第26話 新惑星

『宇宙はイデオロギーなのです!宇宙は果て無き進化の扉なのです!銀河連邦加盟推進機構エクサスを通じての加盟の契約が成された時宇宙への好奇心故にの恐怖心の内、恐怖心が消え衰退の見えない発展が待ってるのです!!』

昨日放送されたニュース番組で新たに銀河連邦に加盟する存在のトップの演説のダイジェストを試聴した。

その惑星の名前はエルフィン。

妖精達の惑星だけ在って耳が三角形の様に尖った人達が多かった。

だがこの惑星は加盟したのは1つの大国とその加盟国だけで他の国は今だ反対しているとの事、

この為その国の人達が行くには身元が分かる様にパスポートがいる。その星全ての国家が加盟に同意すればパスポート無しでも行ける様になる。

今回のセラ達の仕事は20式汎用作業機器数機を加盟国へ届ける仕事を請け負った。

何故この仕事を引き受けるかと言うと、

メーカーの人間を現地に動向するもは危険過ぎるし人件費の問題も有りそれらの問題からも安い第三者に依頼を与えると言う手法を取った。

其だけでその惑星は問題が遭った。

具体的には加盟して無い地域が有るからだ、

惑星エルフィンの衛星軌道まで5k圏内にフリッケフライ号が入ると何処からか戦闘機が飛んで来た。その戦闘機が一瞬で人形に変形した所で何処のか分かった。

『警戒宙域へ侵入の宇宙船此方、銀河連邦加盟推進機構エクサス当船の所属と目的を述べて下さい否定すれば直ちに攻撃を行います』

通信装置越しのメッセージの後セラがこう返答した、

「此方はデブリ回収グループ所属船籍番号BM5656S2。フリッケフライ、船長のセラ=カインズです同グループを通して企業からの依頼で20式汎用作業機器数機の輸送依頼を行っています」

『…デブリ回収グループの常務内容の確認をしました。次にコンテナ内のモノが事実かどうかを確認する為の検査を行います、現宙域で待機して下さい』

数分後。

エクサスの大気圏内外両用巡洋艦が到着して、其処らか小型挺がフリッケフライ号に真っ直ぐ向かい、複数の無人機がフリッケフライ号を回る様に航行した。

小型挺から宇宙服を着た監査員がコンテナのハッチを開けようとした。

ハッチは簡単に開き中を調べた。

小型挺と無人機が巡洋艦に帰投した後。

『問題はありません惑星エルフィンへ向かう事を許可しますただし降下には指定コースに向かって下さい』

送信されたコース情報にアイネは、

「…このコースだと南半球の一地方に向かう様だな」

つまり北側は加盟して無い。

「しっかしな~エクサスの奴らあんな口調で検問してくる何て調子狂うよな」

以前には銀河連邦軍が検問している場所へ向かった時の事、

『警戒宙域へ侵入の宇宙船此方、銀河連邦軍当船の所属と目的を述べて下さい』

ここまではエクサスの時と同じだ。所属が解った時。彼らはこんな口調で言って来た。『やぁ船長こんな時に仕事かい?』

『まっ…死なない程度に気を付けな』

軽口に成ってた。

惑星エルフィンのおおよその形が見えた。黄緑色に水色の斑模様。

指定したコースへ向かう際、エクサスのAF2機がフリッケフライ号周囲に飛んでいる。

大気圏表層で降下挺が来た所でAF2機が別の方向へ飛んだ。

「次元転換大気圏降下開始」

セラはそう指示をして降下をした。

表面が赤くならないフリッケフライ号と違って降下挺は表面が赤く光った。

少し離れた場所から隕石が熱で少しずつ砕け最後は砕けた。

惑星エルフィンの空は水色の空をしていた。

指定されたコースからは黄緑色の地平線が見えた。

そして指定したポイントへ降下した。

降下地点の周囲は一言で言うと童話の世界の様だ。

フリッケフライ号が着地すると艦橋の窓から小さい妖精が此方を見ていた、

セラ達は依頼した顧客に会い20式数機をコンテナから運んだ。

届けた後は離陸のみになって来た。

その少し前、

現地の子供等に好かれた。

コニの場合はコニと身長が同じ子と一番馴染んでるし。アイネの場合は彼女が大きめの石に腰掛けて宇宙での何かを話してた。

コニと同じ身長の子供がカイアと医学に関しての話だろう。リッカは完全に弄られてる、リボートは最も背が高く子供等はリボートの腕でおさるさんをしたりした、セラは船長と言う事からか男の子に称賛されたりされなかったりした。周りに漂う妖精達は微笑んでいた。

end

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