二人はとても自然ですね。自然に心が寄り添っているように見えます。
人の心が打ち解けていくさまを刻々と読者側が見つめている。
そんな感覚でした。
ヤン様は優しくて人間が良く出来てます。でもここまで来るのには色々と
辛い思いをして来たからなのかなと勝手に想像してます。
心と心が触れ合うってこう言う事なんだとまたしても溜息が溢れます。
作者からの返信
この章は次の章に繋げるため、二人の(特にジュールの)心が打ち解けることが必要でした。序盤はそれで少しスロースタートかも知れません。距離感が縮まるのを感じ取って頂けて何よりです。
ヤンはジュールとは違う身分とはいえ、生い立ちに苦労があるのでジュールのような子にも優しくできるのかも知れませんね。
丁寧に読んでくださり、とても嬉しいです。
ジュールはずっと話そうかどうしようか、迷っていたのかもしれませんね。そのキッカケを作ったのは間違いなくヤンの心意気。台詞や心理描写が凄く自然で、心が解けていく様が視えるようです。
こういう時って、遠くの景色に目をやると、ふっと心が軽くなったりするんですよね。私は海のない土地で生まれ育ちましたが、暫く海が近い土地で過ごした時期があって、何となくモヤモヤした気分の時は、漠然とした水平線を見に行ってました。
あ、そういえば、こうして森で動物を打った後、ジビエとして食べたりはしないものなんでしょうか。人によるのかな。
作者からの返信
自分が秘めていることを打ち明けるときは相手との距離感がすごく重要だと思います。ジュールはヤンなら話せるかも知れないときっかけをうかがっていたのかも知れませんね。ヤンが星空に連れ出してくれたのはまさに背中を押したようなものですね。
前にどこかで夜は人を正直にすると読んだことがあって、その状況を使いたいと思っていました。余計なものが目に入らない暗さも手伝うのかも知れませんが。果てしない星空は、水平線にも通じるものがありますね。
ジビエ料理、やると思います。調べたところによるとあれは撃ちどころが悪いとダメみたいですね。ベルナールは趣味先行というか、あまり上手でないイメージです(失礼笑)
モーパッサン先生を読んだりエッセイを読んだりジュールの森に来たり……。気まぐれそわかシェフの日替わりパスタですみません(なんのこっちゃ笑)
改めて読むと、会話が生きていますよね。それぞれの人物の性格が言葉遣いから感じられて、躍動感っていうのかな。ヤンのヤンチャで生き生きとした様子とか、ヤンが坊ちゃんだと分かってジュールが恥ずかしくなったところとか、フレデリックの妙な戸惑いとか、臨場感あふれるぐらい身近に感じられる。小説を読んでいるのに、目の前で舞台を見ている感じです。
セリフや心理描写や風景描写や説明などのバランス加減がとても良いし、言葉を組み立てて流れを作り出すのもお上手ですよね。こういうのってセンスだと思うんです。柊さんは、言葉を文章にして作品にまとめあげる才能があるのでしょうね。
褒め過ぎですか?
丁寧語で真面目な感想を書くなんてゆいさんらしくない?
じゃあ、銃を持ってフレデリックにバキューンしたほうが良かったかしら?笑
お命頂戴する!バキューン(✧Д✧))┛⇁⇁⇁⇁⇁◑
作者からの返信
遊井さん、コメントありがとうございます。
どの作品でもお越しいただけると嬉しいですよ。特にこの作品のように再読なんてしてもらえると感謝のしようがありません。
今回はストレートなコメントをありがとうございます。ほめすぎですねえ。でもすごくほっとしています。改稿してますけど、最初の方の章は難しくて。どうしても「初めて書きました感」が残ってるかなあと思ってしまいます。だからそういう風に感じて頂けると本気で励まされます。
ここまでで登場人物や全体の雰囲気などの土台を固めた印象があれば幸いです。
小説ってなんか彫刻みたいですね。
あ、フレデリックはまだバキューンされるところじゃないです(笑)
ヤンとジュールの関係が、少しずつ自然に温まっていくのがいいですね。
ジュールの事情はこれから明かされるところですが、安心できる場所ができて良かったね……! と、フライングで思ってしまいます。
この穏やかな空気が続いてほしいですが、嵐の前の静けさに違いないですよね(^^;
作者からの返信
鐘古さん、コメントありがとうございます。
ジュールがヤンに少しずつ信頼を寄せていくところが書けていればいいなと思っています。仰るとおりここはまだ序の部分なんですが、話す気持ちになっただけでも大きな変化だと思います。ヤンの人柄ですね。