★★★ Excellent!!!
この街を知ればもっと読みたくなる! ここのえ九護
まだまだ開始したばかりですが、現時点でのレビューというか、感想を!!
まずはとにかく主人公がタフ!!
マジで主人公のジョーンズ先生、ほんとタフです。肉体的にも精神的にもほんとタフ。強い!って言ってもいいんですが、やっぱり強いっていうよりタフの方がしっくりしきます。これはもう本当にタイトルに偽りなし!
読めば読むほど、この男どんだけタフなんだ!? って驚かされます。
それは恐らく、彼の心身の強靱さ、逞しさを、個人の戦闘力や能力だけで現わすのではなく、街に住む人々との関わり方や、初対面の相手への接し方、身の振り方など、デラホーヤ・ジョーンズという男の持つ様々な側面で表現しているからだと感じました。当然、タフであることを思い知るころにはジョーンズ先生の魅力の虜になってます。上げればきりがないですが、マジでタフなんでほんと読んで欲しい。
そしてこのジョーンズ先生をして、本作では巨大な一つの街の中に生きる住人の一人として描いているのも素晴らしい点です。まだ序盤なので街の全貌は私にも全然把握できてませんが、とにかくこの街の描写が本当に素晴らしい。
ジョーンズ先生や彼の脇を固める人物達も十分魅力的なのですが、この街に生きる名もない人々の息づかいや生活の音まで感じられそうな、匂わせる、それでいて想像させる描写が本当に凄い。鼻につくようなこともなく、自然に、魅力的に、生き生きと描かれてい…
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