猫目 青

＜KAC20201参加作品＞ 友人の達也と僕は、果てしない時間のループを体験していた。大学の卒業式が終わると同時に、四年前の入学式の日へと戻ってしまっていたのだ。 今回は都合十度…

その昔、山合の人里離れた苫屋に、ひとりの研師《とぎし》が暮らしていた。 　彼の元には、四年に一度の花の頃、ある男がやってくる.....

人類史上に燦々と輝ける「裏切り者」。その名はイスカリオテのユダ。 その真意と神の救いを書いた、聖書文学の先駆け、その伝説の処女作。

【あらすじ】 西暦2100年2月28日正午――。 その日、男はある苦悩を抱えていた。 カクヨム四周年おめでとうございます！ KAC2020 ～カクヨム・アニバーサリー・チャン…

──ハロウィン。 トリックオアトリート。 『お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ☆ 』 気弱なパンプキンは人間を驚かせることが苦手でいつもいじめられていた。 前編はそんな…

月面都市ネオジャパンが舞台。研究開発機構アナルハイル社の上級研究員ユキト・スメラギは恋人のエリカ・ディードライトに結婚を迫られていた。月面都市のカフェテラスでユキトは自らの思い…

どんなにお腹が空いていても、それを食べてはいけない。何故なら、もう戻れなくなるから。 でも、君はいいんだよ。 お腹がいっぱいになったらあの汽車に乗りなさい。

「夜が暗いのは、世界が大きな天蓋に覆われているからよ。月はね、天蓋に空いた小さな穴なの」 人生に疲れた僕は、生きる場所を求めていた。 人生を渇望する君は、死ぬ場所を求めていた…

にゃべ♪の日々徒然からカクヨム関係の部分だけに特化して日記として独立させました。 相も変わらずテキトーに思った事をホイホイと書いていこうと思います。 全て個人の感想なので用法用量…

とある文明の進んだ星。 そこは、(超)能力至上主義が宣言され、 『異(超)能力』があることがステータスとなった。 親や大人達によって子供達は『能力開発』され、歪んだ大人達の欲望に…

幼い頃に出会った少年との再会を夢見て、独学で白魔法を学んだレフィスは冒険者ギルド「フレズヴェール」の門を叩いた。 ギルドマスターからは冒険者に向いていない不名誉な称号を与えられ…

　転生した高姫星理愛は冴えない冒険者として過ごす内に仲間と共に全滅し二度目の転生後、セリア・シトルークとなる。 　一度目はＲＰＧのような世界だったのに対し、今度の世界は魔法が使え…

「伝えたいことがあるから病院に来てほしい」 苦しそうな友人からの電話を聞き少女は病院へと急ぐが、その言葉を聞くことはなく友人は病で亡くなっていた。 数年後、少女はある男性か…

一人の青年が、夜行列車に乗っていた。 そこへ突然、一人の女の子が乗り合わせる。 女の子は青年に、紙とペンを貸してほしいと頼んできたが、 彼女が書き出したのは、意外なものだった………

二分以内に読み切れます。 どうぞ、よろしく。

犬好き高校生、犬飼剛が柴犬だらけの異世界に召喚されて柴犬をもふもふナデナデして救う！！（それ以上はない） 「しょうかん、成功したよ～」 「わーい、本物の人間さんだ～」 勢いで…

蒸し暑い夏の午後、しなやかな素足に藍の鱗。 柔い生地のワンピース。締まった膝頭に絡みつく美しき蛇。 僕の頭に焼きついて離れない、遠い日の情景が夏ごとに甦る。 藤香。君の蛇は健や…

注意！！！ 作者受験生につき更新が滞ります！！ほんっとごめんなさい！！！！ *キャッチコピー募集中* ──詩抄少女 　それは例えば、意思を持った著作。 　それは例えば…

「西の果ての島国」の首都の学院生徒・リアン少年は、同学院の研究部にやってきた学者「コナル先生」と出会い、そのいざないによって、コナル先生の郷里である、辺境の古代人の隠れ里「ホイル…

自称天才呪術者の芦屋満夜は、蔵の中から謎の箱を見つけて、我が力とすべく銅鏡の封印を解き放った——！ 怨霊が宿る銅鏡を使い、オカルト研究部部員を増員しようと企む満夜だが———— …

　古事記の神代は、創造だけではない。 　神となった人々のリアルに迫る❗ 『国譲り』の裏側の人間ドラマ。 　歴史マニアの捏造古代史、行きます！

ローマ統治下のブリテン島で、ブリトン人の少年アンテドリグは、黒人との混血の少女ヤムシラと出会う。林檎がイギリスに初めてもたらされた頃のお話。

【あらすじ】 遠い未来。 一部の特権階級はAIによって自動化された「天国」ヴァルハラに暮らしていた。一方、戦争によって汚染された地上には、不要者とさげすまれる老人たちが、わずか…

二十年前に始まった、喫煙者たちを厳しく罰し、禁煙させる法案『喫煙者処置方』により、世界にいる喫煙者は残り六人となった。その残り少ない喫煙者・小峰は、日本に住む喫煙者で元上司の美村…

　脳梗塞で4ヶ月も入院。退院後3ヶ月が経過し、どうにか病状が安定してきたので、リハビリの意味をこめて日記を書くことにする。 　この病気に苦しんでいる人たちに希望をあたえたい。この…

大学生の小春は親に嘘をついてイギリスへ向かう。言葉の通じない国にひとりきりという不安を抱えながらも観光をし、そして初日の夜、レストランで一人の日本人女性と出会った。 ロンドンで邂…

王からの勅命を受け、女騎士リーベは不死の魔術師『屍王（しかばねおう）』を討つため、『彷徨える魂の迷宮』の最下層へと下りていく。 しかし、屍王とは、魔術師となったリーベの幼馴染みカ…

少女チェントの波乱の生涯を書く、剣と魔法のダークファンタジー。 親を失った幼い兄妹は、２人きりで生きねばならなかった。 兄は、日々の苦しさと怒りを妹にぶつけた。妹はただ耐え忍ぶし…

彼女は俺に言った。 このすき焼きを食べることで、私はヒクソンにも勝てるようになると。 俺は彼女の言葉を信じ、彼女が犯してしまった罪を共に背負い、その他人には理解されない心の全てを…

　キィ・ハレスプールはごく普通のメイドである。 　が、何故か自称・勇者様に気に入りられ、お供として世界を旅することになった。 　華麗なる冒険者メイドへのクラスチェンジ……は良かっ…

　雨上がりの夏の夕暮れ時、ツカサの前に現れたのは家出してきたという親戚の女の子サヤ。 　サヤに振り回されつつ保護したツカサは、成り行きで彼女を預かることになった。 　二十年以上…

もうすぐ結婚三周年を迎える俺は仕事の帰りに紀文堂という雑貨屋を見つける。 その店の店員からもらったアイテムのおかげで過去二回、俺は願いを叶えてきた。 しかし、三回目はアイテムをも…

　主人公の和樹は大学生時代に香奈子に一目惚れして、付き合い始めた。 　仲の良い二人だったが、就職活動や卒業研究の忙しさの中ですれ違い、別れてしまう。 　「婚約指輪は青いサファイア…

自分の勉強用に、他の方が立ててくださった自主企画に便乗するかたちで数十作感想を書いていました。 その結果いくつか気になる点がまとまったので、上から目線でなんか書いてみます。 あ…

　『夏企画を中止します』 　お知らせが拡散されて、対応に負われるミチル企画運営陣。 　お知らせは間違いなく主催ミチルのアカウントから行われていた。 　この謎を解くべく、ミチル企画…

ごく普通の中学二年生の俺は、学校で『異世界山田』なんて呼ばれている。 学校ではすっかりイタイヒト扱いの俺だが、実は正真正銘、異世界から来た異世界人だ。 でも、俺の話なんて誰も信じ…

人類滅亡後のアメリカ合衆国　マンハッタン。 最後の人類となった少女。彼女は相棒であるロボットと、旅に出る！ 爆走する装甲車！　轟く対物狙撃銃！　そして、世界を終焉へ導いた敵！…

　二〇四四年のアメリカ。小説家であり、投資家のアラン・マクラーレンは「意識」をデータ化するプロジェクトを立ち上げる。研究員にはその道の精鋭が世界から集まり、国際チームを形成、疑似…

ある平日、ロジャー・ブライトが三時のおやつとして食べた娼婦は、思いの外、豊かな味わいを彼に与えた。その娼婦を抱いている間、灰色だった男の日常は七色に輝いていた。 舞台は停滞感が…

定頼は見目麗しく明朗で、そのうえ機転が利く子だった。 苦労なんて無縁だし、とにかく楽しく生きていたい。 みんなにも笑ってもらえたらいい。 いつだって、そんなふうに考えていた。 …

僕は大切なものを失って、山の中の工房にフクロウを彫りにやってきた。そこで、出会った女子大生と一緒に木彫りのフクロウを作ったってだけの話。 僕らはこれからの人生をどう歩んでいけば良…

つきいろのがんきゅう ちょっと百合ちょっとSFちょっとミステリー　 およそ30000字ほど 追記 2019.6.06　改稿しました。 2020.11.06　改稿しました。

<カクヨム3周年記念選手権 7日目お題> 人間のしがらみから解き放たれるため、僕は自身の肉体を捨てることにした。 人工知能との融合で、僕は新しい目を、新しい生を得るのだ。 お題…

銀色の髪と、青い瞳を持つ者は『災厄の魔女』と呼ばれていた。 そんな世界で生きる、少女の物語。

簡易タイムマシン「ループボタン」が開発された。 キャッチフレーズは、「あなたの楽しかった一日を、もう一度過ごしてみませんか？」 一回使いきりで、24時間前に戻れます。お値段たった…

遠い遠いその昔。 里には人が住み、山にはあやかしが住んでいた。 光の下を好む人間たちと、闇の中にだけ在る者たち。 混ざってはならない。 決して、決して──。 朝と夜の隙間に、お…

大学生カップル、祐と由梨。今日は初めて由梨の家にお泊り。スーパーで何を買おうかな？

草むしりしていて、うっかり地中に落ちてしまった京子。 地上は遥か上で、上れそうにない。 だが京子はいつものように、さほど悩むこともなく目の前の横穴に入っていく。 果たして京子は無…

満月に近しい月は白く、恐ろしいくらいに外は明るかった。