猫目 青

銀髪碧眼の美少女『オオカミさん』こと大神凪沙（おおかみ なぎさ）は学校で知らぬ人のいないヤンキーギャル。そんな彼女のとある秘密を「耳」にしてしまった古日辻朝陽（こひつじ あさひ）…

「わたし、青い金魚を造りたいの」 そう語っていた私の恋人は肺から水媒花を咲かせて死んだ。 火葬のあと、骨壺を確かめると恋人の骨は青い金魚に変わっていた。死んだはずの恋人との奇妙な…

この世界には、本を『産み出す』『呪産師』という魔法使いたちがいる 本の『出産』に立ち会い、新たなる本を作り上げる彼らは現代の錬金術だった 『僕』にはフラれた想い人がいた …

龍人の父と人間の母の間に産まれた半龍人のシルヴィア。 彼女を巡ってくり広げられる人間模様と愛情のゆくえとはー

魔女・アンバーは相棒の人型自立機械・ジィナとともに、宛先のない手紙の受取人を探し出す魔法を操る手紙屋だ。 『イカイ』からの侵略を受けて荒廃したセカイで魔女が送り、贈り、葬送り届け…

【カクヨムコンに伴い続編】家族から絶縁され、都会でひとり生きている東条あやめ。 食っていくための仕事が見つからず、絶望感のなかで東京駅を彷徨っていると、鈴の音に導かれるように異世…

　魔王が封印されて、二〇年。 　国境近くの山間の集落の外れに暮らす天涯孤独のシェーラ・マークス。甲冑〈パパ〉の力を借りながら、ひっそりとエンバーマーとしてどうにか食いつないでい…

【カクヨムコン10参加作品】 1998年コソボ紛争に参加し、大きな武勲を上げ、陸軍スペツナズから連邦保安局【FSB】へ転属したジェミヤン。 コサックの戦士として育てられ、常に周…

「なぁ、春休みにバイトして、その金で童貞を卒業しないか？」 そんな悪友の提案を蹴って迎えた高校二年の春、周りはみんな童貞を捨てていた。 行き遅れてしまった主人公は慌てて初体験を済…

コーランに登場するイスラム教の妖精ジンの歴史を「呪われた詩人」アルチュール・ランボーや「マレーの虎」ハリマオのエピソードにからめて語るエッセイ風歴史怪談。一話完結2600W。

※カモガワ奇想グランプリ一次選考通過作 魔女が語る６つの幻想都市と、彼女の切なる願いについて。

仕事がうまくいかない。いつもなら問題なかったのに。 だから病気を疑って病院に行ったのなら「妖精」が処方された。 ※他のサイトでも公開しています

来見愛理は未来を夢見る力を持つ。 アパートの隣に住む成海千聖は愛理が見た不幸な未来を変えるべくいつも協力してくれる。 中学校に上がる前に親同士が再婚を検討することになり、愛理たち…

現在、コツコツ執筆中のスチームパンクファンタジーの小話です。

芸術。それは、もっとも原始的で、もっとも尊ばれる祈りのカタチ。 人を突き動かす、信仰のもたらす、創造の御業の模倣。 様々な小さな祈りを、あなたと共に。

　この世は眠り続ける神獣の夢の中である、と伝わる世界。 　そこで繰り広げられる、あるいは語り継がれる、いくつかの物語。 　物語に登場するのは、この世に降り立った神獣の現身（うつせ…

敵将を愛してしまった玉兎の葛藤と立身出世を描く中華ファンタジー！　 玉兔は亡国の王女。国を滅ぼされ敵国、「興」へと将軍、陶雄元に連れて行かれることに。生き残ったのは「九つの太陽…

【前回までのあらすじ！】 　私、相田愛！　中学二年生。両親は海外で働いているから、おじいちゃんと二人暮らし。 　ある日筋肉の妖精『ホルモン』が現れて、怪物ゼ・イニクを倒す筋肉戦士…

30歳からシナリオライターを目指して3年４か月 シナリオセンター大阪校を経てのデビュー その過程を綴っていきます ※注意： ぶっちゃけ、仕事の合間の息抜きに書くので、何も考えず…

この暗く広く寒い宇宙で、僕は小惑星に花を植え続けている。レゴリスの隙間に、誰が見るかもわからない、たったの一度も人の手のぬくもりを知ることもないかもしれない花を。 2024年3…

「牛車って遅くね？」 　時の帝の命により、遠い異国より連れてこられたバッファロー。いよいよ牛車を取り付けるという段になって暴走したバッファローは群れとなり、全てを破壊し内裏へ向け…

「ふぁ!?」 　思わず変な声が出てしまった。 　パンダだ。体長二メートルほどもある大きなパンダが、二本足で立っいた。そして片手で、アタシのお尻を触っている。 「よっ！」 　そう言…

文芸部員、芽金大樹はすばらしいものを持っている。 その存在は、制服のズボンを飛び越えて私の心を強く揺さぶるの。 KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ …

汎用携帯人工知能《General purpose mobile artificial intelligence》。様々な用途で用いられ、主として人間の生活をサポートする装置である…

あなたは、どちらが真実だと思うか。 なんちゃってミステリーです。 フォロワー様に捧げたいけど、住宅の内見も法律もわかんない…。「現実的じゃねえよ！」だったらごめんなさい。

天才空間設計士、「兎・リシュー・姫路」とふたたび仕事をすることになった僕、「稲荷・F・紺」は、バース動物園のバースペンギンを喰う謎のペンギン群体、その調査と解決を担当することにな…

創作シリーズ含むSSです

インターネットが普及しAIが発達した社会で、創作活動にAIを組み込むと何が起きるのか。AI創作は善か悪か。これは、どこかの誰か、AIと共に創作に生きる人々の話ーー

東京教区内のどこか。 気の合う2人の女性、野ばらと百合愛の2人は勉強熱心なカトリック教徒だった。 しかし、こと百合愛の圧倒的知識量でバカスカ金的する物言いと、知識はないけれどもよ…

カクヨムWeb小説短編賞2023【短編小説部門】 　☆短編特別賞☆を受賞致しました 昭和二十年、京都、夏。売れない小説家の男――『私』は風に飛ばされた原稿を追いかけて侵入した洋…

これは明治六年になる京都の恋物語。呉服問屋の若旦那が見初めたのは、別の呉服問屋の一人娘で、今でいうところのロミオとジュリエットのような境遇だ。ひそかに想い合う二人。待ち合わせをし…

「来て」 そう手を引いてくれたのは、アキラ先輩。 中性的でクールなオーラが魅力的な憧れの先輩には、秘密があって―― 赤い糸（物理）から始まる淡い学園百合物語。

初恋の相手が、死んでいた夏。それは、かつての"白い眩しさ"を探す夏になった。"理想の夏"を探す夏になった。僕はそれを求めて、あの田舎へと帰省した。 "四年間の贖罪"をする夏にも…

王の象徴たる玉座が王宮から逃げ出した！ それを追う４組の追跡者たち。 革命児ウェス。 北の女領主レイゼル。 将校ベイリー。 奴隷出身の商売人ガラッド 群雄割拠の乱世。王国を手…

眠りについた人類は戻ってこない。地球に取り残された少年は、自分は何者なのかという問いを抱えたままたったひとり生きる。人類を眠りにつかせた原因である食物テロのために地上の食糧は限ら…

1日の睡眠時間は１４時間。 本当は２０時間は眠りたい探偵・東伯カイリはいつもパジャマ姿の一風変わった男。 探偵であり警察の捜査協力者であるカイリが自身の夢の中で、もう一人の自分と…

未来技術の最前線で、感情を持つAIとの共存は、人間にとっての新たな挑戦であるか、それとも禁断の領域であるか？若き天才工学者・美咲の前に現れたのは、自らの手で生み出したAI──ヒュ…

私、アニエス・ミュレーズは冤罪をかけられ、元婚約者である皇太子、義弟、騎士を連れた騎士団長、それから実の妹に追い詰められて、同じ日、同じ時間、同じ崖から転落死するという人生を繰り…

今日も殺人は行われている。 私の見えない所で、私の知らない所で。 そう思っていたのに……。

高尾一真は高校生になるまでずっと『ぼっち』だった。 そのことに不満を持ったことはない。多分これからもその状況を受け入れて『ぼっち』でいるはずだった。 が、高校生活二日目、そんな一…

海道美好は毎日のように何かしかでこける人間だ。原因は主に坂。おかげで愛車のママチャリは常に満身創痍、自身も傷だらけだ。 「あー、またこけた。最悪だ」 最早口癖と化した台詞を呟き、…

二◯二二年、三月十二日。 林真記介は三十四歳の誕生日を迎え、旧友の結婚披露宴の場で高宮万里の死を知る。 十一年前の震災で行方不明になったという万里は、真記介の高校時代の親友で、と…

ギリシア神話のエピソードを新翻案。 以前にラ研企画に投稿した短編です。 マグネットにも同作品を投稿しています。

超高級高齢者向けマンションで人生の最後を謳歌する、姫子。 その姫子が年一回だけ、たった一人だけで夕食をとる日がある。それは八月のお盆の、花火大会の日。 専属の家政婦である御厨えみ…

　古代エジプトが舞台ですが、ロボット（スーパーロボットより）のSFです。 　紀元前527年、大帝国ペルシアの脅威迫るエジプト第26王朝（サイス朝）末……歴史から忘れ去られた超古…

「こちらは新たな世界の舞台です」 「役者と夢を作りましょう」 「台本をお渡しします」 　本作は舞台役者達の物語です 「体感を舞台にします」 　主役の佐祝（さいわい）ソウは台本を…

【ネット小説大賞11一次選考突破作品】 「光あれ。どうか貴方の旅路に、万軍の加護があらん事を」 「タットワの技法」と呼ばれる都市伝説を試し、神々の実在した世界に飛ばされた主人…

作者の私が実際に体験した怖い話を、百話語ってまいります。 私の体験だけでは百に届かないかもしれないので、知人から聞いたお話も含みます。 一日一話、百日で百話の百物語が完成しま…

高校受験を終えた中学三年生女子、北原（きたはら）麗央那（れおな）は中華風の異世界に転移してしまう。 ガリ勉して得た知識を上手く活用し、転移先の小さな村やその後に行く後宮で一目置か…

エッセイ集「世界を巡るシーン」の覚書の延長で日常に溢れる樹木や草花については膨大な量なので、こちらでコラム風にまとめることにしました(不定期更新) 経緯についてはエッセイにも書き…