第38話 アイネはどこ行った?
惑星テセレアで売りに出されるモノをコンテナに積んで積み終えた後。
1人居ない事に気付いた、
がアイネが直ぐに合流した。
「何だ~何が遭った~?」
コニが言わなくて良いものを言ってしまった、
「実はな家の人が態々来ていたんだ」
「それで何が遭ったんです?」
コニがまた何か言ってしまうのでセラが先に言った。
「今までだと婚約者の紹介され「結婚せえ!結婚せえ!」と催促されたけど今度其が無くなったんだよ」
「そしたら何言われたんデス?」
「替わりに12歳の甥っ子を婿養子にしたと話があったんだ」
「えっ?一寸待って下さいそれって法的に…」
「それはよくある事なのです~」
セラが最後まで言い切らずにカイアが遮った。
「しかしここはアッチとは偉い違うな~」
テセレアの風景をコニは見渡した。
伝統を重んじる余りに制限が大きすぎたが美しい自然が広がった。
がテセレアは真逆で『自由』を謳歌し過ぎたのか科学の発展は凄いが環境の問題も酷いと言えた。
高層ビル群が建ち並びそれらに光が灯るがこの建物の設計は明らかに自然の調和では無く自然に抗う作りに成ってる。
見た目で解らないが、
実は出入口は地上では無く地下に成ってる。
その為街は地上と地下の2つが存在する。
「そのお陰で良い工具、材料が手に入ったデス。テセレア製の新型電動工具に予備のバッテリー数個業務用ケーブル数本。フリッケフライ号の性能も以前の2割増しデシ!」
リッカが喜ぶのも無理は無い。
「そんなに買って此方はギリギリなのに」
セラが嘆くのは無理も無い。
アイネがある写真を見せた、
「この子がその婿養子に出す子だよ」
髪の毛の色合いからアイネに似ているがあどけなさがある少年だ。
手にフェンシングに使うレイピアを持った手を顔の近くに持った写真だ。
この子はどうなるかセラ達には解らない、それはそちらの事だからだ。
end
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