概要
天狗の仔と、人の娘の物語。日本語の美しさを見つめ直す一万文字。
遠い遠いその昔。
里には人が住み、山にはあやかしが住んでいた。
光の下を好む人間たちと、闇の中にだけ在る者たち。
混ざってはならない。
決して、決して──。
朝と夜の隙間に、お互いの居場所を見つけようとも。
里には人が住み、山にはあやかしが住んでいた。
光の下を好む人間たちと、闇の中にだけ在る者たち。
混ざってはならない。
決して、決して──。
朝と夜の隙間に、お互いの居場所を見つけようとも。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!続編を希望します!!!
これはなんの和歌だろうと思うほどの美しい文の並びに冒頭からうっとりしっぱなしです。
うっとりしつつもハイレベルな文学に私にはちょっと難しいかもと読み進めていきます。
(だって魑魅魍魎とか出てくんの、書ける!?画数なんぼだよっ!)
ちなみに小タイトルの付け方がすっごい好き。
すっきりまとまった上に読んだ後に腑に落ちる感じ。
洒落てます。
人の子とあやかしの仔――。
光と影のように違う道を生きる二人がそれを理解し、それでも近付く距離。近付く心。
美しく的を得た描写説明で短い文なのに二人の距離が縮まっていく様がとてもよく伝わります。
そんなんでいつの間にかストーリーにも惹かれてさらに読み進…続きを読む