第19話 急展 『『『
フリッケフライ号艦橋にて。
「なーこのシャトルの維持費てっ何れぐらいだっけ?」
「約500万gドルは掛かります」
「そんなに寸のかよ!」
コニの質問にセラが答えたがその金額に驚いた。
「ええ、輸送船並みですから大変何です。おまけに病院の精密検査の費用も合わせると凄い事に成りましたから健康を預ける人が必要ななりまして」
セラが医師を雇おうとしたのだ、
「シャトルや作業用デバイスの整備も簡単にはいきません」
その為メカニックも雇った。
「旧式の時とは増大してるからな資金繰りの事も考えると更に大変だからな」
オペレーター席に座るアイネがその様に述べて次にカイアが、
「医療器具の中には~使い捨てが有ったりするんです~」
「工具も劣化すると使えないですらか新しいのを購入するのでした」
「私の部品、交換する?」
リボートは左手の指で左肩をつついた、
以前交換した所だ。
「ええ劣化すると故障の原因にもなるから交換するか直すかのどちらかでしたね」
「『生体アンドロイド』の値段は幾らだ?」
コニの質問にリッカがこう答えた、
「初代フリッケフライ号の中核の旧式のトラクタシャトル1隻分です」
「そんなに寸のかよ!」
「だって人と同じ様に食べ物を接種して其処らか分解してエネルギーを得るのは凄く高いんやガレです!」
フリッケフライ号艦橋内の会話は以外にもお金に纏わる話だった。
「燃料費も凄いですからね、少しでもその負担を減らそうと使い捨てのロケットブースターで節約してるんです」
「大昔のアニメでよく有る外付けのプロペラントタンクの事だね
アイネがその様に述べた。
確かに燃料を出来るだけ多く積めればそれだけ長く動けるだろう、
フリッケフライ号のレーダーに何か反応した。さっきまで無かった救難信号だ。
「救難信号検知」
「全方位索敵」
「W.アルファの方向、熱源」
「機種解析、AF-01サーガイア!識別信号解析銀河連邦加盟推進機構エクサスと判明」
「左110度取り舵救命準備」
反応があった方向に存在した機体はどうなったか、背中のスラスターが根元から爆発で焼け焦げた後しか無く脇に有る左メインエンジンが脱落してる。右足が膝から先がもがれて左肩が根元から叩き折られた後がある。
コックピットのある胴体前面、そこが酷く歪んでる、ボコボコに成ってるしかも一回や二回では無い。
直ぐにフリッケフライ号のコンテナに収用後登場者の救助をした、
コニは緊急時用のハッチ解放ボタンを押したが開かない。ハッチ所かフレームにも歪んでいたのだ。
セラとアイネはエクサスに負傷者の事を通報した、
リッカは機体コンピューターにアクセスしてから脱出装置を作動しようとしたが作動しない、故障なのだ。
やむ無くリッカは工具を使って抉じ開けるしか無かった。がリボートが退いてと合図すると使い古しのマイナスドライバでハッチの隙間に深々と刺した。しかも何回か刺してマイナスドライバを無理矢理押し倒すとドライバが折れてしまった、予備のドライバやバールで無理矢理抉じ開けた。
中に居た兵士はパイロットスーツのメットのバイザー越しから血が流れてた。兵士自信の返事が一切無い瀕死の重症の様だ、
カイアが宇宙空間下の患者の安静に使われる耐Gカーゴベッドを用意して負傷者を乗せると医務室まで運んだ。
負傷者のパイロットスーツの前開き部分を開けると金属片が数枚身体に刺さってる。
パイロットスーツは宇宙服と違い動き安くなる様に全体的に薄く成ってるのだ、
負傷者の体に刺さった金属片をカイアが抜き取りながら止血と輸血を行う為フリッケフライ号クルー全員が総動員で行った。
懸命な処置にも関わらず負傷者は亡くなった、もう少し早ければ間に合ったかも知れなかった。
こうも発見が遅れたのはAF-01の発信器に遭った機密性の観点から発信器が作動するのはコックピットやジュネレータのダメージが一定に成ると作動するのだが、悪意の第3者に回収されるのを防ぐ為数分に一回作動する
つまりは生命関わる緊急時にも関わらず発見され難いのだ。
数時間後。
エクサスが遺体と機体を回収しに来てくれた。
エクサスでも金で済む筈の無い事なのだがそれでもの事として回収費を貰ったのそ金額にセラは。
「...5機で海洋イージス艦1隻分とは」
第3世代AF一機の値段にセラは目玉が飛び出る程だった。
それでもやはり浮かない顔をしているのは亡くなられたからだ。
end
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