第33話 領海域(┏┻┓)
「此処から先は天秤座アルファ星域です非加盟国ズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍、宇宙監視船の警戒範囲に入ります」
フリッケフライ号に接近してきた銀河連邦の戦闘デバイスからその警告をされた為。フリッケフライ号は天秤座ベータからガンマに大回りに進む事と成った。
一体あの場所で何が起きたかと言うと、
あの宙域の惑星には色んな企業の工場が建てられてそれで潤っていたのだが国民の生活が良くなったかと言うとそうでは無くむしろ問題が浮き彫りに成った。
軍事費増大による軍事力の増大に寄り天秤座ベータ、ガンマ、シグマの色んな宙域を『ここは我々の宙域だ』と一方的に力で変えようとしていた。
3宙域の星々は銀河連邦に加盟しているが其処だけはされてない。
彼等の行為はその様な事に対する警告だろう、
「…な感じでズベン国は銀河連邦に対して牙を剥き出したままだ」
「んだよっ、そんな理由でかよ。そんな事する位なら加盟した方が懸命なのによぉ」
「検温終わりましたコニちゃん37.
1度アイネちゃん36.7度です~」
「確かにそれも懸命だろうな」
「あの国てっ最大不祥事がありましてね」
「どう言う事カイア?」
コニが疑問に思った、
「現地時間6月3日に現地で報道されて凄い大騒ぎがありまして~それで向こうは無かった事にしようとやってまして~」
「だが此方はその事件はハッキリ報道されてる」
「向こうは隠したいのに此方は筒抜けか!」
「そう言う事なのだよ」
一方艦橋、
「ほっん当に横暴なんデスよ奴らは」
「…ハッキリし過ぎた格差、コピー商品の続発」
リッカの愚痴にセラは付き合った。
火星製のパスードアシストのコピーが天秤座アルファ宙域で発見された時、火星の人達は訴えたが、
『此は我々のオリジナルだ』と返答が来た。
以前はそれを火星製のだと偽られたのだ、
そのせいで訴えらたのだ、だが火星製のオリジナルのパワードアシストはシーリング処理無しでも砂の上での故障は無い上に水洗いもOKの謳い文句は本当だったのだ。
コニとアイネは検温がまだでセラとリッカは先に済ませたのだ、
「レーダー反応」
アイネの代わりにオペレーター席に座るリボートが反応した。
「所属は?」
「ズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍所属、ソーサー級宇宙巡航監視艦1隻」
「数日前まで警戒範囲外なのにデスか!」
彼等の対応も酷く成り始めた。
まず『矮小惑星はただの岩であり領海域に含まれない』と言って堂々と航行している上に勝手に自分達の領域としている所にスペースコロニーを建造し出したのだ、
「向こうからの通信デス」
「モニターに表示して」
「音声のみデス」
「リボート、僕の声でこのメッセージを」
「ん」
向こうから通信が入った。
『此方はズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍所属、宇宙監視船。アール22号、貴艦の所属を言え。此処は惑星ズベン.エル.ゲヌビの領海域に入る直ちに進路変更せよ警告する直ちに進路変更せよ』
「此処はデブリ回収業所属船籍番号BM5656S2フリッケフライ号船長セラ=カインズです。これ以上の進路変更は銀河連邦の指定された法の範囲外に因る違法行為と成りますので変更は出来ません」
『了解した、貴様らを方位させて貰う。貴様らは文句は言えないのだ』
方位されると分かった途端、セラは艦内に居るメンバーを艦橋に集め在るとこの為に全員シートに座った。
ソーサー級宇宙巡航監視艦が次々現れとフリッケフライ号を方位し始めたが方位仕切る前にフリッケフライは光りに包まれて消えた。
リボートにセラの声でメッセージをつたえた後の対応次第では即時ワープする必要が遭った。
数日後。
ズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍に因って宇宙船の1隻が拿捕され乗組員も拘束された。
その理由が、
『再三の忠告を無視した事に因る当然の報いだ』
とされた、
当然この行為は銀河連邦加盟推進機構エクサス黙って無いのは確実だった。
人質の事も有り救出を視野に入れるだろう。
そんな中プロキオス現女王のシアが自信の乗艦白銀のシャイニア号で天秤座ベータ、ガンマ、シグマの其々の星域のトップと対話に赴くと言うのだしかもその航行ルートは非加盟国ズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍宇宙監視船の警戒範囲を堂々と抜けるものだ。コレを彼女は『航路の不自由作戦』とした。
対話の後、
非加盟国ズベン.エル.ゲヌビ宇宙軍の活動が軒並み大人しく為った。色んな企業の工場と言う工場が次々と閉鎖したのだ。地元の市民が何とかその工場を生きながらえようとしたがそれも無理が遭った。
そんなニュースを見てコニ達はこんな事を言った、
「あいつら企業様に嫌われてやがんの」
「其処は私も同意見だ」
「莫大な金はどうやって得たのか忘れてやがんのデスよ」
「金持ちは傲慢で困りますね~」
「良く考えないと。困る。皆。大変」
「本当にそうですね」
end
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