第23話 メンテナンス=[□
デブリ回収業者の大規模停泊所のある惑星にて。
フリッケフライ号を含む大規模メンテナンスが行った。
フリッケフライ号中核のトラクタシャトルや作業用デバイスのOSのアップデート作業はアイネが行いセラとコニとリッカがメンテナンスを行った。
カイアは専門外な為待つ事に、リボートもメンテを行う為除外、
20式の各部のメンテナンスハッチの解放、乾いていとは言え泥が付いてた為かやはりあちこちに後が残っている、
其処に油を差しても間違いなく無理に其処にから水を濯いでも同じ、それなら。
ワイヤーにベルトで体をくくりつけぶら下がってるセラは2人にこう指示を出した。
「外装を分解2機共」
外装固定用のボルト保護カバーを外してボルトを外した。
外装が外れた20式の内部に媚びりついた茶色いモノが見えた、
泥と分かり水で洗浄して乾かして油を差した、洗浄後は外装を取り付け直した。
旧式のフロッガだと時々ネジ等が錆びたり劣化したりしてその度に交換をするのだが、交換する度にネジ回りが負担がかかる様に成る、当時はそんな負担は無視した、負担を減らしながら部品の交換なんて無理に決まってるからだ、
次に行うのがトラクタシャトルのメンテだ、
セラの体に括り着けられたベルトに付けたワイヤーは天井のレールに付けられたがメンテを終えた20式でワイヤーを掴みセラがぶら下がる格好に為るが。
トラクタシャトルのメンテナンスハッチを開いた、エンジンにガタが出なかったが中にホコリとおぼしきモノが付着してたので布巾で丁重に拭き取った、
メインノズルの反応に問題は無いけど今度はサブに問題が出た。
サブノズルを外してリッカが整備を行わせて貰うとどうやら原因が急加速を繰り返したのが原因らしいとの事。
旧式のトラクタシャトルと違って新型のトラクタシャトルは反応が良すぎるのだ、
「そうは言いましても旧式のトラクタシャトルは名一杯倒しませんと反応しませんし」
「だからと言って加減しないと今度は操縦桿が火花が噴きやがりますよ!アレ直すの相当苦労するッスよ」
セラは困り顔しながら謝った、
大気圏降下後に大気のある場所での姿勢制御用に使う格納式のフラップのスライドレールとヒンジの油差し。
主翼翼端のカバーと胴体内部のカバーを外してその後つけ直した。
後は回転式居住区のシャフトのメンテを終えて後は、
「後はコンテナとブースターが届けば」
貨物室内にカイアが雑巾で拭いていた。
「あの…其所で何を」
「何って掃除をでも艦橋は精密機器だらけで水拭きは厳禁ってアイネちゃんに警告されました」
「まあ…確かにそうですね」
「そーいやアイネは?」
コニの質問にカイアは、
「それならあっちで」
アイネが分解した何かを再び組み直した、最後にカバーか何かを貼り直すと。
「良し此で動けるぞ」
「…ン」
リボートが再起動して立った、
「てっ!何勝手にやっちゃてるんデスか!」
「何ってメンテだけど?」
「そんなに大雑把にしちゃて故障したらどうする気デスか!?」
「え?ロボットはが…」
「ロボットは頑丈じゃないデス!想ってる寄りも繊細過ぎます」
「ああ、其れはすまないね」
アイネがそう謝罪した後、直ぐにリッカはリボート電源を切って状態を確認していた。
「ああっ!ここ!絶縁シートがないデス!」
「其所って無いとダメなのか?」
コニが両手を頭の後ろに持って言った。
「ここから電力が流れて抵抗を生んでしまうのデス!だからしないとダメデス!」
その後リッカがきちんとしたメンテを行いリボートを無事に戻せた。
その後、リッカは自作アンドロイド(リボートの事)の整備マニュアルを作成した。正規品のアンドロイドの整備マニュアルは部品の点数が多い上に細かい為かかつて存在した『本』と言う形で書き記すととんでもない厚さに成ると言う、
宇宙船や作業用デバイスは強度を高める為に構造を単純化する事で可能になるが人間そっくりに作ったロボット。アンドロイドに成ると色々大変である。
「これがリボートの整備マニュアルの入ったミニカードデス」
4枚のカードを船長のセラと医者のカイアを含め4人に渡した。
「小型端末で読み込めるからその内容に沿ってやって下さいね」
「はーい」
「え…はい」
「はいはい」
「ほーい」
end
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