これはなんの和歌だろうと思うほどの美しい文の並びに冒頭からうっとりしっぱなしです。
うっとりしつつもハイレベルな文学に私にはちょっと難しいかもと読み進めていきます。
(だって魑魅魍魎とか出てくんの、書ける!?画数なんぼだよっ!)
ちなみに小タイトルの付け方がすっごい好き。
すっきりまとまった上に読んだ後に腑に落ちる感じ。
洒落てます。
人の子とあやかしの仔――。
光と影のように違う道を生きる二人がそれを理解し、それでも近付く距離。近付く心。
美しく的を得た描写説明で短い文なのに二人の距離が縮まっていく様がとてもよく伝わります。
そんなんでいつの間にかストーリーにも惹かれてさらに読み進めていきます。
そして、起承からのここに来ての「転」!
まさしく急「転」開!
最終的な感想は……
ええええぇぇxーーーおいおい続きはぁあああぁx!
もっと読みたいよぉぉぉ!続きがぁぁぁ!
えっ!?なにこれ!?完結済みなの!?
いやいや続きでしょーこれはぁぁ!!!
と、取り乱しましたとさ。
作者様に続編を強く希望します。
とても美しく、とても魅力的な物語でした。