概要
シキラク、それは天子に捧げる供物。少女たちの『共感覚』ストーリー。
【長編】
シキラク、それは天子に捧げる供物。
美しい音と色を紡ぐため、選ばれた少女たちは器(うつわ)を奏で続ける。
『共感覚』という祝福された才を持つ十三歳の少女、ケイカ。
友人、ライバル、そして『歌い手』の若者の登場――小さな変化はケイカの運命を少しづつ、本人も知らない本流へと導いていく……。
【世界観の説明】
共感覚とは、音を聞くと視界に「色」となって見えるという、実世界にもある力を言います。この「色」は共感覚を持たない一般人には見えません。
この力を持つ者が音楽を演じる時、音と色の特別な世界が生まれます。これを「シキラク=色楽」といい、使う特別な楽譜を「色譜(しきふ)」といいます。
このシキラクは、天子(てんし)という、皇位の人間に捧げる神聖行事に使われ、ケイカはそのシキラク
シキラク、それは天子に捧げる供物。
美しい音と色を紡ぐため、選ばれた少女たちは器(うつわ)を奏で続ける。
『共感覚』という祝福された才を持つ十三歳の少女、ケイカ。
友人、ライバル、そして『歌い手』の若者の登場――小さな変化はケイカの運命を少しづつ、本人も知らない本流へと導いていく……。
【世界観の説明】
共感覚とは、音を聞くと視界に「色」となって見えるという、実世界にもある力を言います。この「色」は共感覚を持たない一般人には見えません。
この力を持つ者が音楽を演じる時、音と色の特別な世界が生まれます。これを「シキラク=色楽」といい、使う特別な楽譜を「色譜(しきふ)」といいます。
このシキラクは、天子(てんし)という、皇位の人間に捧げる神聖行事に使われ、ケイカはそのシキラク
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!レンブラントの絵画のような世界観に恋という色を添えて
ずっと書きたかった。
念願のレビューです。
ほんとうに素晴らしく、美しいだけでない光と影の世界。わたしがどう説明しても、魅力はきっと伝えられません。
この物語は、色楽というシンプルなタイトルにも関わらず、内容がものすごく濃くて長くて失礼、重いです。でも読後感はとても良くて、いわゆる「ああ、明日からわたしもがんばろう」と思える活力小説だと思います。
途中ほんとうに暗くて(失礼パート2)それなのに、読む手が止まらないのは、ひとえに作者の力量の高さ(こんな陳腐な言葉じゃ足りない。力量云々で言うとこの人はもうプロですよ。お金とれる。断言する)と、この非日常に満ち満ちた世界を「常識」として描き切…続きを読む