愛だけに没頭して生きられれば苦労はないけど、人間社会はそう言うワケには行きませんものね。ジュールの心がどんどんすり減っていきますね。この辛さは今までの辛さとは種類が違う。本当にキツいと思います。読んでてもキツいです。
こんな風に二人の間がいずれギクシャクしてしまうのではないかと猛烈に心配!
作者からの返信
そうですね、この辛さは今までの物理的に分かりやすい類のものとは違いますね。内面を書いていきたいと思ったのはこういう流れのことで、心がすり減っていくあたり、感じ取っていただけて嬉しいです。とはいえ読むのはキツいですよね…ごめんなさいm(__)m
ヤンとの関係もどう転がるのか…どうしよう、もう先を見透かされているような気になります(^^;)
お金に困って感情を表に出さないようにして、やり過ごすジュール……「うずらの子」と呼ばれるの哀しいですね。ジュールが持たざる者の幸いを希むかのように、森番だったころの自分を懐かしむ気持ち、分かります。
山羊飼いでいれば、何も嘆かなくて良かったのかもしれません。
「比較する何か」を持たないことを希む、閉じた世界。しかし、ジュールの世界は既に開かれてしまっています。もう何も知らなかったころには戻れないんですよね(T_T)……すみません。何か感傷的になりました。
作者からの返信
たいした欲もなく、比べるものなどない世界、狭くてもそういう世界が幸せだということもありますよね。現実を見せつけられたジュールは、自分の得たものに迷いを持ち始めてしまいます...。
夢にまで見たヤンとの再会、そして同棲でしたが、ジュールは否が応でもヤンとの隔たりを感じずには入れませんね。
ジュールの心の葛藤が胸に迫ってきて私まで歯がゆい思いです。
作者からの返信
好きな人と一緒に居るからすべてよし、とはならないのが現実だと思います。恵まれた人を見るとどうしても自分と比べざるを得なかったり。教育を受けてしまったことが逆に劣等感を助長させたり。社会から見られる自分像が矮小に感じるのは悔しく虚しいものですよね。
それにしても、もうこんなところまで読んで頂いて……!すごく嬉しいです。ありがとうございます!