第16話 火星へ

フリッケフライ号は火星へ降り立った。

ここでの仕事は生活の足に使う大型トレーラーの修理だ、

「しかしなー、何だこの変な感じは」

薄紫の作業用デバイスを操縦しているコニが戸惑ってる、

「重力が低いですからね。ここは」

黄色の作業用デバイスを操縦しているセラは故障箇所の修理をしていた、

電気系統の問題は無くシャフト側だろうシャフト周りを調べたらダンパーの一部が縮んだまま戻らない、

振動でやられたのだろう。ここは一度トレーラーを持ち上げないといけないのだが、

リッカが大型のジャッキを用意したが。

「無理があるだろ!」

コニがそう言ったが、不思議にも支えられた。

ジャッキの他に薄紫の作業用デバイスで一応は支えてる間にセラは作業用デバイスを降りてリッカはダンパーの交換作業を開始した。

数分後、ダンパーを交換して大型トレーラーの修理を終えた、

フリッケフライ号の着陸地点近くの居住区のドームシティで買い物をしていた。

医薬品は医師会の方から補給物質と一緒に届けられる。

工具類はリッカが手配していた。

だいたい買えるとしたら変えの下着や作業着、食べ物等だ。

ただ此れが結構有る、新型トラクタシャトルは以前のトラクタシャトルと違い医務室や回転式居住区をいれてもまだ余裕があったらので台所を新たに入れたが。

それらに使う台所用の家電だ、

家電量販店で幾つか注文してそれらはフリッケフライ号に乗せるのだけだけどただ、値段が宇宙で使用する物は固定しやすく成る様にする為値段が少々増す。特に包丁はそのまま凶器に成りうる為独自の機能にマジックで使う刃を押すと引っ込むナイフの機構が採用されてる、その為その包丁には先端が刺さら無かったりする。

台所用品の購入を済ませて店の外のパーキングエリアに待たせた小型トラックまで持ってくと後ろの荷台入れに台所用品を入れて。セラが助手席に乗ると運転席に座ってたリッカが運転を開始した、

セラは小型トラックの窓越しでドームシティの天井を見上げた、

半透明の天井、そう言うのが当たり前な場所、セラの故郷のスペースコロニーも上を見上げれば町が見えるそんなのが当たり前な場所だ。

「船長、積み荷をフリッケフライ号に乗せる前に少し立ち寄りたい所が有るけど良いデスか?」

「別に構わないけど」

「それなら良かったです」

同ドームシティ内ハヤシ家、

リッカがインターホンを押して鍵を開けると。

「お姉ちゃんおかえり~」

「久しぶりにただいまデス」

出迎えたのはリッカの妹弟其々3人、

「あのリッカさんこれは?」

「内の両親は共働きで妹弟6人でこの子を養うのに出来ればドロップアウトしてでもと思ったらカリキュラムクリアしないと宇宙船活動免許Cクラスの取得が難しくなるからデス」

ドロップアウトは分かり安くいえば退学でありカリキュラムクリアは卒業の事。

「ここかい?リッカの家は?」

「沢山可愛いです」

「本当にいるんだな、弟や妹は?」

「おおい」

「ななっ何で皆が此処に?」

「それはデスね待たせてる間に連絡しといたんからやです」

リッカの家で賑やかな事と成った、色んな話が有った思い出を語り合った。

やがて終わりが来てリッカの妹弟は姉崎を見送りフリッケフライ号のメンバーはデブリ回収船フリッケフライ号へ向かった。

end

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