★
0
概要
コソボ紛争の英雄は弱き者を守る戦士か、体制を守る闇の処刑人か
【カクヨムコン10参加作品】
1998年コソボ紛争に参加し、大きな武勲を上げ、陸軍スペツナズから連邦保安局【FSB】へ転属したジェミヤン。
コサックの戦士として育てられ、常に周囲から天才だ、さすが首領【アタマン】の息子だ、と称賛を浴びてきた。
「彼らは私の血が滲み泥を啜る、醜い過程を見ていない。私は凡人に過ぎない。父の導きがなければ、ただの小僧だったのだ」
コソボ紛争で保護したセルビアの少年を見て、今迄以上にそう思う様になるが、誰にもその苦悩がわからなかった。
軍から保安局【FSB】へ転属してから、同僚のワーニャと出会い、少しずつ本来の自分を出せる様になる。
転属後の生活にも慣れてきたある日、モスクワで世界を震撼させるテロ事件が起きて……
力を持つ戦士として、弱者を守り悪を倒すのか。
1998年コソボ紛争に参加し、大きな武勲を上げ、陸軍スペツナズから連邦保安局【FSB】へ転属したジェミヤン。
コサックの戦士として育てられ、常に周囲から天才だ、さすが首領【アタマン】の息子だ、と称賛を浴びてきた。
「彼らは私の血が滲み泥を啜る、醜い過程を見ていない。私は凡人に過ぎない。父の導きがなければ、ただの小僧だったのだ」
コソボ紛争で保護したセルビアの少年を見て、今迄以上にそう思う様になるが、誰にもその苦悩がわからなかった。
軍から保安局【FSB】へ転属してから、同僚のワーニャと出会い、少しずつ本来の自分を出せる様になる。
転属後の生活にも慣れてきたある日、モスクワで世界を震撼させるテロ事件が起きて……
力を持つ戦士として、弱者を守り悪を倒すのか。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?