いいラブコメでした!!正反対なタイプのぼっちの高校生の男子と女子。どちらも不器用だなぁとほっこりしつつ、空回り続きの友達づくりの奮闘ぶりを応援ではなく、「お前らもう付き合ってるだろ(笑)」と何度ツッコんだことか。傍から見たらデキてるのに、本人たちは気づいてないのは、恋愛モノの王道なので、ストレスなく思う存分楽しませていただきました。オススメのラブコメです!!
勢いだけで空回りするぼっち此花さんと、エネルギーゼロのぼっち高尾くん。二人が「友だち」になろうと奮闘するお話。中盤から漂う「こりゃなんかあるぞ」感!読み進めてそして……やられたー!となりました。友だちを目指していた二人だけど、最後にたどりついた関係は……!?
NTRもハーレムもなし。不器用な高校生男女が少しずつ近づく過程をていねいに描く青春小説です。こういうのがいいんですよ。必死になるが故のすれ違い。思いやりからの勘違い。そこを越えたからこそ実る――友情!? そうなの!? いい加減にしろ、お前らァッ!!随所に散りばめられたネタも楽しく、文章も安定。するする読めました。ほんわかラブコメとして、おすすめいたします!
なんだこれは? なんだこのエロスもおバカ成分も無い甘酸っぱい青春作品は?この作者の作品を何作も読んだ方なら、ご周知であろうが、基本、おバカ寄りでエロスなコメディが多い。ところが、今作は変な物でも食べたのか、どっか頭でも打ったのか、至って正道、ありえないほど青春を地で進む展開ときた。本当に当人が書いてるのかと目を疑うが、文体やオチの癖が当人だから困惑するしかない。ああ、甘酸っぱい、二人の距離感の模写がまさに青春を行っている。