エピローグ

 人は死んだら星になる

 

 昔からそう伝えられてきた

 

 空にある星は、全て死んだ人が星になった物だろうか

 

 神はそれを否定した

 

 人は死してなお、第二の人生を歩むのだと

 

 神は全知全能である

 

 全てを知り、全てのことを平然とやってのける

 

 全ての神が全知全能かというとそうでも無い

 

 神になって、そう長い年月が経っていない者は

 

 神としての力を、十分に扱うことができない

 

 それはカリーナとて同じことだ

 

 カリーナは、ある出来事での死がきっかけで神に転生した

 

 死んだ原因はカリーナが嫌がるのであえて言わない

 

 とにかく、カリーナは神としての時間が浅く長時間大きな能力は使えない

 

 カリーナは知っている 忘れられるわけが無い

 

 自分の立場、そしてショウやヒカルとの関係性も

 

 しかし、カリーナはやらなければいけない

 

 それが、ショウやヒカルを苦しめてしまう結果になろうとも

 

 裏で操る真の黒幕は一体誰なのだろうか

 

 一体この世界で何が起ころうとしているのか

 

 それはまさしく神のみぞ知るところである

 

 

 

 

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