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  • 故郷①への応援コメント

    最終話①……ジュールは、まず墓標に刻まれた父の名を見たのですね。それが偽名だと知って向かい合う日が来るとは。神父様がジュールを見付ける場面、懐かしいです。

    またまたお話の続きになりますが、作者様の解釈を聴かせて頂けて、すっきり収まりました。潔癖故に生じる歪み。フレデリック様は、人間誰しも持たざるを得ない歪みを極端とも言える形で、この物語中、引き受けておられるようにも感じました。

    柊さん、ショパンとサンドって本当、どうなんでしょうね。仰るとおり「サンドの娘とショパン組」「サンドの息子とサンド組」で家庭内冷戦した挙句、ショパンは独り、パリの寓居に帰るのでした。10年も続いた愛に別離を告げた途端、持病が急速に健康を蝕むあたり、繊細で神経質だったのでしょう。彼の寿命を縮めたのは晩年の演奏旅行だとテキストは語りますが、サンドを失ったショックも大きかったはず……長文、失礼しました。まさかのショパン談義、楽しい夏をありがとうございます。柊さんに感謝です。

    「家庭生活」という映画は存じておりませんでした。機会あれば学びたいメディアです。

    作者からの返信

    宵澤様、
    父の墓標を見るジュールの心境、複雑だったでしょうね。
    フレデリックに沢山言及して下さってありがとうございます。ここまで異彩を放つとは書いている時は思ってもみませんでした。

    ひいなさんがショパン論とかショパンのピアノ曲論とか書かれたら面白そうですね。御作品の中に時々出てくる解釈が、素人にも分かりやすいので。

    ケン ローチの映画は暗いですよ。もし機会があれば心身健康な時にご覧になることをお勧めします。

  • ふたつの心⑤への応援コメント

    襟足の髪を指にぐるぐる巻きつけるジュール……不機嫌を見透かされてしまいますね。ジュールが嘘をついていたことを怒るヤンが、不機嫌の根本的な理由を突き付けました。「傷と共に生きていくしかない」というふうに、十五歳のジュールを糺したころから、ヤンは変わらず太陽で在り続けますね。そしてギヨームもジュールを愛する人ですね。書きかけの手紙の意図、ヤンは汲んでいることでしょう。

    作者からの返信

    宵澤様、
    細かいところにも目が届く(!) 指摘をありがとうございます。髪を触るのはもろに欲求不満や不安感の表れですね。種を明かせば、ケン ローチという人の「家庭生活」という映画の中で、精神を病んでいく女の子が常に前髪をよじっていて、そのイメージが強く残っていたのを使ったんです。
    ヤンの持っているような正しさは(というよりも自分の思いを言ってるだけなんでしょうが)、強くなれない人間には時に息が詰まると思うのです。これはこの話を書いている頃の僕自身の気持ちでもありましたが。だからつい反発して、後になってからその率直な愛情に気づくんですね。その時はもう遅いんですが。
    そういう意味ではギヨームの大きな愛情は本当に大人だと思います。
    またまた長くなってしまいました。コメントにいつも感謝しています。

    編集済
  • ふたつの心①への応援コメント

    柊さん、こんばんは。アントルシアンエルーが此処に!!!(片仮名表記が何とも我ながら切ない莫迦さ加減を醸し、お恥ずかしい限りです)

    ところで、お話の延長で恐縮ですが、フレデリック様のように潔癖な方は「自分の身を汚さず世間体を繕うための結婚」を希まれるのかしら?と考えてしまったのです。

    「フレデリク・ショパンは、ジョルジュ・サンドが前の夫とのあいだにもうけた、ふたりのこどもと暮らしていた。彼は潔癖だった」
    私の中に伝記漫画が伝えるショパンの、そんなイメージがあったせいでしょう。昨年は、見当違いなことを述べて柊さんに呆れられては哀しいと危ぶむあまり、ノーコメントで居りました。ともかく「この解釈、何!?」と問い返さない柊さんの優しさに感謝です。もうすぐ読み終わってしまうのが物淋しいですが、読み進めます。

    作者からの返信

    宵澤様、
    自由に解釈して下さって結構ですよ。むしろ読み込んで頂けて嬉しいぐらいです。僕は深層心理ではフレデリックは潔癖の反対なのではないかと思っていました。自分を殺しすぎているから歪む、というか。これには肉体的な弱点を持っているという可能性も考えていました。でもひいなさんの解釈の方がすっきり収まる気もします。

    ショパンとサンドの関係ってどうなんでしょうね。サンドは随分とショパンに気を遣っていたみたいですね。彼はサンドの娘と仲良くて、それにサンドが嫉妬したとか、息子を溺愛するサンドにショパンが嫉妬したとかで、2対2の構造になってしまったという話を聞いたことがあります。いずれにせよショパンは繊細(というか神経質)で難しそうな人だなあと思います。彼と10年(記憶が正しければ)も付き合ったサンドはよほど母性的な人だったんでしょうね。

    話が逸れて長くなりました。
    犬と狼の時間...束の間の平穏でした。

  • サクリフィス⑤への応援コメント

    十四歳の十二月、「あのこと」があってからジュールの人生が狂い始めて歯車が止まらない(>_<)
    『サクリフィス』という表題の示す人生の重さが、ひしひしと……ジュールの泣き声と涙が聴こえて見えるようでした。

    作者からの返信

    宵澤様、
    犠牲になる者とは、他人にはそうと見せず、誰も見ていないところでひっそりと泣く者ではないですかね。屈辱と自己嫌悪、苦い悔し涙ですね。
    いつも丁寧なコメント、ありがとうございます。

  • サクリフィス①への応援コメント

    ため息の数が増え、ぼんやりしていることが多くなり、少し猫背に……ジュールの内面が外面に表われている描写ですね。再会後、あの森で、ヤンに対して自己を解放できたのかと思いましたが、また自分の殻に閉じ籠ってしまい、心配です。
    此処でフレデリック様ご成婚……プラトニック主義の彼には「僕の子ではない」に価値があるのかもしれないと、初読のころに思っていました。

    作者からの返信

    宵澤様、
    「僕の子ではない」に価値があるのかもしれない ←そういう解釈もあるのかと今気づかされました。初読でそこまで読み込んで下さるとは...!

  • 迷える者④への応援コメント

    お金に困って感情を表に出さないようにして、やり過ごすジュール……「うずらの子」と呼ばれるの哀しいですね。ジュールが持たざる者の幸いを希むかのように、森番だったころの自分を懐かしむ気持ち、分かります。
    山羊飼いでいれば、何も嘆かなくて良かったのかもしれません。
    「比較する何か」を持たないことを希む、閉じた世界。しかし、ジュールの世界は既に開かれてしまっています。もう何も知らなかったころには戻れないんですよね(T_T)……すみません。何か感傷的になりました。

    作者からの返信

    たいした欲もなく、比べるものなどない世界、狭くてもそういう世界が幸せだということもありますよね。現実を見せつけられたジュールは、自分の得たものに迷いを持ち始めてしまいます...。

  • 迷える者①への応援コメント

    木漏れ日の中のふたり、絵になりますね。
    街はジュールの身体と精神を摩耗させました。
    本当にヤンは「今のジュールに必要なもの」を随時、分かっているかのよう。

    自然の中で心ほどけたジュール。ジュールを愛しみ「君は幸せな子どもだよ」と、存在を肯定するヤン。
    『迷える者①』には内容が、想いが、殊更ぎゅっと詰まっているようで感動が溢れます……後程、もう一度、伺います。

    作者からの返信

    宵澤様、
    心ほどけた、という言葉がしっくり来ますね。わだかまっていたものや思わず吐露した心情を肯定の言葉で答えてもらえるのは、何より心強かったのではないでしょうか。

  • 同棲⑤への応援コメント

    セーヌ河沿いの夜道の風景が、とても美しく描写されていますね。
    ここでヴァンセンヌの森……下心なく、ただ存在する自然が、心を癒してくれるような気がします。Bois de Vincennes……写真でしか存じませんが、本当に美しい場所ですね。森林浴に憧れています。

    作者からの返信

    宵澤様、
    セーヌの河岸の夜道は橋の街灯が水に映ってとてもきれいです。内省的になるような気がします。
    今のジュールに必要なものが、ヤンにはわかったのかも知れませんね。

  • 同棲②への応援コメント

    柊さん、報復②は、読者として、まさに溜飲が下りたのですよ! 直後、もうひとつの報復があって……これも明暗ですね。そして同棲①に……感覚的に物語の第二幕かもしれません。解けた魔法の代償は大きいけれど「僕は本当の自分に戻ったのだ」という一文が印象的です。

    作者からの返信

    宵澤様、
    そうですね、パリ編の二幕目です。ヤンとの関係やジュールの内面を書いていきます。
    本当の僕に戻ったジュールがどんな日々を過ごすか、見守ってくださいね。

  • 同棲①への応援コメント

    十五歳のジュールは森を彷徨っていました。そして十九歳になった今、違う場所で、もういちど、同じ人に救われる……運命です。

    作者からの返信

    宵澤様、
    沢山読んで下さりありがとうございます。
    初めに戻ったような感覚を呼び覚ましてみたかったです。感じて頂けて嬉しいです。

  • 報復④への応援コメント

    どうしてジュールの身に報復が返るのでしょうか。目標を持って、余計な気持ちを切り捨てて、切り拓いた未来が今、砂の城のように容易く崩れていってしまう。つらいですね๐·°(৹˃ᗝ˂৹)°·๐ ジュールの努力は無駄にならないと、この先が分かっているのに、この場面は、つらいです。ギヨーム夫妻が良い人たちであればあるほど、つらくなります。

    作者からの返信

    宵澤様、
    この章で二つの報復を読み取って下さりありがとうございます。これも明暗なんでしょうか。エレーヌを「嫌な女」にはしたくなかったです。皆それぞれの理由や思いがあって、その結果誰かが犠牲になって。難しいですね...。

  • 報復②への応援コメント

    まさに『報復』ですね。ジュールが受けた苦しみへの報復。
    「彼は這い上がったんです。あなたが突き落とした地獄から、這い上がって来たんですよ」……このセリフ、印象的です。しかし地獄に突き落とした張本人の態度が(>_<)そこからのヤンの行動! 完全に人々の心の闇が消えることはないでしょうが、少し晴れたように思いました。

    作者からの返信

    宵澤様、
    ヤンもジュールと同じ苦しみを感じたのではないでしょうか。作者としては殺したかったのですが(物騒) ヤンは敢えて外してくれました。
    読む方からすると少しだけ溜飲が下りたでしょうか...?

  • アプリヴォワゼ②への応援コメント

    すでに多くのものを手にしているはずなのに、太陽光のように暖かくそして眩しいヤンに嫉妬する凍える美青年フレデリックさんがますます気になります……SUKI……。なんとも対照的な兄弟ですね。

    作者からの返信

    北極ポッケ様、
    フレデリックの嫉妬は誰もが隠し持ってるものだと思います。その感情をどう扱うか...?大文字の SUKI ありがとうございます。笑

  • 再会⑤への応援コメント

    ピアノの音が呼び覚ます想い。お互いが運命の糸に呼ばれたかのような再会。
    しかし途端にフレデリック氏の悪意に打ちのめされてしまいますね。

    ジュールがヤンを「どんなひと……」と考えて、
    「太陽のようなひとです」と答えるところが好きです。
    ヤンは太陽神でした。ジュールは、ルネの店で起こったことを、本当に好きな人には知られたくなかったでしょうね(T_T)

    作者からの返信

    宵澤様、
    ヤンがどう思おうが、本人が屈辱に感じている限りは知られたくなかったでしょうね。
    悲しい再会です...。

  • 新しい生活⑤への応援コメント

    ギヨームの作った歴史の中に自分を懸命に組み込むジュール。お給金を学費に充て、自らの運命に立ち向かうジュールが凛々しくて印象的です。
    「人生を取り返したい」一心でバカロレアの一次試験に合格しましたね。彼の真っ直ぐな努力が眩しいです。そして再会へ……味わって読ませて頂きます。

    作者からの返信

    宵澤様、
    沢山読み進めてくださり、ありがとうございます。
    ジュール必死ですね(笑) やっと自分のために生きられる喜び、幸せだと思います。頑張って欲しいです!

  • 新しい生活①への応援コメント

    柊さん、こんにちは。再び『ジュールの森』に出会えて、とても嬉しいです。

    ジュールの服装が良いですね!黒のジレですよね!!

    だけどエドガーが……職業柄、免れなかったでしょうか。
    「庭師に雇え」と、余命を予測しつつ明るく振る舞うエドガーに心痛みました。

    作者からの返信

    宵澤様、
    エドガーは個人的に好きな登場人物です。ルネの店でのエピソードは彼の視点を借りて書くことで色々と助かりました。この物語の中で一番強い人間はエドガーかも知れませんね。

  • 明暗⑤への応援コメント

    差し出された手に縋るジュール。一年五か月間、辛い日々でしたね(T_T) エドガーの存在は救いでした。そして、ギヨームのセリフ、優しくて……ヴェルレーヌの詩が呼び水になったときのように、またもや私に泪が……。

    「君のことを教えてくれ。君の歴史を私に聞かせてくれ。知っておきたいんだ。君の歩んできた人生を」……そうして心を開くジュール。まさに人生の明暗です。絶望も希望も訪れますね。柊さんの筆致には感情をルバートさせられます。こうして、また読むことができて嬉しい。ありがとうございますm(__)m

    作者からの返信

    エドガーの存在と、ギヨームに出会えたことがジュールにとっては大きな救いでした。明と暗を感じ取って頂ければ幸いです。
    感情をルバート...光栄です...。読んで頂けることが、僕もとても嬉しいです。

  • 明暗①への応援コメント

    お酒より健全な読書と言う拠り所を見付けたジュール、健康になっていますね❤ジュールに朗読してもらいたい(^^ゞ
    しかし「読んでる間は色んなことを忘れられるからさ」という台詞が、現実の哀しさを思わせます。

    そうですね。ドビュッシーの愛娘がシュシュでした。さすが柊さん、かゆいところに手が届く(って、ちょっと日本語が変)!?

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントをありがとうございます。
    ジュールの朗読、気持ち良さそうですね。読書が喜びであると同時に、一時の慰みでしかないのは切ないです。

    ひいなさんの作品から色々音楽の勉強させてもらっていますよ。

  • 山羊飼いの少年③への応援コメント

    フレデリック……そうでした、この人ね……
    ネタバレになってはいけないので詳しくは書けませんが^^;(笑)

    作者からの返信

    aoiaoi様、
    含みのあるコメントをありがとうございます…(笑)
    ここから、ですね…。


  • 編集済

    森番②への応援コメント

    ここまで拝読させていただき、フレデリックさんというキャラクターがとても気になります。涼しげな……冷たげな美青年を想像させていただいてます。そんなお人が、ジュールの美貌を覗き見て、釘付けとなってしまったようですね……いったいこの後、どういった形でこのお兄さんが絡んでくるのか……楽しみです。

    毎晩、ゆったりとページを捲らせていただきますね。

    作者からの返信

    北極ポッケ様、
    コメントを下さり、ありがとうございます。
    フレデリック…涼し気というより冷たげな、という印象ですね。作者もそういうイメージでおります。
    お読みいただきとても嬉しいです。ありがとうございます。
    どうぞごゆっくり、お過ごしください。

  • 出会い④への応援コメント

    文学で通じ合える人に出会ったジュールが、モーパッサンのレビューをしていますね!
    「乾いてて、残酷で、後味が悪いから」好き。人間は所詮、滑稽な動物で、エゴの塊。フレデリックさんは、人間らしい人間と言えるのかもしれませんね。

    ヴェルレーヌの詩がヤンを思い出させますね(T_T)
    「心の隅っこに押しやった過ぎし日の思い出」が揺さぶられます。

    作者からの返信

    モーパッサンのレビュー…(笑)確かにそうですね。この歳でモーパッサンが分かるのもちょっとかわいそうなんですけど…彼の経験からいくと当然と言えば当然で。
    ヴェルレーヌの暗唱で押しやっていたものが一気に蘇ってしまいました。きれいな思い出ほど後で苦しめるものですね。

  • 出会い②への応援コメント

    シュシュ……このニックネームは皮肉ですね。
    愛嬢を「シュシュ」と呼んで可愛がるのとは、わけが違いますから。

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントをありがとうございます。
    ドビュッシーの愛娘が「シュシュ」でしたね。
    ここでは意地悪で皮肉なニュアンスですね。

  • 故郷⑤への応援コメント

    最終話の構成が、もうほんとに凄くて…!
    アランとディディエのこと、両親のこと…ひとつわかる度に、ジュールの人生が大きく波打っては落ち着いて、今のジュールの中に吸収されていくのを感じました。
    神父様、色々と教えてくれただけでなく、ジュールに先の人生を提示してくれたことが…何から何まで恩人ですね!
    始まりの故郷に残っていたのが素晴らしい再会で本当によかった。アランのことだけは気がかりですが…ジュールは会いに行ったのでしょうか。
    そしてヤンとの再会。もうこれ以外は考えられない!というくらいピタリとハマる、必然を感じました。二人はもう大丈夫、そう信じることができて心が温かくなります。
    再読できて、本当によかったです。
    改めて、お疲れ様でした&ありがとうございましたm(_ _)m

    作者からの返信

    黒須様、
    最後まで見届けてくださり、ありがとうございます…!!
    再掲載するの、不安でした。でも更新のたびにすぐに読んで下さったこと、あたたかいコメントの数々にものすごく支えられました。並走者のように励ましてくださいました。いくら感謝しても足りないです。本当にありがとうございます。
    そして、勿体ないぐらいの素晴らしいレビューを書いて下さり、感激しています。こちらこそ、宝物を頂戴した気分です。
    沢山勇気づけられました。心からお礼申し上げます。
    ありがとうございました!!

    編集済
  • 故郷⑤への応援コメント

    ほんとに、ほんとに良かったです。( ; ; )
    ジュールは愛し合う両親の元に生まれ育ち、
    何があっても生き抜きました。
    ヤンとの再会に嬉し涙が止まりません。

    ハッピーエンド。こうなる事を知っていたのに、何度もジュールと一緒に
    悩み、苦しみ泣きました。だから今は二人の幸せを喜び、続く事を祈ります。

    柊さん、この作品を書いて下さりありがとうございます。
    星三つでは足りないです。もっと多くの人に届けたいです。(o^^o)

    一度感動した……みんなもそう願っていると思います。(^^)

    次の作品お待ちしています。(*´꒳`*)





    作者からの返信

    星都様、
    最後まで読み切って下さり、本当に、本当にありがとうございます。
    正直なことを言えば、悔しさと不安の中で再スタートしました。でもこうしてぴったりと寄り添うように更新にお付き合い下さり、再読にも関わらず物語の中に入り込んで下さって、優しいコメントを残して下さって、僕は涙が出るほど嬉しく、心強かった。もう一度掲載することができてよかった。身に余るお言葉、心から、感謝しています。
    言葉に尽くせません。ありがとうございます…!!

  • 袋小路④への応援コメント

    「いつまでも純粋でいるのは命取り。割り切れない奴が負ける」……現実は、そういう場所ですね。鈍感に、心穢れ、割り切ることができたならば、死を望まずに居られるでしょうか。ジュールは純粋な上に繊細だから、本当に……(>_<)
    フレデリック!!と、今度は呼び捨てたくなる章でした。スミマセン。熱が入っておりましたm(__)m

    作者からの返信

    宵澤様、
    そうですね、ただ、そう言っているエドガーにさえ割り切れないものがある。大半の人はその矛盾を抱えながら生き延びているんじゃないでしょうか。
    フレデリックには人の持つエゴイズムを露骨に表してもらいましたが、これだってもしかしたら常にどこかで起こっていることだと思えるのです。

  • 袋小路②への応援コメント

    フラッシュバック、本当に辛いですね。ジュール……(T_T)

    作者からの返信

    ここは書くのが難しくて…感じ取っていただければ幸いです。

  • 袋小路①への応援コメント

    柊さん、
    『ジュールの森』完結おめでとうございます! 連載お疲れさまでしたm(__)m
    私は、まだ『袋小路』に居りますが、この夏のあいだに完読したあかつきには、レビュー文を書かせて頂きたく思っております。

    しばらくパリを離れられるのですか? お身体ご自愛ください。ご無理なさらず、ゆっくりと書いたり読んだり、楽しまれますよう。私も休み休み……と言いながら毎日、更新していますけれど、無理はしていませんよ。楽しんで続けていることですから。では読み進めさせて頂きます。わくわく(^^♪

    作者からの返信

    宵澤様、
    ありがとうございます。始めると集中してしまい、かなりハイペースでした。でも見直すいいきっかけだったと、そう思っています。お言葉、有難く頂戴します。
    ひいなさんも毎日の更新、根をつめられないよう、楽しんで下さい。

  • 罠④への応援コメント

    ジュールの手紙に涙が……ここ、涙のしずくが落ちます。
    たった五行の手紙なのに(T_T)
    「僕は幸せだった」という過去形。
    「ずっと、これからもずっと僕の心は君のそばにある」という進行形。
    ヤンはコンスタンに続き、ジュールをも失わなければならないのでしょうか。少し前まで幸せだったのに。

    作者からの返信

    宵澤様、
    出て行くジュールの心境を考えると、凝った文章じゃなくて、こんな言葉しか書けないのではないか、と思いました。
    ヤンは失うばかりの恋愛ですね。
    優しいコメント、ありがとうございます。

  • 罠②への応援コメント

    抗う術なくジュールが罠に嵌められていく……(>_<)
    何も知らないで、このような場所に連れてこられたジュールが、とても気の毒です。

    作者からの返信

    宵澤様、
    有無を言わせず、ですね。ルネの余裕とジュールの緊迫と、対照的な空気が出ているといいのですが。

  • ふたつの心⑤への応援コメント

    野良猫のような目、飼い慣らすことが出来ない野ウサギ……この時のジュールを悲しいほど上手く例えていますね。( ; ; )

    ヤンが頼ったのがギヨームで良かったと安堵したら、またお父さんが邪魔をするなんて残念です。手紙の続き、ヤンは分かっているでしょう。切ないです。

    作者からの返信

    星都様、
    例えを汲み取って下さりありがとうございます。
    悩むがゆえに空回りし、遂に大事な人まで失うというところまで書きたかったです。

    ベルナールの登場で手紙が途中になりましたね。書きかけの手紙...切ないです。

  • ふたつの心①への応援コメント

    「犬と狼の時間」一度目は分かりませんでしたが、
    今イメージがわきます。(^^)

    エッセイも待っています。(o^^o

    作者からの返信

    星都様、
    気づいて下さりありがとうございます。ここで使っていたフレーズです。イメージが具体的になってよかった。嬉しいです。エッセイへ早くたどり着けるよう頑張って再建築いたします。

  • ふたつの心⑤への応援コメント

    先生の最後のおせっかいが、ほんとたまらんです…(ノ_<)
    幸運と不運が目まぐるしくやってくるジュールだけど、こんな風にかつての幸運が手を差し伸べて、包み込んでくれる。失ったと思ったものも、ちゃんと意味があるものだった、って思えます。
    ヤン父は忘れた頃に引っ掻き回してくれますね(笑)

    作者からの返信

    黒須様、
    優しいコメントありがとうございます。
    ギヨームは最後までジュールを愛してくれましたね。作者が言うのもなんですが、この人大好きです。
    ベルナールの訪問は驚きですよね。でもジュールはもう出ていく覚悟で手紙を書いていました。この訪問のために書きかけになりましたが...。

  • サクリフィス⑤への応援コメント

    ジュールの行動は、タイトル通り犠牲的行為でしたね。
    ヤンとの生活を守るため、いや、ヤンを守るために( ; ; )

    12月、クリスマスの頃の辛い記憶が余計に自分を犠牲にしてしまったのでしょう。

    作者からの返信

    星都様、
    ヤンを守るため、ですね。自分はそこに含まれていない。そういう思考回路になってしまっているのか。
    このサクリフィスにはフレデリックもやんわりと入れています。家や仕事を守るために自分にウソをついたまま死ぬ人生も、ある意味犠牲的行為かと…。
    残るところあと2章です。コメントを残して下さるのがとても嬉しいです。ありがとうございます。

  • 別離④への応援コメント

    「君の痛みを僕に分けて欲しいってことさ」
    「傷は、いつかきっと小さくなるよ」
    「ずっとずっとそばにいて、君のために生きたい」
    ……『ジュールの森』の『別離』の章には、真っ直ぐな愛の覚悟に充ちた想いが沢山、綴られているのに、あの御方の破壊衝動により引き裂かれていきますね。此処から辛いところですけれど、確かに見届けたいです。
    ヤンの歌が耳にこだまするのが切ない。そう言えばヤンのモデルは、琴を持っていました! あの絵画も美しかったですね。

    作者からの返信

    宵澤様、
    ストレートな言葉が多いですね。このくだりは何度も書き直しました。白々しくなったり、芝居がかるのが嫌で。今でもこれでよかったろうかと思いますが、ジュールの精一杯のセリフです。
    フレデリックの破壊衝動は、もしかしたら誰の胸にでも起こりうる感情ではないかと思います。彼には人が隠したがる負の部分を全部担ってもらおうと思っています。
    ブロックの絵を覚えていて下さって嬉しいです。ヒュアキントスの表情が特に素晴らしいです。

  • 別離①への応援コメント

    ヤンがジュールに弱かった過去を打ち明けるシーンの空気感に……(泣)。
    「自ら命を絶ってしまうなんて、呪いをかけるようなものだ。残された人間は一生その呪いに縛られる」……最大の呪縛ですよね。外せない愛の鎖で縛られているような。

    作者からの返信

    宵澤様、
    そうですね、それが自分の引き起こしたことであればなおさら、その呪縛から逃れることはできないのではないかと思います。


  • 編集済

    サクリフィス⑤への応援コメント

    エティエンヌまで…ジュールはほんとにもう、どこへ行っても…💦
    ジュールに情欲なしで優しくしてくれる人が、ほんと少ない…。すべてはディディエおじさんの呪い??
    ヤンがいるのにつらい日々、早く終わってほしいです(>_<)

    作者からの返信

    黒須様、
    ありがとうございます。
    ダメ押しのようにこのくだりを出したのは、ジュールが自分から自分を投げ出すという自暴自棄の悲しさを書きたかったのです。ヤンを守りたい気持ちと捨て鉢な気持ちがごっちゃになった悔しさが出せているといいのですが。
    ジュールに魅力を感じる人間はみな間違った方向へ行きますね。本当におじさんの呪いかも知れません……

  • ヤンの話④への応援コメント

    「出会ったことを後悔するような人間。それは、道ならぬ恋と分かっていながら惹かれてしまう相手のこと」とは、本当に、この小説の言の葉が深淵です。

    「コンスタン。ずっとそこにあるもの。絶え間なく、永遠に続くもの」って、詩のようなリズムの綺麗な台詞ですね。

    少しだけ若かりし日のヤンの切ない語りに思えました。

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントをありがとうございます。
    Constant は色んなニュアンスがありますが、「不変の、恒久の」という意味で『永遠』とかけてみたかったです。
    いっぱい感じ取って下さり、とても嬉しく思います。

  • ヤンの話②への応援コメント

    ヤンの語りで、中原中也・訳のランボーが登場して、ヤンとコンスタンが人生を語る場面、此処も、いいです。
    「繊細さのために
     私は生涯をそこなったのだ」
    というフレーズ。印象的です。

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントをありがとうございます。
    中原中也のこの訳は原文に忠実であると同時に日本語としてもストレートに入ってくると思います。この冒頭は伏線にもなる印象的なフレーズですね。

  • 迷える者④への応援コメント

    この辺も、前読んだ時、ほんとに切なかったんです…( ; ; )
    やっと愛する人のそばにいられるようになったのに。自分を卑下して嘘までついてしまって、状況がどんどん悪くなって…
    前も書きましたが、ジュールの中にある誇りが、ヤンへ甘えることを許さなかったんだな、と。
    高潔であるが故に、要領のいい生き方ができず…不憫ですね…でもそれがジュールなんですよね。

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます。
    要領のいい生き方ができない、それですね。誇りがあるのに自分を卑下してしまう…いや、むしろ誇りがあるからでしょうか。甘え下手というか、はたから見るともどかしいかも知れません。

  • 迷える者④への応援コメント

    やっとヤンと暮らせたのに、ジュールの気持ちが痛いほど伝わります。
    自暴自棄になったり、冷静になったり。
    身分、生い立ち、学歴の違い、ジュールの悔しさをヤンは気付いて
    いてもどうする事もできないのですね。

    ヤンに嘘をつくジュールの健気さ、泣けます。

    作者からの返信

    星都様、
    優しいお言葉ありがとうございます。ジュールが現実を見せつけられ劣等感にかられていくところですね。ヤンと一緒にいるうちにだんだん自分の内面へと矛先が向かっていってしまいます…。

  • 同棲⑤への応援コメント

    ヤンの優しい言葉で救われました。
    ヤンがそばにいてくれるから、生きていけるのですね。
    森でリフレッシュして欲しいです。

    作者からの返信

    星都様、
    ヤンはジュールを尊重し、大切にしていると思います。頼もしい存在ですね。
    物語も終盤に入りました。ジュールに寄り添って読んで頂き、ありがとうございます。

  • 秘めごと④への応援コメント

    後ろ手の妖しいフレデリック様(なぜか様付け)、「お前がヤンとピアノで遊んでいるのも知ってるよ。母のいない時を狙って」と、こんなセリフを仰っていたのですね!!皮肉です。
    ジュールが『脂肪のかたまり』を読んでいましたね!懐かしいです。そして絵を通じてフレデリック様の禁断の心を知ってしまうジュール。ざわざわし始めますね。

    作者からの返信

    ひいなさんも様付けですか(笑) 何がそうさせるんでしょう。オスカーのせいですかね。
    『脂肪のかたまり』...これを書いているころ、作者もモーパッサンにはまっておりました。懐かしいです。
    少しずつ不穏な空気が漂い始めました。たくさん読み進めて下さり、ありがとうございます。くれぐれも目はお大事にしてくださいね。

  • 初恋④への応援コメント

    なんて切ない初恋……なにもかもほどけてゆく本当の口づけ。
    子鹿のようなジュールと豹のようなヤン。
    「君に食われちゃうじゃないか」って、可愛らしいです。
    「……好きな人と愛し合うって、こんなに幸せな気持ちになるんだね」と、素直に心ほどけているジュールも素敵で、ふたりの幸福な時間が、あたたかく残ります。この先の展開を存じているだけに、とどまっていたいような、でも読み進めたくなる魔力が此処にあります。

    作者からの返信

    宵澤様、
    ふたりの幸福な時間を見守って下さりありがとうございます。初恋の戸惑いや思いの苦しさ、相手と気持ちが通じ合い、ひとつになることの純粋な喜びを、ジュールを通してストレートに書きたかったです。

  • 同棲⑤への応援コメント

    ジュールの不運はまだまだ続く…💦
    ヤンの温かな愛情が心に沁みます。
    早くジュールに思いっきり勉強させてあげたいですね…!

    作者からの返信

    黒須様、
    ようやくお互いを取り戻した二人ですが、前途にはまだ色々...。
    ここからはパリ編の第二部のような感じです。ジュールの内面に焦点を当てていきたいと思っています。
    お付き合い頂きありがとうございます!

  • 初恋①への応援コメント

    ヤンの、しなやかな手が紡ぐピアノの音……私には「エオリアンハープ」というショパンの練習曲が聴こえてくるようです。
    「小さな泉がひっそりと佇んでいた」……泉が佇む。その景色を想像すると透きとおります。更にフランス民謡! 透き透きとおりました(T_T)

    作者からの返信

    ひいな様、
    透き透きとおってよかった。 フレール ジャックのシンプルで牧歌的なメロディが好きで、ちょっと使いたくなったのです。
    エオリアンハープとは綺麗な曲名ですね。ヤンのモデルも小さい琴を持っている人物なので、偶然に嬉しく感じます。

  • 山羊飼いの少年③への応援コメント

    フレデリックはここでジュールを見つけるんですね。美少年に釘づけの覗き見フレッド様・・・なかなかエロティックな場面ですね♪

    作者からの返信

    神原様、
    コメントありがとうございます。ただの好奇心だったのが、思いがけない美少年の姿に釘付けになってしまいました。エロティックに感じて頂けてよかったです。覗くという行為がそれを強調しますね。

  • アプリヴォワゼ⑤への応援コメント

    悪夢に魘されるジュールの枕辺に立つヤン、ジュールにピアノや文字の綴り方を教えてあげたり、本を提供してあげたり、心の優しい青年です。ジュールの痛みはジュールだけのもの。忘れることはできないと、痛みと共に生きようと、正論を教えるのもヤンですが、ジュールの傷は、まだ真新し過ぎたのかもしれませんね。そんな彼にヤンが繰り返す言葉……「汚くなんかない…!絶対に…汚くなんかない……!」
    言葉が届いて、ヤンがジュールの髪を綺麗にしてあげる場面も素敵です。信頼という糸で繋がっていると感じます。そう言えば『星の王子様』で「Apprivoiser」は「時間をかけてできた絆」とも訳され、個人的に、とても好きな単語です。「手なずける」=「仲良くなる」=「目に見えない絆」という解釈でしょうか。仏蘭西語の解釈とは色々に考えることができるものですね。「アプリヴォワゼ」と片仮名表記も綺麗ですし、この「アプリヴォワゼ」という章の内容が、本当に好きです。

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントありがとうございます。「時間をかけてできた絆」とはいい訳ですね。一般的には動物を手なずける意味で使われる言葉なのでフレデリックにそう言わせています。でも解釈としては星の王子様のキツネで、お互いを必要としはじめる雰囲気をこの章に出してみたかったです。カタカナにするときれいですよね。分かってくださるの嬉しいです。

  • アプリヴォワゼ②への応援コメント

    ピアノ・レッスンの場面、やっぱり好きです。文章が、映像と台詞と音を伴ってくるようで。ヤンが弾くショパンを聴いてみたい。フレデリックが嫉妬するほどの音です。さぞかし艶やかな音なのでしょう。
    ヴェルレーヌの詩が効果的に挿入されますね。「こゝかしこ」の「ゝ」……なんとなく縦組みにしか通用しないと思っていたのですが、横組みでも、この文字は、いい効果を出しています! 御作は縦組み推奨かもしれませんが、横組みでも綺麗に伝わってきます。

    作者からの返信

    宵澤様、
    コメントありがとうございます。
    小説自体をまず縦書きで書いたので、横書きになることに抵抗があったのは確かです。でもそう仰ってもらえると安心しました。

    ヤンが弾くショパン、どんな感じなんでしょうね。でもまず宵澤さんのショパンを一度聴いてみたいです。

  • 報復④への応援コメント

    ジュール、何も悪い事をしていないのに、次から次へと悪い方向へ向かう人生ですね。

    切なすぎて、悲しくて……。
    エレーヌの優しさが余計にジュールに負い目をもたらしたのでしょう。泣けます。


    作者からの返信

    星都様、
    ありがとうございます。試験に合格しこれから、というところで…残酷ですね。砂の城を思いながら書いていました。エレーヌの気持ちを思うと、かえって自分を責めたくなるでしょうね。

  • 報復②への応援コメント

    この時のフェルナン好きです。男前。

    作者からの返信

    星都様、
    おお、ありがとうございます。フェルナンは作者が地味に好きな人物なのです。男前、嬉しいお言葉です。

  • ジュールの話④への応援コメント

    ジュールの語りで振り返られる過去。此処、大好きです。「本当に悲しい時に流す涙」を流し、父の柩にパイプを入れてあげればよかったと泣くジュール、「あの十二月の最初の木曜日」の悪夢、以降、繰り返される木曜日の「儀式」が気の毒で、共に私も泣いていました。「ぼくは、ころされる」……特徴的な平仮名表記に、真実の恐怖が表われているように思います。
    御作が素晴らしいということは既に読了済みで解っておりますので、先に☆を置かせて頂きますね。レビュー文なんですけれど「昭和三十年代、日本の文学史上に放たれた森茉莉女史のボーイズ・ラブ。滞仏体験を経て才能の花を開かせた女流作家の耽美な作風を、軽やかに超える衝撃が、令和の時代に、もたらされたのではないでしょうか。柊圭介氏の『ジュールの森』は令和時代に彗星の如く現われた純文学でありBLです」と、昨年、そう書きたかったのですが「森」という単語が被るので遠慮したのでした。茉莉女史は、かなり頽廃に偏った作風で、御作も頽廃に帰結するのだろうかとハラハラして一読した日のことを、とてもよく憶えています。良い意味で期待を裏切られ、あの結末は本当に珠玉でした。
    柊さん、休暇中の励みをたくさん頂いていました。本当に有難うございます。コメント返信は後程、改めて、ゆっくりと大切にさせて頂きます。柊さんも眼の疲れには、お気を付けくださいね。
    私たちの周囲が猛スピードで流れ落ちていく気がします。いろんなことが変わっていきます。ずっと幸せなときが続けばよかったのに。せめて森は不変に此処に在ってください。少し休憩して、また参ります。ではm(__)m

    作者からの返信

    宵澤様、
    ジュールと共に泣いて下さる優しさ、痛み入ります。丁寧に読み込んで下さり、細かいところまで意図を汲みとっていただけること、本当に有難く思います。

    森茉莉女史って森鴎外の娘でしたね。知らないことばかりで…。それにしてもものすごいレビュー文を考えて下さってたんですね。作品が負けそうです…(汗)

    BL枠には入りますが、作者としては青春小説のつもりで書きました。その中で退廃的な部分も出てきますが、それが主体ではなく、あくまで一人の人間の青春を書きたいと思っていました。
    いつも丁寧なコメントを寄せて頂き、恐縮するとともに報われる思いがします。有難い評価も頂き、心からお礼申し上げます。つい少し前までこの場におられた方につけて頂いた星が、バトンのようにひいなさんの星に取って代わりました。物事も人も、流れていきますね。ずいぶん辛い思いをされたことだろうと察します。そして自分もそういう思いをさせてしまった一人であったことに、今さらながらお詫びを申し上げます。
    この場へ戻り、作品を再建築していけることを、幸せに思っています。

    お体はくれぐれもお大事に、いつでも居りますので、またゆっくりいらしてください。

  • 森番③への応援コメント

    以前も申したように思いますが、心情や台詞を「」で括らずに本文中に自然に置かれる技術。やはり素晴らしいです。自然に五線に乗る音符のように確かに其処に在り、奏でられ流れる文の美しさを感じます。
    星空の許の、ふたりの遣り取りも好きです。

    作者からの返信

    宵澤様、
    そうですね、三人称で書いているのですが、こう書く方がしっくりくるときもあって、あまり深く考えずにそうしました。気に入って頂けて嬉しいです。
    星の下に連れ出されたジュール、重たい口を開く時がきました。ヤンは話を導き出すのが上手いのかも知れませんね。

  • への応援コメント

    お邪魔します(*^^*)♪
    一度読んだ作品を読む楽しさ、というのがありますね。一度目は気づかなかったものがはっきり見えてくるような。そんなワクワク感で楽しみに拝読します(*´∇`*)

    作者からの返信

    aoiaoi様、
    ああ、嬉しいです。僕も皆さんの作品を再読していますが、新しい部分に気づいたり、内容をより咀嚼できる気がします。
    お忙しい中、本当にありがとうございます。どうぞ、ご無理のないよう、ゆっくりいらしてくださいね。

  • 森番②への応援コメント

    ジュールがヤンの生い立ちを知る場面ですね。「フレデリックは……。よく分からない。あんまり表情のない人だ」という何処か不気味な一文! 後半への伏線なのかもと、再読で気付かされます。

    作者からの返信

    宵澤様、
    そう、さりげなくこの一文を入れています。この小説は伏線の言葉を結構入れています。あとから再度使うフレーズも多いですね…。細かいところまで目にとめて下さって嬉しいです。

  • 森番①への応援コメント

    柊さん、こんにちは。再び、お邪魔いたします。
    「貿易、外国、屋敷、財産」と、「山羊の群れ、牧場、貧しい家、そしていつもそばにいた父」の対比。後者を持つジュールの「それが全てだった。そしてそれだけで幸せだった」という心に、彼の生い立ちと謙虚な心が表われていますね。
    「緊張して硬くなった顔はむしろ咲きかけのつぼみのように繊細で可憐」……子鹿であり、つぼみのようなジュールの容貌が眼に映るようです。

    作者からの返信

    宵澤様、
    おいで下さりありがとうございます。
    ジュールの世界になかったものばかりですね。何事も知ってしまうとその分自分の荷物を増やしているようにも思えます。余計なものを知らずにそれだけでよかったと言えるジュールは幸せだったのだと思います。

  • 報復④への応援コメント

    これも特に切なかったシーンです。
    ジュールには罪はないのに、こんなにも優しい人を傷つけてしまった…
    先生の店通いの代償を、今になってこんな形で払わされることになるなんて。
    それでもこの家族と過ごした年月が無駄ではなかったこと、エレーヌの心がいつかジュールに対して穏やかになることを願うしかありません…。

    作者からの返信

    黒須様、
    たくさん読んで下さってありがとうございます…!
    誰かが幸せになる時は別の誰かがその代償を払っていることがあるのかも知れません。エレーヌは苦しさをこれ以上留めておくことができなかったのでしょう。彼女はようやく自分の心情を吐露できましたが、今度はジュールがすべての代償を払うことになりました。

  • 再会⑤への応援コメント

    本当に、もう…
    人でなしの男たちのせいでせっかくの再会がめちゃくちゃです。
    ジュールには何の罪もないのに、何故こんな思いをしなければいけないの…( ; ; )

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます。
    ヤンにだけは隠し通したかったのだと思います。
    期待をしてしまっただけに、余計悲しいですね…。

  • 再会⑤への応援コメント

    ジュールの怒りと知られてしまった絶望感に涙します。
    幸せな再会のはずがこんな形で。

    フレッド、ルネ、傷をつけた男たちが許せない。
    やっと平穏な生活が訪れたのに、偶然の再会は残酷です。

    作者からの返信

    星都様、
    皮肉な再会になってしまいました。きっと今の自分だけを見せたかったでしょうね。
    優しいコメント、ありがとうございます。

  • 再会③への応援コメント

    再会……このタイトルを見ただけで、胸が苦しくなりました。
    ジュールがヤンのことを、太陽に例えたのは、もう涙。
    ギヨームが優しい人で良かったです。ホッ。

    作者からの返信

    星都様、
    ありがとうございます。
    太陽、という言葉をヤンを形容する時にどこかで使いたく、ここでジュールに言わせることができて良かったです。
    ギヨームは、器が大きいですね。それも愛情なのだと思います。

  • への応援コメント

    こうして美少年を拾ったのですね・・・あ、この時はまだ美少年と気付いていない頃ですね。ヤン、親切ですよね。

    作者からの返信

    神原様、
    コメントをありがとうございます!
    拾った…(笑)そのとおりです。拾いましたね、運命の出会いとも知らずに。ここでは汚れた浮浪児ですので、仰る通りヤンの純粋な優しさです。

  • 新しい生活⑤への応援コメント

    ジュールにとって一番充実した時間でしたね。
    勉学に励み、家族の愛を知って良かったです。
    ジュールの賢さや、優しさが伝わる「新しい生活」のエピソードが
    好きでした。再拝読でほっこりしています。^ ^

    作者からの返信

    星都様、
    コメントをありがとうございます。
    ほっこりして頂けてよかったです。初めて訪れる穏やかで充実した時間ですね。自分のためにはっきりと目標が立てられるのは、ジュールにとっても幸せなことだったと思います。

  • 新しい生活⑤への応援コメント

    ジュールがどんどん新しいことを学んでいる姿、とても嬉しくなります。
    勉強だけでなく、大切なことをたくさん学んでいますね。
    勉強ができることのありがたみを、今更思い出してみたり。
    ヤンもますます立派になって。
    仮病って、お父様は全く…
    このお父様、ヤンを大事にしているところだけはどうしても憎めませんね。

    作者からの返信

    黒須様、
    ありがとうございます。
    タイトルにふさわしく雰囲気をガラリと変えてみたかったです。
    お父様、現金ですね。何だかんだ言って、ヤンに甘えたかったのでしょう。

  • 明暗⑤への応援コメント

    お昼前に拝読したかったのですが、この流れを知っているだけに
    涙が出ると思い、化粧を落としてからにしました。

    ギヨームと暮らせるのを喜ぶジュールの声、笑顔が浮かんで貰い泣きします。
    人生何があるか分かりません。本当に明暗だと思います。
    今しばらくは、ジュールの幸せを願いたいです。(^^)

    作者からの返信

    星都様、
    コメントをありがとうございます。
    お化粧を落としてから…失礼ながら可愛いと思ってしまいました。こうして物語に入って下さること、作者冥利に尽きます。
    本当に、人生って、明と暗の繰り返しですね。
    手を差し伸べてくれた先生に感謝です。

  • 明暗⑤への応援コメント

    店を出られるのはよかったけど、ここで作った傷はあまりに大きかったですね…( ; ; )
    先生やエドガーとの出会い。
    ひとつひとつの幸運に、心からすがりたくなってしまいます。
    テンポよくここまで来たけど、まだまだこれからですね…!

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントをありがとうございます。
    どんな状況においてもささやかな光はあり、それに少しでも救われることがあると思います。エドガーの存在も。でもギヨームとの出会いは大きな救いになりました。
    ようやく後半です。どうか、ご無理なさらず、お疲れでなければ、引き続きお付き合いくださいませ。

  • 出会い④への応援コメント

    詩を暗唱したあと、ギヨームは驚いたでしょうね。泣いているジュール、本をもっと読みたいと言ったジュール、生気が戻っていくのを見て……。

    ギヨームとの出会いは少しほっとしました。
    ジュールの束の間の幸福を祈っています。

    一回目の拝読の時とはまた違った感動を味わっています。(*^^*)

    作者からの返信

    星都様、
    そうですね、ギヨームからすれば?!ですね。でもジュールにとってはかけがえのない出会いになりました。
    先生を登場させてから僕自身も何故か安心しました(作者のくせに)

    丁寧に味わってお読みくださり、ご感想を頂けて幸せです。
    すごく幸せです。
    ありがとうございます。

  • 袋小路④への応援コメント

    ジュールが死を望むのも分かります。
    愛するヤンの存在が遠すぎて……。
    現状からも逃げられないんですもの。(泣)

    エドガーの助けがあって良かったです。

    作者からの返信

    星都様、
    コメントありがとうございます。
    絶望と屈辱に耐えられず、いっそ楽になりたいと本気で願ったのだと思います。エドガーが来てくれて助かりました…。

  • 出会い④への応援コメント

    もう、あの詩が出たとたん、こっちまでブワッと来ましたよ…( ; ; )
    今思い出すにはあまりにつらい、幸福すぎる記憶。もう眩しすぎて正視できないくらいに感じます💦

    本の話で普通の素直な少年に戻るのが、また凄い。ジュールはどこまで魅力的になってしまうのか。
    これは先生落ちますよね…♡

    作者からの返信

    黒須様、
    詩の冒頭の言葉を聞いた瞬間からジュールの中でこみ上げて来てしまったでしょうね。実は最近個人的に同じような思いをしました。一瞬で涙腺が崩壊するような出来事で。自分で書いておきながらこのシーンを追体験した気持ちでした。
    先生、落ちましたね。同時にジュールもこの人に心の殻を割られてしまいました。ギヨームを登場させるのが嬉しかったのを覚えています。

    物語も中盤です(やっとか)。追いかけて下さること、とても心強く、感謝でいっぱいです。黒須さん、本当にありがとうございます。

    編集済
  • 袋小路④への応援コメント

    「自分じゃ手を下さずに、他人にやらせて」
    今までに何度もでてきた言葉ですね。
    フレデリックの真骨頂がここに…!

    ジュールの現状はどうしようもないほどつらいけど、それでもエドガーが救ってくれて、死なせずに済んで、本当によかった。
    初読の時も今も、心からそう思います…( ; ; )

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます!
    伏線になる言葉を覚えていて下さって嬉しいです。
    卑怯な人間とはこのような者のことだと思います。
    エドガーに助けられましたね。二人にとっても転換の出来事になりました。

  • 山羊飼いの少年④への応援コメント

    「ジュールの心の中で何かがほどけるような感触がした」……警戒心が解け始めたと同時に、あたたかさが広がるような気がしました。ヤン青年は立派な医者の素質を持っていますね。
    柊さん、私の記憶に乱れが無ければ、たしか『ジュールの森』は「容量オーバーになった脳内ハードディスクの内容を外のディスクに移し替えたもの」で、それが小説という形をしていたんですよね。つまり、創ろうとして創られたわけではない純粋な文章で、泉のように湧き出ずる小説だった。だからでしょうか。瑞々しいのです。
    そして、やはり柊さんの文のリズムにはヒーリング効果を感じます。初めて拝読いたしました際には、物語の先が気になるあまり速読してしまい、ちょっと勿体無かったような気がしないでもありませんので、今回は、ゆっくり大切に味わって拝読いたしますね。まだ目が本調子ではないこともあり、ゆっくりしか進めませんが、ご容赦下さい。

    作者からの返信

    宵澤様、
    細部まで読みとって下さり、書き手として嬉しい限りです。
    よく覚えて下さってますね。頭の中のものをとにかく吐き出したくて夢中で書きました。瑞々しいと形容して頂けることが光栄です。
    どうか、目を酷使されませんよう。僕はここに作品を置けるだけで幸せです。読んで頂けるのは見に余るほど贅沢にありがたく思います。
    心から、お礼申し上げます。

    編集済
  • 山羊飼いの少年③への応援コメント

    フレデリックさんの御登場、此処でしたね! 初めて読ませていただいたときは、ショパンと同じ名前だわ、なんて思っていました。
    少年の肩甲骨の描写が殊に素晴らしいです。
    もしかして、改行を増やされたでしょうか? 何処か印象が違って見えるのです。

    作者からの返信

    宵澤様、
    確かにショパンと同じ名前だった!今気づきました、うわぁごめんなさい、色んな意味で!僕の中では結びついていなかったので...。
    はい、改行を増やしてみましたが、再度見直した結果、若干改めました。改行=読みやすさ、ではありませんね。もう少し文章自体を見直そうと思っています。

  • 山羊飼いの少年②への応援コメント

    ヤン青年は、現代で言うところの経口補水液を作ったのですね。たしかに、あんまり美味しいと感じませんが、脱水には点滴と同じぐらい効果のある水です。彼の振る舞いと台詞から、ヤン青年に医術の心得があるのかしらと思って読んでいたことが懐かしいです。
    「医術は身体の病を癒やし、知恵は魂をもろもろの煩悩から解放する」
    このたびは或る哲学者の、そんな言葉を思い出しながら読んでおります。

    作者からの返信

    宵澤様、
    そうです、ちょっと医者の卵を匂わせるようなところを出してみました。
    ひいなさん、色んなことをご存知なんですね。教えてもらえるの嬉しいです。

  • への応援コメント

    柊さん、
    いまいちど、こうして『ジュールの森』をお散歩させていただける機会に恵まれ、嬉しいかぎりです。
    そう。この書き出しですよね。少年を子鹿に喩えておられるところ、今まで言いませんでしたが、実は非常に共鳴したのです。何故なら、私が真に論理的な少女だったころ、書いた小説のタイトルが『仔鹿の眠る園生』だったから。やはり少年が主人公です。少年の姿の比喩として、仔鹿というワードを用いていました。
    柊さんは、かつて子鹿のような少年だったでしょうか。なんてことを想いました。

    作者からの返信

    宵澤様、
    再びご訪問いただけること、心から嬉しく、感謝の思いでいっぱいです。ありがとうございます…!
    『仔鹿の眠る園生』可愛いタイトルですね。田園小説を思わせます。ジョルジュ・サンドのような。小柄で華奢な少年は確かに子鹿みたいですね。

  • 罠④への応援コメント

    ここから先がわかっているだけに、フレデリックにイラっとします。
    ヤン、助けに行って欲しかった。( ; ; )

    作者からの返信

    星都様、
    この章、次の章とフレデリックの本性が露呈します。これも人間の性だと思っています。
    ヤンは強い人ですが、あくまでもまだ親の庇護下にある学生だということを思い知らされたでしょう。
    コメント嬉しいです、本当にありがとうございます。

  • 別離②への応援コメント

    ジュールがヤンを励ます言葉がいいですね。
    ヤンの悲しみを、涙を拭い去ろうとするジュールが健気です。
    二人の魂が結びついたシーン……感動します。

    作者からの返信

    星都様、
    ありがとうございます。
    人の心が繋がる場面というのは言葉にするのが難しいものですね。さんざん悩んだ記憶があります。お言葉をもらって報われた気持ちになります。ありがとうございます。

  • 罠④への応援コメント

    ああもうひどい、フレデリックひどすぎる…💦
    先がわかってても叫ばずにはいられません。
    ジュール!ヤン!負けないでー!!

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます。物語に入って下さって嬉しいです。この先の展開が分かっていても...声援が有難いです!

  • 別離④への応援コメント

    ヤンの過去も知って、深く心が繋がれたのに…一番いいところでこの仕打ち(/ _ ; )
    もう泣くしかないですこれは…
    ジュールの運命を知ると本当につらいけど、ちゃんと見届けます〜!!

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます!頂くたびに、「もう読んでくれたんだ」って、とても幸せな気持ちになるのです。
    思いの深くなった二人がこれから、というところでの別離、ジュールもつらかったことでしょう。
    この後はパリ編です。見守って頂けると嬉しいです。
    でも、どうかご無理なさらずにね。ありがとうございます。

  • ヤンの話④への応援コメント

    ヤンが、今よりも荒削り無鉄砲な感じがちゃんと出てますね。
    ヤンが間違えたとは思わないけど、本当に、どうしてこうなってしまったのか…。
    切なくて胸に迫ります( ; ; )

    作者からの返信

    黒須様、
    ありがとうございます!
    ヤンの幼さ未熟さが出ていてよかったです。
    どうしてこうなってしまったのか。それに尽きますね。誰もが責めを負い、でも誰も責められないやるせなさですね...。

  • アプリヴォワゼ①への応援コメント

    私もリピートに来てしまいました。順不同に読ませていただき失礼します。

    apprivoiser って味のある言葉ですよね。私の持っている学習CDに出てきます。星の王子様がきつねと友達になる時にきつねが教えてくれる言葉です。でも他では聞いたことなかったのですが・・・星の王子様も読んだことなかったりです・・・^^

    作者からの返信

    神原様、

    号泣…。また来ていただけるなんて…。どうかお気遣いなきよう、お願いしますね。でも、とてもとても嬉しいです…!
    そうです、アプリヴォワゼ、星の王子様のきつねの言葉ですね。僕も好きなのです。だからどうしてもフランス語のまま使いたかったです。一般的には動物に対して使う言葉ですよね。味があるのを分かって下さって嬉しい。
    それから、すでに沢山の星を頂戴し、感謝しています。
    胸がいっぱいです。ありがとうございます…!

  • 初恋④への応援コメント

    このエピソードが美しくて切なくて……二人の会話を何度も読み返します。
    性別や年に関係なく、人を愛することって尊いものですね。
    自分の心の狭さに気付かされました。

    作者からの返信

    星都様、
    いやいやいや、人生の大先輩にそんなことを言われたら恐縮します。
    二人は恋の入り口に立ったばかりで、これが一番美しい時間なのかも知れません。でも本当に大事なのはこのあとですね…。
    コメントをありがとうございます。
    励みになり、心強く思います。

  • 秘めごと④への応援コメント

    フレデリックの突撃が止まらない〜!!
    自分が当事者だったらすごく嫌な存在だろうけど、読者視点では、ものすごく味があるんですよね彼は…
    屈折具合が。人間らしい人間とも言えそうです。

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます。そうですね、彼の持つ複雑さや諸々の感情はとても人間臭いのでしょうね。なぜかこの人が出てくると筆が進んだのを覚えています(苦笑)

  • 初恋④への応援コメント

    いったんは逃げてしまったけれどちゃんと戻ってきたヤンの気持ちと、やっと本当の幸せを見つけられたジュールの気持ち…
    苦しさとあったかさ、色んな感情が押し寄せてくるようです。なんて尊い…
    これはもう感動せずにはいられないです。
    この先色々あっても…ひとまず今だけはこの余韻に浸っていたいです。

    作者からの返信

    黒須様、
    ありがとうございます。
    この章は照れや恥ずかしさを捨て、直球で書くことにしました。
    感想のお言葉、とても嬉しいです。
    確かに、今は幸せに浸っていたい気持ちですね。

  • アプリヴォワゼ⑤への応援コメント

    ジュールの純粋さと健気さがより切なくて……。
    ヤンの優しさにもらい泣きします。

    作者からの返信

    星都様、
    コメントをありがとうございます。
    ふたりに対するお言葉がとても嬉しいです。
    ヤンのような優しさを与えてくれる存在は、傷を負った人間には非常に心強いものですね。

    それから、すでに沢山の星を頂戴しまして、恐縮です。
    お礼申し上げます。ありがとうございます!

    編集済
  • アプリヴォワゼ⑤への応援コメント

    二人で泣くシーン、ほんとに神シーンです( ノД`)
    何度読んでも素晴らしい…こっちまで泣けてきます。

    ジュールは、容姿もだけど、それ以上に高潔な魂を持って生まれてきましたね。
    実際の身分と知性がかけ離れてる、ほんとにそう思います。

    作者からの返信

    黒須様、
    ああ、本当ですか…!そう言って頂けるともう悩んだ甲斐がありすぎます。心が繋がっていくシーンは繊細かつ大胆なので本当に難しいですね。
    ジュールの知性はなんというか、「もったいない」って感じですね。ヤンが歯がゆく思うのも当然でしょうね。
    コメントとても嬉しく頂戴しています。
    ありがとうございます。

    編集済
  • ジュールの話④への応援コメント

    一度拝読しているだけに……。また泣けてきます。
    ひとときの幸せな時間がずっと続けばいいのに。

    作者からの返信

    星都様、
    ああもうここまで読んで下さったんですね。本当に、本当にありがとうございます。僕も泣けてきます…。

    幸せな時間、ずっと続いて欲しいのに、そうなりませんね。それが悲しいですね…

    コメントをありがとうございます。大きな励みになります。

  • ジュールの話④への応援コメント

    おばさんとアランが変わらず優しいのが、余計に残酷に感じますね( ノД`)
    こんなことを話すのが、どんなにつらかったことか…
    同時にジュールの頭の良さもすごく感じました。
    学校へ行かなくても、わずかな勉強でぐんぐん知識を吸収していったんですね。

    作者からの返信

    黒須様、
    仰るとおりですね。優しい人がいるからこそ悲しさが際立ってしまうのかも知れません。そして、本当に信頼できる人にしか話せないことかも知れません。

    ジュール賢いですよね。飲み込みの早い人は羨ましいです(笑)

  • 森番③への応援コメント

    二人の心が少しずつ近づいていくのがわかります。
    森の中で、何気ない日常の中で。
    特に長くはない文章の中で、それがじっくり味わえるのがさすがです✨

    作者からの返信

    黒須様、
    ありがとうございます。少しずつジュールの警戒心を解いていく段階ですね。地味な描写ばかりですが、その後のジュールの話に繋げるための必要な章でした。丁寧に読んで下さり、本当にありがとうございます。

  • 山羊飼いの少年④への応援コメント

    コメント失礼いたします。
    再読ですと、一度目よりも細かい部分に意識が向いて、より丁寧にじっくり文章を楽しめるような気がしています。
    一度目は、もうハラハラしすぎてストーリーを追うのに精いっぱいでしたので^^
    また、続きをお待ちしています!

    作者からの返信

    黒須様、
    再び読んで下さるなんて、優しすぎます。泣けてきてしまいました…。
    確かに一度目とは違う感触があるのでしょうね。僕も黒須さんのエッセイや小説を改めて読んで、テンポのよさやボキャブラリーを勉強させて頂きます。
    心から感謝しております。