第35話 オイッ!セラ居ねえぞ! (○ )=( ○)
デブリ回収業者の宇宙ステーションでフリッケフライ号の出港準備が進められた。
艦橋で操舵士席に座るコニは、
「出港!」と言おうとしたがアイネが、静止された。
「何だよいきなり止めてさ!」
「船長がいないデスよ、さっきロケットブースターの1つが動作不良を起こしたからデシやい」
「ここのモニターにも表示されてるさ」
アイネはモニターに指差した、
ロケットブースターのエラー警報。
どんな危険が怒るか分からない以上些細なトラブルは避けたいのだ。
「それじゃ何時出れるんだ!」
「本人が買った店に直接出向いてるから30分程だな」
「何だよ暫く足止めかよ」
暫しの沈黙の後。
「ソレよりコニさんは何で入ったんデスか?」
リッカはコニがデブリ回収業者に入った理由を尋ねた、
「ああっあれか?あれはなフリッケフライ号はまだ古いシャトルで継ぎ接ぎした時の事だ、何せ船長1人船のコントロールをして1人でデブリ回収何かやっててな回収仕切れなくててんてこ舞い寸前なんだぜ」
「私がここに入ったのは応募の話が有った時に入ったんだ、あの頃のコニは天狗に成っててな回収したデブリを適当に投げて船と作業用デバイスを傷だらけにしたからな」
「なっ!」
「軍に居た時は規律が厳しい過ぎたからな抑圧が全部解放されたから暴走していたもんな」
「安月給に愛想付いたからだ!それと天狗に成ってねえよ」
コニがムキに成ってる。
「…………」
「オイッ何してるんだ?」
リッカが通信士席で何か話してる、
「…………はい、解りました」
「だからか何を?」
「新品のロケットブースターが届くそうデス後数分デシ」
20分後。
ロケットブースター一基が運ばれた。
動作不良を起こした一基が外され替わりのモノに換装された。
艦長が到着して漸く出発した。
end
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます