第7話 二名∥
全長1800mの新生フリッケフライ号にコニとアイネは驚きを表情を見た、
中枢のトラクタシャトル近くまで3人は歩いた。
トラクタシャトル近くでセラは足を止めた、
セラは2人の居る位置に振り向いた、
「え~1週間前まで傷だらけに成ったトラクタシャトルはエクサスから新しく新型のトラクタシャトルを提供してもらえた事で一部モデルチェンジを成しました」
「そのトラクタシャトルは去年生産されたばかりのだろ?
エクサスの奴ら太っ腹だな~」
「むう!此れは私も驚きも隠せないな」
コニとアイネの素直な感想を述べた。
「ただ維持費の増大が深刻な問題に成り船外活動の為の精密検査等の問題もありそれらに対して思いきった事をしました」
「何だ?セラ?もったいぶるなよ」
コニが催促をしてセラは答えた。
「新人2名を雇いました、1人はメカニックで1人は医者です」
セラは新しく雇った人の担当を言った直後。トラクタシャトルのエアロックのハッチが開いた。
「船長~艦の調整を今終えた所デス」
「医務室の整備をいま終えました~」
見てるんだメカニック担当はツインテールに作業帽と上下ツナギの作業着の女子で、もう1人の医務担当は白衣を着こんで三つ編みにした長い髪を1週回してお団子にしたヘアスタイルが特徴をしている、
「げっ!カイア!」
アイネが医者の顔を見て怪訝そうな顔をした、
「?」
セラはアイネの様子から知り合いなようだがひとまず紹介を行おうとた、
「えっと...紹介しておきます。メカニック担当のリッカ=ハヤシと医者のカイア=アルノンです」
「初めましてです」
「初めまして~です~」
2人の挨拶もそこそこにアイネはこう言った。
「あの~何でその人にしたんですか?」
「それはですね~ここの方が時給が良いからです~後、アイネちゃんお久し振りです~」
「なー何があった?」
アイネとカイアが何処かで知り合った様でコニは質問をした、
アイネは体に僅かな震えをしながら応えた、
「...昔インフルの予防接種の時、カイアに注射された時笑顔で油断して刺された時痛くてな、それからはトラウマが出来たんだよ」
「でも昔、別の医者に採血されても表情変えないじゃねえか?」
「その人だから駄目なんだ」
2人の会話を遮る様にリッカが船長のセラに意見を述べた、
「船長~艦の操作を一元で出来るは難しいですよー」
「うちのは人手不足の問題点からそうする必要が在るんです」
「其よりリッカちゃんは何処出身なんです?」
カイアの出身地がアイネと同じ所は間違いないがリッカは何処なのかが分からないのだ、出身地を名乗らないモノが多いのだ。
「リッカは火星出身なのデスまたはマーシャンと呼ばれてるのデス」
「そういやマーシャンは身体が脆いんだよな」
コニは指でリッカを突っつこうとした、
リッカは咄嗟にコニの手を押さえた。
「あっ何するんデスか!私にそんな事をしたらちょいチクでもおっー!ってなっちゃいます」
コニとリッカやりとりはさて置いて。
「自己紹介もそれなりに済んだみたいなのでこの後出港をします」
セラはそのまま船内に入った、4人も続けて入った。
フリッケフライ号の艦橋は依然と違い船長席は一段高い位置にあり其所から艦の操舵を一元で行えるのだが、船長席から見て前に座席が3つある、
左からオペレーター、操舵、クレーンの操縦、船長席の左側面に機関師席、右側面が通信師席と成ってる。
その為本来は6人乗りだが船長席で一元で行える為その問題も無くなる。
船長席にセラが座りオペレーター席にアイネが座り、クレーン操作席をコニ、機関師席はリッカ、通信師席をカイアが座るがやり方がよく分からない為セラが行う事と成った、
「次元転換、離陸開始」
フリッケフライ号は空間や重力の干渉を受けずに移動が可能になりロケットブースター側面のサブスラスターで離陸姿勢を変えてロケットブースターが噴射した、
トラクタシャトル後部にコンテナを連結してコンテナ左右側面に1000mのロケットブースターを装備しているがこれを上下2段に成ってる。
無事に大気圏を抜けるとデブリだ漂う宙域に出発した。
end
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます