どうやら俺には星の御加護があるそうだ

モリワカ

プロローグ

 人は誰しも一度は悩んだり、苦しんだりする

 

 それはどこの世界だって変わらない

 

 そこが異世界だとしても

 

 今も二人の少女が大きな壁にぶち当たり、悩み苦しんでいた

 

 一人の少女は、左目のせいで周りを不幸にしてしまう少女

 

 少女には周りを不幸にする力はない

 

 それなのに、神のイタズラか、少女がいるところいるところで不幸が起こる

 

 そんなある日、その少女にも不幸が訪れる────

 

 一人の少女は、自分の過去を忘れてしまっている少女

 

 少女は気がついた時には、過去に関するほとんどの記憶を失っていた

 

 自分が何者なのか分からないまま、少女は毎日を過ごしていた

 

 そう、がやってくるあの日までは────

 

 二人の少女は一人の少年がきっかけとなり、悩みから開放される

 

 少年には不思議な力があった

 

 本人にその自覚がないだけで少年は二人の少女を救うことになる

 

 しかし、その選択が正しいのか間違っているのか

 

 それはまさしく神のみぞ知るところである

 

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