間章

 

「いよいよ盛り上がってきましたよォ!  この調子なら星の御加護の謎もそろそろ解明できそうですねェ!」

 

「第二段階に突入するニャンか?」

 

「もちのろーんですとも!  これからさーらーに忙しくなりますからねェ!」

 

「そうニャンね。 こっちの様子はまだバレてないニャンけど、あんまり大きく動かない方がいいかもニャン」

 

「こーれは機密情報ですからねェー!  取扱いにはじゅーぶん気をつけないとォ!」

 

 

「ルピー、あとどのくらいだ」

 

「あと半分ほどです、オリオン」

 

「そうか、くれぐれも慎重にな。 失敗だけはするなよ」

 

「分かってますよ。 私を誰だと思ってるんですか」

 

「天下無敵の受付嬢、だろ?」

 

「ふふっ、まあ、いいですよ。 そう呼んでもらっても」

 

「それにしても、あの子が持ってきた薬を調べたところ確かに赤龍のものと一致したな。 赤龍がここまで来ているということはいよいよだろう」

 

「もう、始まってしまうんですね」

 

「ああ。 だが、これも俺達の世界を守るためだ。 許しか選択肢はない」

 

「そう、ですよね。 あの子達のためにも私達がやらないと」

 

 

 それぞれが一つの目的のために動き出す

 

 『星の御加護での世界の改変』を実行するために

 

 

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