エピローグの弐

 一人の少女の尊い犠牲で世界は、宇宙は救われた

 

 しかし、その少女を知る者は現実世界にはいなかった

 

 少女はそれでも良かった

 

 自分一人が死ぬ事で、他の人を守る事ができたのだから

 

 少女には、一人の兄がいた

 

 その兄が今どこで何をしているかは分からない

 

 だが、少女の兄は少女を心から愛していた

 

 きっと兄がした選択は間違っていないのだろう

 

 今頃、二人共幸せに過ごしているに違いない

 

 二人に、そして全ての人達に

 

『星々の祝福あれ』

 

  END

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