応援コメント

迷える者④」への応援コメント

  • 夢にまで見たヤンとの再会、そして同棲でしたが、ジュールは否が応でもヤンとの隔たりを感じずには入れませんね。
    ジュールの心の葛藤が胸に迫ってきて私まで歯がゆい思いです。

    作者からの返信

    好きな人と一緒に居るからすべてよし、とはならないのが現実だと思います。恵まれた人を見るとどうしても自分と比べざるを得なかったり。教育を受けてしまったことが逆に劣等感を助長させたり。社会から見られる自分像が矮小に感じるのは悔しく虚しいものですよね。
    それにしても、もうこんなところまで読んで頂いて……!すごく嬉しいです。ありがとうございます!

  • 愛だけに没頭して生きられれば苦労はないけど、人間社会はそう言うワケには行きませんものね。ジュールの心がどんどんすり減っていきますね。この辛さは今までの辛さとは種類が違う。本当にキツいと思います。読んでてもキツいです。
    こんな風に二人の間がいずれギクシャクしてしまうのではないかと猛烈に心配!

    作者からの返信

    そうですね、この辛さは今までの物理的に分かりやすい類のものとは違いますね。内面を書いていきたいと思ったのはこういう流れのことで、心がすり減っていくあたり、感じ取っていただけて嬉しいです。とはいえ読むのはキツいですよね…ごめんなさいm(__)m
    ヤンとの関係もどう転がるのか…どうしよう、もう先を見透かされているような気になります(^^;) 

  • 世の中の不公平さを見せつけられような日々……
    これでは、卑屈になるなという方が無理ですね……(>_<)

    作者からの返信

    卑屈になっていく時って、突然じゃなくて日々の暮らしの中で積み重なっていくものじゃないかなと思います。そして一番口にしづらい感情かなとも思います。自分で自分を否定し始めることが、他人に否定されるより心を危うくしていきますね。

  • とても苦しいですね……
    ここではただの二人きりではないから、どうしても社会の中での立ち位置を意識してしまう。
    ジュールが卑屈になってしまうのも、よく分かります。
    何か道を切り拓く方法があれば良いのですが。できれば、ジュール自身の力で。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。
    現実に放り出されて社会の中の自分を見せつけられる、って厳しいことだなと思います。ヤンの存在がかえって劣等感を抱かせるのも皮肉なもので。こういう時はどうしてもベクトルが内側へ向いていくんですよね。

  • お金に困って感情を表に出さないようにして、やり過ごすジュール……「うずらの子」と呼ばれるの哀しいですね。ジュールが持たざる者の幸いを希むかのように、森番だったころの自分を懐かしむ気持ち、分かります。
    山羊飼いでいれば、何も嘆かなくて良かったのかもしれません。
    「比較する何か」を持たないことを希む、閉じた世界。しかし、ジュールの世界は既に開かれてしまっています。もう何も知らなかったころには戻れないんですよね(T_T)……すみません。何か感傷的になりました。

    作者からの返信

    たいした欲もなく、比べるものなどない世界、狭くてもそういう世界が幸せだということもありますよね。現実を見せつけられたジュールは、自分の得たものに迷いを持ち始めてしまいます...。

  • この辺も、前読んだ時、ほんとに切なかったんです…( ; ; )
    やっと愛する人のそばにいられるようになったのに。自分を卑下して嘘までついてしまって、状況がどんどん悪くなって…
    前も書きましたが、ジュールの中にある誇りが、ヤンへ甘えることを許さなかったんだな、と。
    高潔であるが故に、要領のいい生き方ができず…不憫ですね…でもそれがジュールなんですよね。

    作者からの返信

    黒須様、
    コメントありがとうございます。
    要領のいい生き方ができない、それですね。誇りがあるのに自分を卑下してしまう…いや、むしろ誇りがあるからでしょうか。甘え下手というか、はたから見るともどかしいかも知れません。

  • やっとヤンと暮らせたのに、ジュールの気持ちが痛いほど伝わります。
    自暴自棄になったり、冷静になったり。
    身分、生い立ち、学歴の違い、ジュールの悔しさをヤンは気付いて
    いてもどうする事もできないのですね。

    ヤンに嘘をつくジュールの健気さ、泣けます。

    作者からの返信

    星都様、
    優しいお言葉ありがとうございます。ジュールが現実を見せつけられ劣等感にかられていくところですね。ヤンと一緒にいるうちにだんだん自分の内面へと矛先が向かっていってしまいます…。