★★★ Excellent!!!
男は熱く忠義を尽くす! たとえ虐げられても(笑) さよなら本塁打
人間、強くたくましく生きていくために必要なスキルのひとつに"鈍感力”があるのだと思う。人という生き物は外に出れば嫌でも世間の目と評価にさらされるわけで、これはどうしてもついてまわる厄介事と言おうか。のちのち解決困難な難事のタネとなる。
常時マスクで口を塞いで歩かなければならないコロナ禍のこのご時世でも耳と目まで塞ぐわけにはいかないので、なにかといろいろな情報が聞こえ、そしていろいろな事実が見える。結果、どうしても自分の考えを押し殺し、他人に同調する必要が出てくる。
集団組織の中で空気が読める人は重宝されるが、読まない(読めない)ほうが幸せなことも多々あるわけで、それがポジティブ・シンキングにつながるのなら、なかなかどうしてKYも悪くないのではないか。そっちのほうが楽なのではないか、と思えるのは私がわりと周囲に流されやすい人間だからだろうか?
マイペースを貫くというのも難しいことだが、もしそれができれば明るい未来が待っている……かもしれない(笑)。
まァ、でも鈍感力と対になる"敏感力”はそれはそれで必要なわけで、結局ぴーん、とアンテナをはっていなければ流れにのれない、というか、周りの声が聴こえていないと不安になるのも事実で、その中で少しの自己流を発揮できれば良いのかな、と最近は思えるようになった。みなさんの意見はどうだろうか?
本作品の主人公、山中アキラは主君(?)の上…
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