天狗ロミオと人ジュリエット

山の妖と里の人間との交流を描いた物語ですね。
一大絵巻の序章といった感じ。短いお話で、この後の物語を想像する余地も含めてひとつの作品と言っていいでしょう。
味わい深い文章のおかげで、日本的な「わびさび」が感じられますねぇ。それ故に、物語がこの先どうなるか多くを語らないというところに美を感じます。これを幽玄と呼ぶのでしょう。
この良さがわかったらキミも大人だ。

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