20 二度寝

芋の皮むきが終わった頃には大体の使用人が食事を終えていた。

「腰が痛い」

椅子に座って屈みながら向いていたので腰が痛い

「屈んで顔を近づけながらやるからだよ」

そういって新人は食事に芋を片手に食事にいった。

あれは今日の昼めしなのだそうな。

芋の煮っころがし、煮つけ、ばたじゃが、肉じゃが、カレー。

ないな。まぁここのごはんは美味しいから期待はしておこう。


人がまばらになった食堂の椅子を4つほど占領して腰を伸ばしていたら、メイドがやってきて掃除をするといった。

寝ているよりは有意義、ということで結局手伝う。

一通り終わったら料理長とメイドは部屋に戻っていった。日が出る前から出て昼前には終わる。そして昼過ぎまで休憩で夜の食事の用意にでてくる独特のサイクル。

新人はメイドやおばさんの手を借り料理を作ってる、昼飯なのだろう。大変だ。

そんなことを思いながら、食堂の椅子の上で寝た。早起きは農民がやることだ。

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