概要
いつだって傍に音楽があるかぎり
両親を亡くし孤独に生きる主人公、野崎恭弥。
人との交流をさけていたが、学校行事の交流会でバンドをやることに。
集められたメンバーは、知り合いもいるが関わったことのないメンバーが多い。
どんなことをすればいいのか、なにを表現するのか。
自分の殻を破らなければ、バンドは成り立たない。
人の助けを得ながらも試行錯誤して本番に備えるが、立ちはだかる壁に心を折られる――?
人との交流をさけていたが、学校行事の交流会でバンドをやることに。
集められたメンバーは、知り合いもいるが関わったことのないメンバーが多い。
どんなことをすればいいのか、なにを表現するのか。
自分の殻を破らなければ、バンドは成り立たない。
人の助けを得ながらも試行錯誤して本番に備えるが、立ちはだかる壁に心を折られる――?
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!だから僕は音楽を嫌いになった、今後の展開に期待。
作中冒頭で、大好きだった音楽を主人公は嫌いになるわけであるが、その経緯が、深い絶望に対してそれをなにかのせいにしなければやっていけなくなってしまうような、非常に人間臭さを感じられるものになっている。一見これは、理解が難しい、それとこれとは話が別だろうという印象を受ける可能性があるが、それは深い絶望を、物語の中であれ自分の人生であれ、今まで味わった人にとっては非常に共感できるものであり、小説としてのそのような深みを冒頭から既に表現できているところがこの作品の素晴らしいところだと私は思う。話の掴みが非常に上手い。
またそのように始まった物語であるため、今後への可能性を多く残す、期待をとても強…続きを読む