恋愛とファンタジーを合わせた素晴らしい作品です!
心理描写と情景描写が秀逸で物語に引き込まれます!
ミーシャは悪魔女として有名なクレアの生まれ変わり。
前世の記憶があり、今生は人の役に立とうと思っていた。
ある日、隣国の皇帝リアムと出逢い、彼の治療のため契約結婚をすることに。
実はリアムはクレアの弟子でした。
クレアだったことを隠すミーシャと英雄リアムの恋物語が始まります。
ミーシャとリアムの恋模様を物語の大切なテーマとしながらもファンタジー要素が上手く合わさっています。
二人の恋愛にドキドキしながら、魔法や伏線、色んな登場人物などが楽しめます。
特にミーシャとリアムに関わる登場人物たち誰もが魅力的です。
ミーシャとリアムだけではなく、色んな登場人物に感情移入します。
卓越した心理描写があるからでしょう。
次回作もあるので非常に楽しみです!
おすすめです!
皆様、是非お読みください!!
国同士の問題に恋愛を絡めて書いた、正統派西洋ファンタジー。
「炎の魔女と氷の皇帝の契約結婚」という鉄板の題材を使った話だが、いい意味で型破り。
結婚により城に入って、互いを知り、少しずつ愛を育むのか?
と思ったら後半に入って急展開。バトルが入って来た。
個人的にはゆるゆるとした微笑ましい恋愛よりも、こちらが好み。
愛する人のために命を賭けて戦いたい。主人公は守られるだけの存在ではなく、背中を任せられる強さがある女性というのも良い。
世界観を物語の中で読ませる筆力と、丁寧に綴られた葛藤や心の動き、シリアスな展開。
最近こういった雰囲気のファンタジー小説になかなか出会わなかったので、楽しんでいる。更新分まで一気に読んでしまった。
どうか今回は生ある内に、結ばれて欲しい…。そんなことを切に願ってしまうような物語です。
世間では悪い魔女と評されるクレアの生まれ変わりであるミーシャ、そしてそのクレアの弟子であったリアムとの恋愛ファンタジー。ミーシャは皇帝となったリアムを陰ながらに支えようとし、リアムはそんなミーシャの姿にどこかクレアを重ねる。互いに想い、すれ違い、また想い合う…。
私は作者様の作品を今作で初めて読ませて頂いたのですが、もう圧巻の描写力と物語の構成力に読み始めてすぐに虜になってしまいました。どうやったらこんな物語を思い付けるのだろう…、たとえ思い付けたとしてもこのように物語として形を成すことが私には出来るのかな、とそう思わずにはいられない程の繊細で美しい描写でした。
物語は切なくも、美しく、リアムそしてミーシャのどちらにも感情移入してしまい涙ぐんでしまう場面も多々ありました。
まだ、物語は完結には至っていないので、この先もずっと追いかけていきたい、そう心から思える素敵な物語です。
女性主人公のミーシャは、世間では悪い魔女と言われているクレアの生まれ変わり。
本当は悪い魔女じゃないのに…… すでにここで読む人の感情を揺さぶってくる設定。
無垢な子供まで、クレアを悪い魔女として扱う絵本を持っていたときは、胸が締め付けられました。
魔女クレアは生前、弟子の少年リアムを守って最期をむかえた。
そして今世、二人はまた巡り合い、婚約者となる。
相手を一番大切に想う二人なのに、その心はすれ違う。これが本当の「じれじれ」か……!
氷の皇帝リアムや氷の帝国の描写もとても美しいです。
幻想的でロマンチックな舞台で繰り広げられる恋愛が、まるで名作の絵画のよう。
そして恋愛描写だけでなく、王宮にうずまく陰謀や、隣国との戦争に関する作戦もしっかりと描かれています。甘々な恋愛だけじゃない、ファンタジー小説としてもしっかり楽しめる本作、ぜひ読んでみて下さい!
リアム陛下の幼少期が、とにかく可愛いのです。
想像してみてください…銀色に輝く髪色と碧い瞳を持つイケメン。抜きん出た魔力の持ち主でありながら影を持つ、氷の皇帝陛下の子ども時代です。
何事にも一生懸命で、大好きな師匠を慕う幼いリアム陛下。
そんな可愛い彼を愛し、かつての師匠だったのは炎の魔女…物語のヒロイン、転生前のクレアでした。
王族の恋、魔術、魔女、転生…そしてすれ違うふたりの想い。
ラブファンタジーの心惹かれる要素がぎゅっと詰まった作品で、まるでクライマックスが訪れたような序盤から一気に引き込まれました。
氷の帝国という物語の舞台もまた、美しいのです。
それはリアム陛下の力によって維持されているものなのですが、そこには秘密があって…何やら陰謀の香りがプンプン。
炎と、氷。師匠と弟子だったという関係性。
転生後は年齢逆転…全てが正反対の二人がどのように心を通わせていくのか。
好きなのに素直になれない?!陛下とミーシャのジレ甘もたまりません!
第40話からは激甘要素も加わって読み応え満載なので、皆様に早く追い着いていただきたい。
ラブファンタジー好きの心に刺さる、氷の皇帝陛下と炎の魔女の恋物語。
異世界恋愛のじれ甘砂糖がお好きな方にもお薦めです!
悪い魔女の生まれ変わり(今世も魔女!)と、魔女を倒した皇帝のお話に、魔女好きが飛びつかないわけがありませんでした。
それに加えて、両片思い。ありがとうございます、魔女と皇帝の両片思いでしか救われない命があるんだ!
それだけじゃない。
師と弟子。炎と氷。皇帝と小娘。年の差逆転。悪い魔女と魔女から世界を救った英雄。すべてが相反する二人。……いい!好き!!
けれど全部が全部、相反するわけじゃない。
自分のことではなく、人のために頑張るところなど、奥の方では似通ったところがある2人。……尊い!好き!!
悪魔女クレアとの優しい記憶を持つ皇帝リアムは、めちゃくちゃクレアとの思い出を大切にしているし、クレアの生まれ変わりであるミーシャは無茶をするリアムを助けたいと切に願う。
また、クレアが悪魔女と呼ばれてしまう事になった過去の事件にも裏があって……?
そんな2人がどんな未来を手にするのか。今から楽しみで仕方がありません!
それから、今!激甘ターンが来ておりますので(38話くらいから)一気に読んで追いついて欲しいお話です!
悪魔女として有名な「クレア」の生まれ変わりのミーシャと、その「クレア」の弟子だった英雄リアム。
ミーシャに「クレア」の面影があるからでしょうか。リアムがミーシャに向ける言動などは、彼女を通して「クレア」に言っているような気がしました。
それだけ、彼の中で「クレア」の存在は大きいのだと思うと、胸が痛いです。
ミーシャもまた「クレア」としての過去の罪を償いたいと思っています。二人とも過去に囚われているのがよく伝わってきます。
すれ違いながらも近づいていく距離にドキドキしつつ、二人が過去を乗り越えて、リアムとミーシャとして幸せになりますようにと祈りたくなるような、そんな切なさも感じるお話です。
是非、読んでみてください。