章末。キャラクター紹介


 黒猫シャルル


 本作の主人公で、その為か設定が大盛りで色々と濃い。


 元は日本の高校生だったが、猫を助けて死亡しそこに偶然に偶然が重なり異世界へで黒猫に転生してしまった。

 碧と紅のオッドアイで二足歩行の軍服猫という何ともまぁ目立つ容姿だったのだが、女体になった事によりそこへ『クールな猫耳美女』、『異国情緒を仄かに漂わせる軍人風のイケメン』の要素が加わり、最早カオス。


 因みに女形態は十代後半から二十代前半辺りとかなり若い。


 性格は基本は穏やかで優しいが、ただ優しいだけでなく、時には厳しくも接することができ、人を正しく評価できる人格者。

 戦闘においては現実主義者な面があり、希望的な観測をする事はあまり無い。


一見完璧超人なのだが、それは彼が理想の自分という像を作り、それを頑張って演じているに過ぎず、根は普通の人間に近い。実は根に持つタイプ。




 本人も気づかない深層心理に、人の営みとは素晴らしい、という変わった思考があり、人の喜怒哀楽を無意識に観察する。


 能力『気品Lv10(MAX)』の影響なのか『吾輩〜である』など、少々言葉使いが硬い。本人は軍人の様な厳しい人に見られてしまう可能性を若干ながら不安視している。


 本と音楽と紅茶を生前からこよなく愛しており、休日はいつも恋人と穏やかに過ごしていた。


 最近、森での生活や敵との戦闘による疲れからか神謹製の煙草を毎日数本だが吸っている。

 本人としては体に良かろうと悪かろうと関係なく煙草自体は自重したいらしいが、その前に精神が破綻しては元も子もないので吸っているとの事。


 匂いは爽やかな花。味はほのかに甘さを感じる薄いミント系らしい。


 愛用している能力は『森の魔女バーバ・ヤガー』。理由としては彼の趣味とも合致し、女状態での魔力消費の少なさや戦闘から普段の生活にまで役に立つからだそうだ。

 その中でも『髑髏の灯火』をよく使っており、今ではアレンジを加え『火の川』なる本来の使用目的では有り得ない技を作り出した。最近では『森の王』も使い始めた。


 第一章


【ステータス】


 個体名:シャルル・ダルタニャン


 固有種:化け猫(猫獣人化)

 ランク:D

 Lv.5/30

 

 魔術:なし


 超位魔法:

【時空魔法 Lv.1】


 能力:

【気品Lv.max】

【回避Lv.6】level up⬆

【短剣術Lv.2】level up⬆

【解体術Lv.2】level up⬆

【銃術Lv.3】level up⬆

【暗殺術Lv.5】new!


 種族能力:

【変化の術 Lv.2】

【立体機動 Lv.2】

【刀術 Lv.6】level up⬆

【人化の術Lv.3】new


 固有能力:

【森の魔女 Lv.max】

【能力閲覧】


 隔絶能力:

【森の王Lv.1】


 称号:

【下位時空神の加護】

【覇王の兆し】new!


 ーーーーーーーーー


【深林公】アトス


 尾を合わせると全長4mは行きそうな巨体に背は赤銅色に黒の縦縞模様、腹と顎付近は白の毛並みの猫科の魔獣。虎に近い見た目らしい。


 もう一つの姿は翼を持つ虎こと、中国神話にて悪神として語られる窮奇である。


 しかし、窮奇状態は戦闘特化で日常生活では向いていないらしくいつもは虎の姿でいる。


 南西の森に住む魔獣の中で最強として君臨しており。名を得た事で『大地』に認められ、【深林公】となった。黒猫を『王』とすれば、深林公は『貴族』といえるだろう。


 性格は基本的に傲慢だが仲間と認めた相手には少し優しくなる。 なお黒猫は別枠の様でかなり優しい。


 元々は別大陸に住んでおり、各地を獣の姿で、時に人の姿で転々と旅をしていた時期がある。


 黒猫との戦闘では手加減に手加減を重ね、壊れ物を触るように接していた。


 唯一使った能力『咆哮』も驚きのあまり思わず使っしまったらしく本人曰くクシャミ。本来はもっと威力があるとの事。

 故に能力や実力は一切判明していない為未知数だ。

 今後彼が本気を出す相手が現れるのかは分からない。


 個体名:アトス


 神霊種:??

 ランク:??

 Lv.??

 

 魔術:

【風魔術Lv.max】


【unknown】


 超位魔法:

【unknown】


 能力:

【気品Lv.5】

【回避Lv.max】

【unknown】多数


 種族能力:

【変化の術 Lv.max】

【立体機動 Lv.max】

【咆哮Lv.max】

【unknown】多数


 隔絶能力:

【深林の公爵Lv.max】

【雷帝Lv.max】

【unknown】複数


 称号:

【森の守護者】

【unknown】複数


 ーーーーーーーーー


 シルバ・ファーロード


 白髪頭に髭をたくわえ、白いシャツにスラックスを着ている謎の多き老人。

 転生者で地球の事を知っており、こちらの言葉に訛ってしまってはいるが、今でも日本語が話せる。

 趣味はお茶と本と花。中でも本が好きで、同じ転生者としてのシンパシーも手伝ったのか黒猫とウマが合い、意気投合の末に数時間も休みなく喋り続けた。


 性格は温和。昔に人に教える仕事でもしていたのか、どこか教師然とした雰囲気を持っている。


 戦闘能力は極めて高く、全力のアトスを相手に勝率十割を記録しているが全盛期、つまり若い頃ははもっと凄かったらしい。



【ステータス】


 個体名:シルバ・ファーロード


 種族:人族

 Lv.??

 職業:?

 

 魔術:

【全属性魔術Lv.max】


 超位魔法:

【創造魔法Lv.max】

【unknown】多数


 能力:

【気品Lv.4】

【回避Lv.max】

【剣術Lv.max】

【unknown】多数


 隔絶能力:

【unknown】複数


 称号:

【unknown】複数


 ーーーーーーー


 クグロ


 紫色の肌が特徴の紫族のゴブリンの長の息子。ゴブリンの中でもかなりの大柄でゴブリンの通常の平均身長が130センチメートルに対して、クグロは何と160cmもあり、天才的に頭が良く最早ゴブリンとは言い難い。

 因みにだが、ゴブリンの名前の風習で、名前二文字、苗字一文字というものがある。

 故に、クグロの名前は『クグ』が名前で苗字が『ロ』であるから本来の表記は『クグ・ロ』となるが、皆繋げて言うためクグロとなっている。

 因みにこの事は黒猫は知らない。




 友はヒビセであり、他のメンバーであるシジキとサザネは実は一つ下で、クグロ視点から彼らをわかりやすく言うと必ず部活に一人はいる無駄に図々しいフレンドリーな後輩。


 もちろん彼らは上下関係の薄いゴブリンなのでそれが普通なのだが、クグロの部下達が人間ならば社会に出て怒られるタイプである。


 趣味はない。というよりも生活が苦しすぎて作れなかったというのが正しい。

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