神の言葉を思い出す。


この子前世の記憶あるって言ってたっけ、なら本人が望むならその通りにしてあげた方がいいよね。


『わかった。AIさんはそのままカレンでいいです。』


『ほんと!いいの?嬉しいーありがとうご主人様(そうだ!この子も念のため確かめないと・・)』


AIカレンは自分の名前を自己紹介する時に日本語で発音するとユズは戸惑っていた。


『あの何言ってるかわからなかったのごめんなさい。わかるように言って下さいなの。』



『(全部日本語で言ったのに・・この子じゃないんだ・・)ごめんね。あたいはあなたのAIスキルカレン。なんでも教えてあげるから遠慮なく言ってね。これからよろしくね。ユズ』


ユズも嬉しそうに答える


「カレンよろしくね。」


ユズは早速スキルの事を尋ねる


『カレンさんユズはアマテラス様からいろいろスキル授けてもらったけど何があるかわからないの。どうやったら確認できるの?』


カレンはユズのスキルを確認してわかりやすく説明していく


『わかったスキルから教えるわね・・まずステータスって唱えて見て!』



『ステータス!うわー何かでたあー』


名前 ユズ  種族 エンシントドワーフ(古代種小人族)

身長 100cm 体重 15㎏

年齢 8歳  性別 ♂


スキル  生活EX・料理EX・真鑑定EX・分析EX・処理EX


ユニーク 植物マイスター 錬成マイスター

     AIサポート

女神アマテラスの守護する者

 

『何これ・・ボクって人族じゃなかった?だから他の子供より小さいんだ。エンシントって…古代種族?あ…女神様が変えたんだ

それにアマテラス様の加護じゃなくて守護?これって守られてるって事?』


カレンは簡単に説明をする



【アマテラスの守護】

守護者は女神の神力によって守られる

状態異常HP1で解除・HP1で絶対防御発動・魔法他即死効果無効・HP1で自動回復・状態異常回復・女神の泉の管理者・・etc.


☆植物マイスター

成長・魔力に応じて世界の全ての植物に関するあらゆる事ができる。


☆錬成マイスター

成長・魔力に応じて物作りのあらゆる事ができる。


☆生活

普通に生活するのに必要な魔法が術者の正確なイメージがあれば発動する消費魔力は1


☆料理

あらゆる食材を最適に美味しく食べれるように調理できる。他スキルと併用して治癒系料理も作る事が出来る


☆真鑑定

対象全ての能力を見ることができる。(人、魔物、植物、土、水等)


☆分析

対象の能力・成分の分析(人、魔物は得意戦闘スタイル弱点等、植物・土・水は成分効果等あらゆるもの)消費魔力は多くなるが詳細に表示する事も出来る。

他スキルと併用することもできる。


☆処理

対象物の消滅、分解、成分、抽出、等が行える。但し対象が生きている物は出来ない場合もある。他スキルと併用することもできる。


☆AI

女神様に知識を与えられたいろいろサポートしてくれる転生者カレン


カレンがユズのスキルについて告げる


『まぁハッキリ言って攻撃系以外はとんでもないわね。でもいくら凄くても魔力と魔力量が成長しないとあの屋敷で使った魔法が限界ね。要するにたいした魔法が使えないってことね。』


『そうなんだ…アハハ』


『あたいもユズが成長すればいろいろ能力増えるみたいだから頑張りなさい。』


カレンはユズのステータスを見てこれからのことを考える


『ユズは生産系に特化してるけど、MP、魔力量が少なすぎるから今のままじゃこの前の生活魔法程度しか発動できない。

ユズは身体も小さく力もないから悪い人間や魔物に出会ったらおしまいよわかるわね。』


ユズも自分の見つめ頷く


『うん。ユズは身体も小さいし力もないからカレンさんの言う通りなのわかるの』


落ち込むユズを見てカレンが話す



『ユズ心配いらないわよ。そのためにあたいがいるんだから。ユズはこれからあたいの言う通りやれば自分を守ることができるからね。』


『うん。ユズがんばる』


カレンはユズを見てこれからどうするか考える


まずあたいのご主人様のこの子の能力を上げないとどうにもならないわね。

アマテラス様の守護があるから死ぬ事はないけど…

生命力、体力、力等ほとんどの能力が低すぎる。

唯一魔力量だけは抜き出てると言っても同じ年代の子供と比べてだけど・・・


今の魔力量だと公爵家で使った生活魔法程度が限界ね。

せっかく

錬成マイスターってチートスキルあっても今のユズの魔力量じゃ使えない・・・


物を作る能力は材料を加工生成するのかなりの魔力を使うそれが複雑になればなるほど膨大な魔力量が必要になる。


今のユズには作れるものがほとんどない。だからできるだけ早く魔力量を上げる必要がある。


魔力量が上がれば、あたいの前世の知識と女神さまから頂いたこの世界の知識を組み合わせていろいろ乗り物やユズにあった武器も作ることができる。


とにかくこの子を守るための武器、あと病気や怪我の治療薬それに食料の確保が必要ね。




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